久しぶりの投稿です。何から書いていいのやら…ですが。。
6月に世帯を1つにする引っ越しをしてから、早いもので5ケ月が経ち、夫婦二人の生活にも慣れてきて、一日の時間割は家事以外のほとんどを絵本を作ること、絵を描くことに費やしてきました。
先日描き終わった絵本を、今日ようやく応募先へ送ることができ、今日までの出来事をnoteに書き記しておこうと思います。
絵本作家になる!画家になる!
今年の3月ごろ、引っ越しでバタバタしながら考えていたことは、新天地での生活。
1年で転勤の可能性があること、会社勤めは自分には向いていないと分かったこと等から、これを機に、自宅で好きな「絵を描くこと」と「絵本を作ること」に専念しようと「絵本作家になる・画家になる」と自分に言い聞かせていました。でも、ちょっと恥ずかしいので、声には出さずに、自分の心の中で呪文のように呟いていたのです(笑)
そんな中、ありがたいことに「オーダーメイド絵本」や「絵本のようなカタログ」などの制作のご相談を承り、少しずつですが、絵と物語を形にさせていただいていました。喜んでいただけたことへの嬉しさや達成感はもちろんありました。でも、今だからこそ描ける自分自身の絵本を作ってみたいと考えるようになっていたのです。
そうして約3ヶ月、シナリオからページ構成、下描き色付けと段階を踏みながら絵本を作り上げて、公募サイトから出会ったコンテストに、今日作品のコピーを発送した!という流れです。
絵本作家になりたいと思ったきっかけ
そもそも、絵本を作りたいと思ったのは、子ども達が幼稚園の頃から「絵本の読み聞かせ」のお母さんたちのボランティアがあり、そこで「絵本」を読んでいると、自然と子どもたちが集まってきて、物語に引き込まれていく様を体験したことなのです。
ゲームや漫画でももちろん子どもたちは集まってきますが「絵本」には、ゲームや漫画にはない世界観があって、紙の本から伝わる優しさや、「お膝にだっこ」になりやすい魔力、物語に読み手と聞き手が入り込める一体感など、すごい力があるんだなと感じています。
絵を描くことが嫌いではなかった私は、その読み聞かせボランティアを通して「手作り絵本」や「手作り紙芝居」のワークショップに参加して、作品を作る体験をしました。もうそれがドはまりだったのです!!
初めての絵本出版体験
そんな読み聞かせボランティアで体験させていただいた制作の流れで、ある公募(文芸社ビジュアルアート)を見つけて、大賞とったら、賞金と書籍化、Amazonでの販売可能というニンジンに目がくらみ、こともあろうに「応募してみたい」と思ってしまったのです。
そこでいただいた賞は「審査員特別賞」でした。書籍化のお話をいただいて舞い上がる気持ちでお話をすすめ、どうにか、絵本「夢の花」を出版。正に夢がかなった瞬間でした。
しかし、製本された自分の作品は、だれが見ても改善点の多い欠点だらけの作品で、いや、これで終わってはいけないと思ったのです。
「世界に一冊の手作り絵本」ワークショップ
そうはいっても、絵本を出版できたことは大きな喜びでした。
絵本を1から作る過程を学んだ経験を生かして、この感動をもっと多くの人にも体験してほしいと思うようになり、ココナラに出店したり、小学生を対象にワークショップをやってみたりしました。
絵を描くことが好きな子、そうでもない子、物語が面白い子、字が上手に書ける子など、個性あふれる作品がたくさんできました。自分の作品をぎゅっと抱きしめる姿を見ると、ワークショップやってよかったな~思います。
その後も引っ越しがあったりして、活動は10年ほどお休みし、2018年から再開しました。2020年には、大人の方向けの絵本を作る教室もさせていただきました。絵を描くことに慣れていただくところから始めて、1年を通して1冊のオリジナル絵本を作りました。
この経験は、受講生さんとの関係も深まる、本当に貴重な時間でした。
そんなこんなで、今年の6月に又してもお引越し。。
新たな地域でもワークショップやりたい!!って意気込んでみたものの…
今年度の予定はすでに組まれた後で、次年度の講座申し込みまで待つ…。って流れで、これからその準備に入ろうかと思っています。
今回の作品はまだ発表できなくて…
今回応募した絵本は「非公開の作品である」ことが条件のため、絵や物語をお伝え出来ません。内容は、今の私だからこそ描けるもので、途中悩んで何度も書き換えて、答えが見つからず挫折しそうになったりしましたが、呪文のように唱えていた自らの「絵本作家になる・画家になる」この言葉に励まされ、そうだ!私は絵を描いて生きていくんだ!と軌道修正しながら作った作品です。本当に完成出来てよかった!!
「ひとりじゃないよ」「助けを呼ぼう」「生きていることに価値がある」
そんなメッセージを込めています。
これって、ホームビジター養成講座を経て、ホームスタートを経験したからこその内容なのです。応募前に怖気づいて、恩師にあたる方へ感想をお聞きし、お墨付きをいただき、背中を押してもらいました。
もし、コンテストで書籍化されなくても、自費で出版しようと思っています。きっと、心に響く作品だと確信しています。
その時はまた、こちらからもお知らせさせていただこうと思っています。