
Slipknot
昨日のアーカイブです。
デビューから注目され、いまだにトップを走り続けるバンド。
1999年に1stアルバム『SLIPKNOT』を発表する。
ちょうど僕がコースケ達とツインテールを結成したときである。
初めてスリップノットを聴いたのは恐らく伊藤正則さんのMUSIC GUMBO TUESDAYだったのではないだろうか。
日本のメタルファンにいきなり受け入れられたかと言われると、微妙な感じだったと思う。
比率で言うとハロウィンなどのジャーマンメタルやアイアンメイデン、ジューダスプリーストなどの旧来のメロディセンスが光るヘヴィメタルを好む人が多いので、いわゆるニューメタル勢やヘヴィロック系にくくられることが多いスリップノットが諸手を挙げて受け入れられた記憶はない。
ただ、今までメタル(ここでは激しい音楽と言っておく)を聴いたことがない人には大いに受け入れられた。
それがまた旧来のメタルファンに余計に受け入れられなかった原因になる。
そんなことも今は昔、すっかりメタルファンもそうでない人もスリップノットは勝ち取っている。
未だにメタルファンの人でスリップノットを聴いたことがない人がいますが、最初は3枚目ぐらいがいいかと思います。
1stはまだいけるけど、2ndはかなりヘヴィで受け付けないかもしれない。
「サボるな!新人来い!」の空耳でおなじみ
GHOST-STREAMINGで話すために聴きなおしたり調べたりすると、その活動は実は順風満帆ではなかったようだ。
人間4人以上集まって仕事すれば、何かしら問題は起こる。
スリップノットは9人。そりゃ揉めるわな。
メンバーの死、金銭でのトラブル、宗教上のことや家族のこと。
バンドが抱えるであろう問題を確実にクリアしながら現在進行形で活動するバンド。
最大級の敬意を持たざるを得ない。
激しさも演奏の上手さもメロディもカッコよさも全部ある稀有な存在。
彼らを『ニューメタル』という括りでとらえる人はもういない。
彼らはジャンルを実力で超越したグループである。
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