往復エッセイ
このお二人のエッセイは、テンポが良く、クスッとさせるところもあり、とても読みやすい。
お互いの境遇にも、似ているところと、活躍している分野の違いそれぞれあるが、ここまで胸襟を晒すことができる関係が羨ましい。それを本にしてしまうところはお二方共に共通する性なのかもしれないが。
お二人ともエッセイが本になっているが、それも重たくなく、見栄を張ったものでなく(実のところはわからないが)そういう文章表現でまとめられるところがプロの所以か。
こうして感想や思ったことを気ままに書いているが、どうしても自分の視野で書き表すことになる。それは仕方がないところなので、せめて日本語の言い回しぐらいは気をつけようと、一度書いては読み直して表現がおかしいところは直しているつもり。
枕草子の随想的章段と日記的章段というまとまりは、清少納言の発明ではなくむしろ、人が文章にすると自然とそういう風になるのだろうと、読んでいてふと思った。
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街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな