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「模倣」をちょい読み

「模倣」と言っても色々と分類があるわけで、

「mimicry」:相手の行為の目的を理解せずにその動作を再現する。「imitation(真の模倣)」:新奇な行為をその行為や動作の形態・行為の背景にある意図を理解して再現する(Tomasello, Kruger & Ratner, 1993)。

また模倣を「他者行動の理解」という観点から分類していくと、

mimicry,emulation,goal emulation,imitationの4つに分類されます(Carpenter M, et al. Dev Sci 2002 ; 5 : 22-4.)。

しかしながら、そもそも「模倣」を「する/しない」は相互作用間の共感や社会的な文脈により変化するものです。自他の理解や他者と共感的な理解が弱いとか。

で…最近は発達過程において子どもが模倣する前に、大人から模倣される「逆模倣; being imitated:大人が子どもの動きや音声を模倣する」が初期のコミュニケーション行動の支援において大事なんじゃないかと勝手に思っています。

赤ちゃんにご飯あげたり、おもちゃで遊んでるときに、何気なく赤ちゃんが行う反応に養育者は「うーん、おいしいねー」とか「ブーブー動いてるね」とまねっこしたりしますよね??それです!!

自然にできる人は上手だなぁといつも思います。基本的に表情や感情に抑揚がない私みたいなタイプは、ぎこちないです…。

ASD児等の療育支援において、この姿勢・動きを模倣してもらおう!って前に子どもの遊んでる動きをまねっこして、「おっ!なんかおもろそうやん」て認識/気づいてもらうことから始めています。

思いついたら、また追記して書こうかな。


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