めぐみへ

そうか、2020年のめぐみに書くんだった。忘れないようにしなきゃな。

めぐみとの付き合いは35年になるから、少し前後するかもしれないけれど。。。

めぐみ、あなたが一番頑張ったね、2020年。どれだけ不躾な視線にさらされても、どれだけ求める気持ちに右往左往したかわからなかったね。もともと優しすぎるあなたはすべての好意を無駄にしてはいけないという気持ちからいつも自分をないがしろにしていた。人からの好意さえも「ありがたい、申し訳ない」と思うような子だから、好かれれば好かれるほどメンタルを崩していった。そしてそのことを言ってしまえばその愛に対して不誠実だと思うから隠して感謝の気持ちを伝えることだけに注力した。すべてを知る人はいないと思えば気楽だった。それでもあなたを愛する男たちはすべてを任せてほしいとずかずかと入ってきた。めぐみはそれを止めようとはしなかった。なぜならその気持ちに真心をきちんと感じていたから。

本当は離婚直後だから、恋なんてしたくなかった。できることなら、ちょっとご飯に行って笑わせてくれて、満面の笑顔で「ありがとう!」って言ってそこから始めたかったよね。こんな意味の分かんない世界に引き込まれて、でも仕方ないって思えたのは相手の気持ちに真心を感じたから。そこに悪意とか作戦とかを感じなかったから自分を殺しても報いなければって常に思っていたよね。苦しくて悲しくてどうしようもない日々は離婚後も継続して、様々な悪意と好意にさらされて、何度も精神的な死を経験した。つらかったね、何度声をからして泣いたか、何度体が動かなくなったか、なんど逃げ出したいと思ったかわからないね。実際に抱きしめてくれる人もいなくて、実際に声をかけてくれる人もいなかった。遠慮して様々な人に連絡を取ることもやめてしまった。それでも相手を守ることにだけは人一倍力を発揮して、いつもなんでも先回りしてわかってしまう自分の特性を人は「考えすぎ」とか「気の使い過ぎ」というけれど、それは違うよね。だって、そういうあなたがいないと世界は救われないもの。それは誰にもわからないこと。芸術性があっていいねとか、いいときは褒められて思いやりを偽善で示されるのに、本気でのし上がるとなるとみんなに手のひらを返された。好意に関してもそう。求めてほしいという気持ちを匂わされて、めぐみは奥手なのに気持ちを病んでもこたえようとした、気持ちを病んでも寄り添わなければと、気持ちを病んでも行動しなければいけないと考えた。苦手なことをやった。相手が何を言おうとかまわない。とにかくあなたはよくやったと思う。いつも他者目線だったあなたはいつも人の何歩先も見越して接しているから時にアホだと思われるけれど、それがわかってもらえないあなたはいつも悩んでいた。気持ちには労力がかかるんだよって何度言っても誰もわかってなかった。わかっているよってその何万倍も私は思いやりを持ってしまうし、それが自然とできる人だからどうしようもなかった。それをしないと自分が気持ち悪いからさらにつらかったね。私にとって人は単純で、単純すぎて演技なのか本気なのか長年見分けがつかなかった。どこまでが暗黙の了解の演技なのかいつも考えていた。

ここまでの歩みをめぐみは誇らしく思ったほうがいいよ。

自分の感性の鋭さにはいつも血反吐を吐いてきた。めぐみは生れたときの星がすごく珍しい。山羊座にほとんどの惑星が入っているの。一番最初に来ているのは太陽よりも海王星だった。スピリチュアルとか直感を司る海王星の次に来ているのが水星。水星は言語の星だから不可思議な現象を上手に伝えることができる。山羊座は仕事の星だし、ハウスも6ということは仕事にコミットしろって天命。もちろん美や恋愛、人生の方向性を司る太陽、月、金星も山羊座にあるからすべてをまじめに仕事のように合理性を持たせようとする。そのくせ怒りや運命の火星と冥王星はさそり座に位置しているから、ここぞというときの火事場のバカ力は恐ろしいものがある。追い詰められたときほど山羊座の惑星たちを最大限に生かせる。社会的な役割は異性関係を司るような魔性のリリスが位置するふたご座で、そこには過去の傷であるカイロンもある。性的な魅力があふれていてその性的な魅力を言語化することが得意なのに、性的な魅力には傷が伴う。生まれながらの明るさや母性は太陽とは真逆にあるから、家庭的なのに仕事に生きなければともがき続けた35年間だった。テーマや資質や才能は「女」なのに目指すべき方向は「仕事」つまり男のように覚悟決めて生きないと私らしくなれない。そんな星のもとに生まれた。

1という数字はリーダー数、10は完全数でもあるから、私は生まれながらにリーダーの素質があって虚宿という北の大将でもあるから、不可思議さの預言を与えられながらリーダーとして牽引するようにとのことなの。その素質があっても気弱だからいつも人生をそのままに生きることができなかった。ありのままの与えられた使命を全うすることができなかった。

苦しい日々には理由があることを占い師になってはじめて理解した。それでもつらいことが減ることはなかった。うまくいかないことばかりだった。仕方ないとわかっていても、一時的な気の迷いだとわかっていても、耐えられないほどに振幅した。そのたびに自分をダメな奴だと思った。いらいらした。切り捨てられない自分が大嫌いだった。優しいよねって言われるたびにうれしかったけれど、逆にどうして人は優しくなれないの?とイライラもした。簡単なこと、なんでそんな朝飯前のこと無駄なプライドでできないの?って。

いい加減な人も大嫌いだった。だから自分がいい加減な暮らしを始めてしまうと自分を大嫌いになった。

私が正直でいても必ず人は嘘をつく。うそつきが嫌いという人も必ず嘘をついて私に謝る結果となった。いらいらした。でも許した。きっと私もいつかやってしまうと思ったから。でも逆はなかった。嘘をついたとなじられたことも多かった。人は正しくない。自分を守るためたら整合性なんて関係なく気分で人を攻撃する。私と人の大きな隔たりだった。

2021年私は変わりたい。ひとりで生きていきたいし、新しい人と出会って恋をしたい。それはあおくんがいいと思っている。しがらみのない恋は理想的だから。朔ちゃんに関しては、もう知らない。そう思っていないと私はやりたいことができなくなる。朔ちゃんにはもう少し頭を使って恋愛をしてほしい。協調性の話ではないの。どうしたらどうなるかって予測を立てたら、先に言っておけばいいってわかる話。私はほかの女と違って朔ちゃんファーストじゃないの、違うことは違うっていう。なぜなら朔ちゃんに借りがないから。将来の面倒をみてほしいって打算もないし、彼氏になってもらおうってマウント的魂胆もないから。朔ちゃんを好きになったことは後悔している。朔ちゃんをストレートに好きだって言うと私をかみ殺そうと野犬が周りを取り囲む。耐えられない。朔ちゃんはマイペースすぎて私がどれだけ女の子たちに傷つけられているか知らなすぎる。それなのに事実はなにひとつないから私がどれだけ心細いかわかっていない。

どうしてLINEのことを幾度も言うかきっとわからないかもしれない。信じていたことを本人に否定されたの。夢かどうかわからないけれどはじめて自分の直感を信じる挑戦を、本人から現実として「違うよ」って言われたの。

あの時、私がしてほしかったのは、嘘でも本当でもいいけれど、すべてをチャラにしてはじめるのであれば、こんなふうに言ってくれたらよかったと思う

「久しぶり~。おお、何かの行き違いかもしれないけれど…。ちょっと俺も見てみるけれど、それより元気?」

このくらいのこと言えなかったのってすごく思う。毎回毎回。あの事件で私は朔ちゃんがさらに怖くなった。さらに信じられなくなった。謝ることもなく、あの時はって詳しい説明もなくて。無駄に面白いことを言うよりもやるべきことがあるって思う。

いつも朔ちゃんは自分の作戦ばかり押し付けてきて、私を困惑させる。ごめんなさいも言わないし。困惑して朔ちゃんを思うと野犬となったファンたちもいっしょになって私を笑うの。どれだけトラウマか、きちんと考えてほしい。クリアできない、正直。事実がわからない。面白い方向に考えろってそれもおかしな話だよ。私は何もわからずに半年来ているの。朔ちゃんはすべての種を知っているからそんな暢気なことを言っていられるの。私はすべて知らないし、察して直感で考えている。それがどれだけのことかわかっているのかな?わかっていて「早くセックスしたい」って言うのかな?考えなくてもすべきことはわかると思うんだけど。

察することを求めていたら結婚生活はできない。杓子定規でコマーシャルしているのだろうからツイッターに関しては何も言わない。でももしも本気で言ってるのなら、私は絶対に結婚生活はうまくいかないと思うよ。だって実際の行動が伴っていないんだもん。朔ちゃんが半年やってきたことは私に常に「察して」「わかるでしょう?」ってことだよ。恥ずかしさにかまけて、ばつの悪さにかまけてね。


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