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どこかで見かけた素敵な言葉採集(3)

愛する方と愛される方、どちらを選びますか。

そう問われたら、大半の人が「愛される方」を選ぶのではないでしょうか。

愛される方が楽だし、幸せだし、お得なような気がするから。

世の中には色んな駆け引きの術があって、より強く、より深く

相手の愛を引き出すテクニックが紹介されています。

しかし物事は最終的につじつまが合うようになっているものなんです。

得も損もありません。

確かに愛されている時は得だ得だと思えるでしょうが

愛されなくなった時は、どうなりますか。

今まで空気のように吸っていた心地よい愛がなくなったら、それでも同じように生きていけるでしょうか。

その点、愛する方は楽です。

失う恐れがありません。愛する方は相手の愛を期待して愛するわけではありませんから、相手の愛が消えても、減っても、それほど打撃は受けません。もちろん愛するほどに愛されないのは、損な気がするし、苦しみも大きいでしょう。

それでも、当たり前のように注がれていた愛がなくなって窒息するよりは、ダメージがうんと少ないのです。

そう考えれば愛がある間は愛されている方が楽だし得です。

が、愛がなくなった時は愛していた方が俄然強くなります。

再び、愛する人を見つけるのは簡単ですが、同じように愛してくれる人を見つけるのは非常に難しいからです。

得だの損だのと思っていても結局最後にはつじつまが合うようにできているのです。

何にしてもそうですが、得することや楽することばかり考えていたら最後には必ずしっぺ返しを食らうのです。

愛されて、いい気になって。

どうしたらもっと愛されるだろう。いつまで幸せ気分でいられるだろう。

そればかりを期待して愛する努力をしない人は、愛を失った時に大きな代償を支払わなければなりません。

何にしたってプラスマイナスゼロなのです。

今、誰かを心から深く愛していて、その愛のために苦しんでいるのだとしたら、どうか嘆いたりせずに、その苦しみを自分自身にきちんと受けてください。

人間は自分が与えただけのものを人生から与えられるものです。

たとえ愛が相手に受け入れられず、損したような気分になっても、あなたの注いだその愛は神様の貯金箱にちゃんと蓄えられています。

そしていつか、あなたが本当に必要になった時に神様が誰かを通して、その愛をあなたに返してくれるでしょう。

だから、怖がらずに愛してください。

損だの得だの考えずに、その人を愛しているなら、思い切り愛してください。

あなたの愛は人生の過程において、いつか必ず大きな実を結ぶはずだから。

自分を幸せにするのは自分でしかないし、自分の人生を生きてくれるのも自分でしかありません。

自分が想いを抱ける人に出逢えたことに感謝。

そしてその人が自分に関わってくれることに。

ただ、想わせてくれたことにありがとう。

「正しい」と思う方向に、物事が進むことを期待するのではなく

正しいと思うことも、間違っていると思うことも、捨てることが肝要です。

正しい事というのは勝手な定義です。

ただ単に出来事を、行動を受け入れることを選択してみる。

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