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「浮気や不倫ってダメなの?」
きっとこの記事を読んでくれている方は、過去に浮気や不倫をした経験がある。もしくは現在、浮気や不倫をしているんじゃないかな(笑)なんて想像をしながら文字を紡いでいる訳だけど。タイトルにも書いたように、私は恋愛に対していつからか不真面目に生きていた。今となっては不真面目だと言えるけれど、当時はむしろ「不真面目?だから何?」ぐらいの感じで生きていた。笑っちゃうよね。(笑)でも、本気で言ってたんだからね。
色んな恋愛や遊びを経験してたからか、周りの友人を初め恋愛について相談される事がすっごく多かった。もともと傾聴力に長けてたっていうのもあるかも知れないが。「こんな話周りには相談できないし話せない」という内容を相談される事が多い。だいたいその人達の話し出しからして、「あぁ~こじらせてるやつね」って察知することも出来るくらいだった。そらそうだよね。通常、浮気や不倫してたら周りに惚気たり公言できないもんね。でも、特に女性って絶対に話したいんだよね。だって、健全な関係性じゃないことを本人は心のどこかでは必ず分かってるはずだから。気にしない人は居ない。
恋愛は盲目って言葉があるぐらいだから、何を言われようと90%は心にも耳にも届かない(笑)傷付くか、本当にダメなんだと自分で経験するしかない場合が多い。
浮気って、関係性が続いている人だけじゃない。いわゆるワンナイト(1日限り肉体関係をもつこと)だって同じ。不倫の定義は簡単だけど、浮気の定義は”人それぞれ”と言われればそうなんだろうし。一夫多妻制の国に生まれ育ってた場合はまた違ってるのかも知れない。今や、セカンドパートナーという言葉もある。本能的に生涯、一途に一人の人と愛し合うことは難しいのかも知れない。パートナーが居る間は、どこかで理性を保とうとしたり制御しているのかも知れない。
さて、本題の「浮気や不倫はダメなの?」について。この記事をもし読んでくれている方がいたら、あなたはどう思いますか?ただ答えるだけじゃなく、一度立ち止まりその答えを深く掘って欲しいなと思います。
私が出した答えは、「良くない」です。
ダメと言わないのは、浮気や不倫をしている方を否定はしないという意味からです。否定はしない。でも、当時のように「いいじゃん!」とも言わないし、聞かれたらやめときなと言う。そして、「浮気や不倫を私がダメだと言ったらやめるの?どう思うの?」と聞く。いくら大切な人に止められたからといって悩むなら、”その程度”だという事に気付くべきです。幾ら身体で、言葉で愛し合っていても所詮は二の次に過ぎないという事に気付くべきだと思います。
言葉は、取り繕えるけれど人は『行動』に出る
「いつか離婚するから」「あなたが一番だよ」「夫婦関係は破綻してるから」「愛してるよ」「子供が居るから離婚はしないけど相手のことはもう何も思ってない」「こういう事情があって別れられない」「一回だけだからバレないし大丈夫」「こんなこと人生で初めて」
この言葉で今でも関係が続いている人も少なくないはず。世の中には略奪婚という言葉があるぐらいだから、浮気や不倫の恋が実らない訳ではない。ただ、少なからずリセットした上で新たにパートナーシップを結んでいる中途半端な浮気や不倫と、略奪してたとしてもここの違いは大きい。
だから、素直に今の相手とどうなりたいのか?どの形を望んでいるのか?については考えた方がいい。相手の今のパートナーとの関係に終止符を打ってでも一緒になりたいと望むなら、その気持ちを貫き通す覚悟と方法を考えることも一つなのかと思う。ただその場合、全てがクリアになるまでは関係性や関わり方を見直すべきだと今なら思う。
その方と一緒になるつもりはない。そこまで望んでいないなら関係は終わらすべきだよ。相手の為もあるけれど、自分の為に。現実的な話をすると、その相手にはパートナーがいる。子供がいる場合もあると思います。バレなければ相手側に迷惑をかけることはないと開き直っている人も多いはず。けれど、不倫の場合は訴えられたら大金を支払うべき義務がのしかかる。何も言ってこないからバレてないと思っていたら危険だよ。そして、「バレなければ」という感覚があるのは悪い事をしているっていう自覚があるからなんだよね。
私も、高校から付き合っていた彼と専門学校に入学してお別れするまでは健全な恋愛をしてたんだって。その彼とお別れして、若かったから20歳とかで。専門学校が大阪の梅田で中心地で。遊びを覚えたんだよね。人生で初めての不倫は19歳だった。もちろんその間にも「彼氏」はいたし、他の人とも関係をもってたから浮気もしてた。不倫しながら浮気するってどんな奴だよって今なら思う。でも当時は、それでいいと思ってた。「人生楽しいしいいやん!」って。頭はたいてやりたいよな。気付けなかったんだよ。自分がどれだけダサいことをしてるのか。自分で自分の価値をどれだけ下げてるのか。不倫でもその人のことを好きだという気持ちに嘘はなかったから。
こんなこと赤裸々にブログで書くなんて、傍から見れば頭の悪い奴だと思われるかも知れない。でも、これが私の人生で経験した事は事実なんだよね。そして今、過ちだったと気付けている。決して良い経験だとは言えないけれど。
そのことに気付かせてくれたのが、今のパートナーだった。まだ友達だった頃、浮気や不倫はいいのか?について話したことがあって。私は即答でYesだったし、彼は即答でNoだった。そんな私がパートナーになって11か月後にはプロポーズした。彼の真っ直ぐな言葉と行動に「本気ってやっぱりこうだよな」って気付かされたんだよね。
浮気や不倫をするのは、心に問題がある。そして、その多くが素直じゃない。隠す時点で健全でない。
本当はこうしたい、して欲しい、寂しい、甘えたい、満たされたい、愛されたい、大切にされたい。色んな本音が隠れてるはず。なのに、建前や言い訳を探す。向き合うべき相手が違うことを分かりつつも、目を逸らし続けた現状が浮気や不倫だと思ってる。どれだけ愛の言葉を伝えようとも、多くは都合の良いセックス目的か心の穴を埋める為。そう思いたくないがために、また都合の良い言い訳を考え出す。中途半端は人としてダサい。私もダサかった。だから、今こうしてこんな風に言える。
傷ついた過去や経験がきっかけで、素直に気持ちを伝えることや恋愛に臆病になったり、愛の向け方が歪んでしまうこともきっと多い。恋愛こじらせ女子たち達も本当はみんなただ普通に、愛し愛されたいだけなんだよね。