コードxAI
生成AIを使うにはまずプロンプトを書く必要がある。これまでの調べ物は単語を並べると、それに関連することを表示してくれた。その単語が含まれる情報を返してくるのもだったのに対して、生成AIはその単語をのものを探すのではなくそれに似たものを言葉そのものではなく、一度数字化したものを使って「計算」近さを求めその結果を返してくる。なので、質問にはいかに近い単語を並べることができるかがポイントになる。
生成AIが世に出てから、その「近さ」擦り合わせるためにさまざまな試行錯誤が繰り返えされ、こんな風に問い合わせを行えば望みに近い回答が得られるという、ベストプラクティスが日々更新されている。この本は、システムプログラムのジャンルに絞ってプラクティスがまとめられたもの。
生成AIを自動補完型、対話型、エージェント型に分類し、それぞれを使う場合にどのようなプロンプトを適用すれば良いかを、開発のシーンに合わせて書いてある。
自分のやりたい事を文字にするということは、人に伝えることに似ている。そのために、国語や、英語を習うように、プロンプトの書き方を習うようになるかというと、個人の意見では、プロンプトを書くという行為はそのうちなくなると思う。こうした作業こそ、AIが行うことだと思うから。
と、では今こうしたプロンプト技術について学ばなくても良いかというと、それは違う。こうした基礎の部分を知って使うのと知らずに使うのでは意味が違う。エンジニアリングに携わる人だと尚更。
人類の科学は、「知の巨人の肩に乗る」と言われる通り、これまでの知識を積み重ねてできている。技術が一般化するというのはその存在を意識せずに使えるようになるということ。これからは、文字だけでなく、音声や画像などさまざまな方法で意図を伝えることができるようになると思うが、とりあえず今日使うためにプロンプトを書こう。