まひるの散歩
最近はエッセイづいている。今回は角田光代さんのエッセイ。源氏物語の現代語訳もされているし、さまざまな作品を世に出されている。で、自分で読んだことがある作は「8日目の蝉」。映像化もされておりその時にも、興味はあったのだが実際手にしたのは随分と後になってから。
朝のフェリー乗り場で
「その子はまだご飯を食べてないの」
これには、グッときた。
これまた、読んでいて楽しい、大笑いするような話ではなく、思わずクスッとする話が並んでいたり、そうそう、と思ったりと、気負わず、さらっと読めて、不快に思わないところが、今のリズムに合っているのだと思う。
どんな本でも、面白そうと手に取ってみたが、なんだか読み進められなかったり、理解できなかったりすることがある。そんな時はリズムが合うまで待つしかない。
普通の人と、辛いもの好きの人が激辛2倍と、普通のカレーを注文。サーブされた時入れ替わっていたことに気がついたのは食べ終わった後のこと。確かに、初めて行った店ではその店の辛さの基準はわかろうはずもない。辛いもの好きの人からすると、かなり物足りなかったと思うが、かたや普通のつもりで激辛2倍を食べ切ったこの人は相当がんばったに違いない。もしかしたら、これをきっかけに目覚めてしまったかも。
各話は3ページ。オレンジページに掲載されていたとのことなので、これを超えることはない。そして最後に小さな写真と一言が載っている。掲載時の大きさはわからないが、多くにねこが登場し、話のオチをつけたりと追加でくすぐって来るところも楽しい。
失敗したのは、実はこの前作に、「よなかの散歩」というのが出ていた。
夜中が先だったのか・・・。こっちも読まないと。
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街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな