【現実を錬成するシリーズ】 ㉜運がいい人とはマナーを大切にする人
『運をよくすると聞くと、よく笑うとか、明るく前向きになる!というのをイメージする人が多いかもしれないけど、、、実はね、マナー違反をしない、というのが
かなり大切なんだよね。』
(前回まではこちらから⇧)
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『マナーって聞くと、何を思い浮かべる??』
「え?あいさつをするとか、ルールを守るとか?」
『うんうん。公共のマナーって大事だよね。
実はね、、運が良くなる人の1つの特徴は、
マナーのいい人なんだ。』
「マナーのいい人?どういうことですか?」
『マナーがいいって聞くと、ルールを守るってことを想像するかもしれないけれど、もっとシンプル。
他人のことを考えて動きなさいってこと。』
「他人のことを考える?待ってください。だいたいの日本人は優しくて他人を思いやれる人たちなんじゃないんですか?」
『そう思うでしょう?だけどね、意外とマナー違反ってやってるのよ。』
「え?どこで?」
『いいかい?ものごく大切なことを話すけれど
この世界で
あなたが遭遇する出来事、他人からされることは、
あなたが先に人にしている可能性が高い。』
「え?私が先に??」
『昔のことを思い出して。昔、遅刻をする人に毎度毎度出会っていたでしょう?』
「あ、はい。大切な友人も、私の苦手な人も含め、
なぜか、平然と遅刻をしてくるんです。」
『うんうん。』
「友人は、待ち合わせに10分15分遅刻しても、一言も謝らない人で、、むしろ、何も感じてないみたいで、人としては好きだけど不思議でした。
苦手な人は、実習先にも遅刻を平然としてくる人で、
実習先の人にも謝らないし、ケロっとしていたんですよ。」
『びっくりしたでしょう?』
「はい。罪悪感とか、人を怒らせるとか思わないんだ?って。」
『うんうん。あなたは真逆だよね。
遅刻は言語道断な人。』
「ええ。私は自他共に認める遅刻はありえないタイプで、色んな人から、"ぜったい遅刻しないでしょ?時間前でも人が待っていたら謝るタイプだよね笑笑"って言われていました。人を待たせたら謝るよ!時間とってるんだから!ぐらいの人間だったんですね。」
『うんうん。』
「当時は学生でしたが、何人も何人も遅刻魔に出会って、自分はしないから、かなりストレスだったんですよ。」
『だよね〜。自分がちゃんとしていたら、マナーのない人ってストレス感じるよね。』
「ええ。あっそっか。
それで、私そのとき気づいたんですよ。」
『何に?』
「私まったく同じこと私してる!って。」
『遅刻はありえないタイプなのに?』
「はい。じつは、、、、私、毎月のようにドタキャンをしていたんです。」
『それってどこで?』
「歯医者です。」
『歯医者?』
「はい。当時は、毎月、歯医者通いをしていて、、
特殊な治療だったんですけど。」
『うんうん。』
「たびたび、当日ドタキャンをしていました。
歯医者だし、自分1人の都合だからいいかって、
他の予定を優先したりとか、、
気分が乗らないから行くのやめようと決めたりとか。」
『うんうん。なんにも悪気なかったんだよね?』
「はい。自分1人の都合だから別にいっか、
予定変更しても仕方ない!ぐらいに思っていたんです。遅れて行くこともありましたし。」
『うん。時間通りに行く気があまりなかったことよね。』
「はい。だけど、それが、私が遅刻魔に合う理由だったんですよね。」
『うん。よく気づけたよね。
歯医者さんのことは考えてなかったってことだよね。』
「正直、当時は、お店のことや遠くにいる人のことを想像することができませんでした。お客さん1人のためにどれほど準備してくれて、時間をとってくれているのか…。歯医者も、私が予約してないなら、他の人が予約を入れることができたんですよね。それに、特殊な治療だから、私のために特別な器具を準備して待ってくれてたんじゃないかな?と思うんです。今思うと、失礼なことをしていましたね。」
『うんうん。』
「人がかけている《時間》《労力》を想像できなかった。だから平気で当日ドタキャンをしていた。それって、毎回悪びれずにケロっとして遅刻してくる人となんら変わりないってことなんですよね。」
『うん。もちろん、遅刻自体、ドタキャン自体を責めるわけじゃないよ??』
「はい。」
『道端でおばあちゃんが倒れていたらそれを優先するだろうし、体質的に朝どうしても起きれない人っているじゃない??だから、それ自体は善悪では図れないのよ。』
「うん。たしかにそうですね。」
『ようはさ、"心もち"のほうだよね?』
「心もち??」
『人を想う気持ちがあるかどうか?ってこと。』
「思いやりってことですか?」
『歯医者さんは、準備して待ってくれている。あなたのために。。。そこに想いを馳せられるかどうか?ってことだよね。』
「そっか。想像できるか?ってことか。」
『そこに想いを馳せられる人は、当日ドタキャンをしないし、どうしても行けなくなっても、口だけであやまって同じことをずっと繰り返したりはしないのよ。
心から謝罪の言葉が出る。』
「うん。ですね。」
『歯医者があるのに、他の予定をいれるのは
さすがに確信犯だよね?』
「はい…罪悪感がありませんでした。だから、何回もやってしまってたんです。口では謝ってましたけど。」
『うん。学校や身近な人たちの前では、
"ちゃんとできる"のに、お客さん側になったら
とたんに気が緩んでできなくなっちゃう。』
「情けないですが…。」
『これが、無自覚なマナー違反なんだよね。』
「無自覚な…マナー違反…。」
『いいかい??仕事や学校、公共の場で、マナーを守れるのって当たり前っちゃ当たり前なんだよね。』
「うん。」
『自分にとって重要な人たちの前でマナーやルールを守る。人前ではちゃんとするって割とほとんどの人ができるのよ。』
「ですね。」
『だけどね、、人には見えないところやプライベートでもちゃんとする。』
「はい。」
『これはね、、できる人のほうが"まれ"なんだよね。
というか、運がいい人は自然とできるんだけど、運が良くないと感じたり悩みが多い人はできないんだよ。』
「うん。よくわかりますよ。」
『運がいい人は、見えないところでも、マナーを大切にする。つまり、、めんどくさいからいいや、これぐらいはいいや。がないのよ。』
「つまり、、、どんな立場、どんな相手でも、相手の都合を思いやった行動がとれるってことですよね。」
『そう。本当は連絡をしなきゃいけない相手に、めんどくさいからいいか。相手に雑な態度をとっても、許してくれるからいいか。お客さまの立場だからこれぐらいいいか。それがない。
あなたの運気が滞っていると感じるなら、
"これぐらいしてもいっか"。が自分の中にないか振り返って見ることが大切だよ。まさにそれが原因だから。』
「ついつい、自分がされたらイヤなことでも、
これぐらいいっか、が頭をよぎることってありますよね。」
『それをしていると、あなたもまったく同じことを人からされてしまう。つまりストレスが多い人生になるのよ。』
「うん。自分がしたことが全部この世から返ってくる。それがこの世は先出しの法則…なんですよね。」
『そうなの。具体的にはね……
あなたが気づいて直したことって他に何あるっけ?』
「えーと、、、お店に商品のことが知りたくてメールで問い合わせをしてたんですよ。"こんなことで悩んでるんですけど、私に合いますか?"って。返信がていねいで色々教えてくれてたんですが、、」
『うん。』
「ありがとうって一言をあまり返さなかったんですよね。1日経つと、もういいかな、って、メール返信を億劫に感じてしまって。」
『うんうん。』
「そういうときは、人からありがとうも言われないし、メールも平気で返ってこないことも多かったんですよ。
例えば、友人から地元で同窓会をかねた忘年会を開きたいから、みんなに予定を聞いてほしいと頼まれて、、先生含め、あちこちに連絡をとったことがあったんです。」
『うんうん。』
「だけど、友人からは、連絡がいっさいなし。こちらが他の人の予定を伝えても、ありがとうもなければ、忘年会をいつするかの連絡もなく。しばらくして、私からメールをしたら、"私が連絡した人たちは地元に戻らないみたいだし、忘年会は開催できないみたいだから"と、企画した本人に言われたわけです。」
『うんうん。もういいや、って本人が思っちゃったんだろうね。動いてくれたことに感謝もなく、待ってくれている人に対して責任感もなかったってことだよね。』
「さすがに私も怒りましたけど、、
だけど、、、私も店員さんにしていたんですよね。
たぶん店員さん、買いに来ると思って待ってたと思いますよ。
問い合わせの後に来たメールは"お悩みにピッタリの商品です!大歓迎ですよ!"みたいに温かいメールでしたから。」
『ソックリそのまま鏡だよね。他にはある?』
「仕事でクタクタなときに、私の3倍は働いてる彼に、
今日疲れたー。みたいなメール送ってたときは
ネガティブなグチメールが知り合いからとどいたり、、」
『うんうん。恋人だと甘えが出るよね?』
「つい、これぐらい受け止めてくれると思ってしまうけど、相手のことを考えた行動ではないですね。たしかに。」
『あとはある?』
「あとは、これは職場だけど、
めんどくさいと思いながら仕事をしてたら、
私も店員さんに"めんどくさいな"と言われたことありますよ。」
『どこで言われたの?』
「自転車屋さんで。パンク直しに行ったら、お取り寄せになってしまって、"2週間かかりますよ""大丈夫です!お願いします!"の後に、"はあ。めんどくせ"とボソッと言われてしまって、結局、悪い気がして、取り寄せはやめたんですよね。」
『ぜんぶ、リアルタイムで返ってきてたんだね。』
「そうなんですよ。やっぱり全部"鏡"なんですよね。自分が人にしてることって、そのまま、今現在、人から返ってくる感じなんです。」
『そうなのよ。そしてね、この"している"というのは行動だけではなくて
心の中でしていても同じなんだ。いわば、これくらい思ってもいいや。ってやつなんだよね。』
「どういうことですか?」
『さっきの仕事の話は、心の中で思っていただけで
そうなったでしょう?』
「あ、はい。まさか仕事中にめんどくさいなんて言ってないですよ。ただ、仕事頼まれたり、仕事してる最中に、"めんどくさ、私なんでこんなことしてんだろう?"みたいな気持ちが常にあったんですよ。」
『うん。この世界はね、心の中で思っていることは、行動に出していることと同じなのね。』
「はい。いつも言ってますね。」
『波長が合う人が周りに集まるっていつも話すじゃん?これって、考えてることが似てるってことなの。』
「心の中身ってことですか?」
『深層心理ってこと。例えばね、、遅刻くらい別に許してくれるからいいやと思っている人と、評判が下がりたくないから遅刻は絶対にしない人、実は波長が似ているのね。 』
「遅刻はしないのに?」
『そう。遅刻をしない理由が、周りの人たちのことを考えた上でしないなら、遅刻魔に出会うことはないんだけど、、10分とか遅刻しても、別に問題なくない?でもうるさく言われたくないから行くか。って考えなら、待たせてる人に対して罪悪感がないから、波長はケロっと遅刻をする人と同じってことになる。』
「そっか。心もちは、人のことを思い遣って遅刻をしない人とは、"別もの"ってことなんですね。」
『そうだね。行動以上に行動に乗せる"中身"の方が大切で、、心の中って意外と誤魔化せないのよ。』
「ぜんぶ現実から返ってきますからね。」
『これぐらい言ってもいいや、もよくないね。』
「これぐらい言ってもいいや?」
『ついつい。ストレスがあったり、気持ちが暗い時って、めんどくさい、やりたくない、うざい、ムカつく、
とか出るかもしれないけど、、、』
「うん。1人のときは結構言ってたかも。」
『そんなにネガティヴな言葉ばかり使っていたら
本当にそんな気分になっていくよ。運気が上がるとは言えないからね。』
「ですね。気持ちが明るくならないですよね。」
『運気を上げたいなら、今言ったことを意識して
"やってみる""今までと変えてみる"。少しずつでいいから、やってみて?格段に運気は上がっていく。』
「うん。間違いない。」
『あなたも直してから運気上がったでしょう?』
「はい。自分もしていた、ということに気づいてからは、見えないところでも"ちゃんとしよう"としました。」
『どんなふうに?』
「例え、お店の予約でも気分でドタキャンはしない。昔は宅配便も、荷物が届く時間帯に平気で出かけていましたが、"再配達にはならないようにしよう"って、宅配物を受け取ることを最優先したり。またはすぐに連絡して、時間帯を変更してもらったり。相手の都合や状況を大切にするようにしたり。」
「うんうん。」
『お店や商品の問い合わせメールをして、返信が来たら、ありがとうと一言返すことを欠かさないようにしたり、、』
「うんうん。」
「それに、前は仕事でイライラしたら、すぐに人にグチらないといられなかったけど、、しかも、友達ではなく、あまり関わりのない人にしてたけど。ようは、仲の良い人の前ではグチ1つ言わない"いい人"をやっていたんですね。それもやめて、、ネガティヴな話で人の時間とるのをやめよう!と決めて、気分を切り替えるように工夫したんです。」
『うんうん。』
「そして、、ネガティヴな言葉は使わない。
カンタンに【疲れた】とか【ムカつく】とか、そういう言葉は使わないようにしました。1人のときでも。
そしたら、、」
『そしたら?』
「職場で、、、美人美人言われるようになったんです。」
『おおー!』
「容姿のことじゃないですよ。
オーラがすごく明るい!キレイ!って言われるようになったんですよ。
"美人オーラ"ってことです。」
『それって、直してからどれぐらいのこと?』
「1 ヶ月ですよ。」
『めちゃめちゃ早かったね。』
「はい。しかも、仕事のパフォーマンスは上がるし、活力は出るし、職場でとても頼りにされるわ、お客様からの人気はあるわ、男性にはモテモテ、お金は入るし…
ほしいものなんでも手に入る感じ。人からもちゃんとした態度をとられるし、運気は爆上がりでした。何より、私も自分の生き方に誇りをもてて、自信もすごくもてたんですよね。」
『うんうん。自信までもてるようになったんだよね。』
「はい。生き方に誇りがもてたんです。」
『それって大事なことだよね。よく自信が欲しいとか自分を好きになりたいって声を聞くけど、自信って
自分をほめたり、人に褒めてもらうだけじゃつきにくいのね。』
「うん。よくわかります。私もいくら褒められても励まされても自信もてなかったですよ。
だって、自分のことよくわかってるから。」
『うんうん。人って、自分のことを心の中では知ってるから…。人から見えないところで何してるかとか、何考えてるかとか、よくわかってるのよ。普段は見ないようにしていても。』
「うん。そうですね。」
『毎日、悪口やグチしかでない。普段はいい人しても、心の中は不満だらけ。本当はだめだとわかってるのに、めんどくさいことは後回し。バレなきゃいいみたいな精神でなんかしちゃう。みんなそうだから、これぐらいしかたないから。そうやって言い訳したって、本当はなんか違うってわかってるんだよね。』
「うん。自分にご褒美与えたり、自分をほめたって、人から褒めてもらっても、そんな自分のことは自分で好きにはなれないでしょうね。」
『だからこそ、自分を律する。マナーを守るってことが大切なのよ。』
「…"見えないところでも"ですね。」
『もちろん、形だけじゃないよ。人のことを想像して思いやる気持ちをもちなさいってこと。』
「はい。」
『凛としている人や、綺麗なオーラを放つ人は、
"見えないところ"できちんとしているんだよ。
心の中は他人への愛でいっぱいなの。』
「うん。」
『運気を上げたいなら、見えないところでもちゃんとする。自分を律する。これに取り組んでみて。
それだけで、あなたの出した優しさや愛が
この世界から、、人から返ってくるようになるからね。』
つづく。