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【現実を錬成するシリーズ】㉑間違った願いの叶え方
『オーダーはいつも叶っているのだけど、オーダーの出し方を間違えると、あらぬ方向へ進んでしまうものなの。』
(前回まではこちらから⇧)
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『今日は間違ったオーダーの出し方について説明するよ。』
「よろしくお願いします!!」
『いつだっけ?あなた前に自転車のタイヤ壊したよね。』
「ええ、はい。徒歩だと片道50分かかる職場なのに、まさか自転車が使えなくなるなんて思ってもみませんでしたよ。」
『ね。そのときなんて願ったっけ?』
「え??はあー。毎日人をよけながら通勤するだけで気疲れするなぁ。もう、タクシー通いとかしたいな。」
『で、壊れたんだよね。パンクして。タイヤがしっちゃかめっちゃかに。』
「はい。しかも、特殊なタイヤみたいで、お取り寄せじゃないと交換できないらしくて……1週間以上職場まで歩きましたよ。
私は歩きたいなんて一言も言ってないのに…。」
『でさ、もう1ついいかな?』
「はい?」
『いつだか、3か月以上引きこもるしかなくなったよね?』
「ええ。身の危険を感じて、外に一歩も出ませんでしたよ。」
『その前、なんて望んだっけ?』
「え?もう、誰とも関わりたくない。家の中で好きなことだけして生きていきたい。私は1人になりたいんだ!って言いましたよ。
まさか、本当に家から出られなくなるなんて。仕事をしないことも、身を隠すことも望んでないのに…。ちょっと人間関係疲れをしていただけなのに。」
『これが間違ったオーダーだよ。』
「え?何がオーダーなんですか?私は望んでないですよ。」
『よくよく振り返ってみて??最初のはタクシー移動したいって言ってるけど、それってなんでだっけ?』
「朝から人混みをよけながら自転車を運転するのに疲れたからです。」
『そうだよね。"人混みがイヤだ。だから自転車が通いはしたくない"。これ叶ってるじゃない?』
「え?自転車がパンクしたから?」
『自転車がパンクした。自動的に自転車通いはせずに済むようになった。』
「た、たしかに!自転車通いはしなくて済んだけど…。でも待ってください!私は歩くのだってイヤだったし、たんに人混みがイヤで…。本当はタクシー通いが1番よかったんですよ?」
『そう。だからね、"タクシー通いをする機会を与えられた"ってことになるんだよ。』
「えー…。人混みは変えられないから、そっちが具現化したと?」
『そういうこと。パンクしたら、徒歩かタクシーかしかないでしょ?バスは密集だし。』
「どうせなら、毎日タクシー移動できるぐらいの大金がきたっていいじゃないですか??タクシーはさすがに選べませんでしたよ。」
『それはチケット代が足りないからね。あなた結局タクシー通勤しなかったじゃない。』
「えっ!…あっ、そっか。"先出し"だから、私がタクシーを使う気がないと、それくらいの経済力にはならないのか。」
『パラレルを選ばなかった。だからそちらはこなかったってこと。』
「ぐぬぬぬぬ。」
『次の願いも、たんに人疲れをしていただけなのに、あなたは1人でいたい!家に引きこもりたい!と願ってしまった。だから、引きこもりしか選べないような状況になってしまったのよ。』
「トラブルは望んでないのに…。」
『そう。潜在心理って心からの願いはなんでも叶えてしまうのね。手段はなんでもいいから、たとえトラブルが起きたとしても、オーダーが叶うならまぁいっか!みたいなところもあるのよ。』
「潜在心理のデメリットですね。どんなカタチになるかわからないってところ。」
『メリットにもなるけどね。こうしたトラブルを防ぐためには、《本心を明確にすること》が大切なの。』
「本心…??」
『さっきの2つの願い、本当のオーダーに変換すると何になる?』
「本当のオーダー…?」
『うん。人混みがストレスなのはなぜだっけ?』
「色んな人がいるから。ぶつかりそうになったり、急いでいる人がいたり…気が休まらなくて。」
『じゃあ、気を張ってることがイヤなんだよね。
なら【毎日、おだやかな気持ちで通勤したい。】これが真のオーダーになるよね。』
「そっか。穏やかな気持ちで毎朝通勤したかったのか。……それって叶うんですか?」
『叶うよ。朝なのに、穏やかな人が増えたり、人通りが少なくなったり、はたまた、人があまり通らない静かに通える細道が見つかったりするんだよ。』
「不思議〜。」
『2番目。人疲れしてたのはなぜだっけ?』
「職場に険悪な雰囲気が流れていたし、悪口も多かったし、私も文句をたくさん言われていたから、疲れきってたんですよ。」
『本当に1人になりたかったの?』
「いや。本当は、みんなと仲良く楽しく働きたかったのかも。ギスギスした気持ちではなくて。」
『なら、それをオーダーすればよかったの。"毎日楽しく働きたい。みんなと笑顔で楽しく働きたい"って。』
「叶ってたのかな。あそこまで険悪でも。」
『本気で望んでいたら叶っていたよ。あきらめなければね。』
「信じられない。」
『信じられないから、真のオーダーを出すことができない。明るく希望に満ちた幸せなオーダーを出せない。
本心をごまかして間違ったオーダーを出してしまうんだよ。』
「…………。」
『あなたたちの心が本当に望んでいることはイヤなことを回避することじゃない。本当は。
信じられないからって、願望をあきらめてないかな?
本当に叶って欲しい願いを見て見ぬフリをしてはいないかな?』
「………。」
『これだけは覚えておいて。この世界は、"あなたが先"なんだ。だから、あなたが望めばなんでも叶う。本当になんでも叶うんだよ。だからあきらめないで。自分に聞いて。真のオーダーはあなたの心の中に、必ずあるはずだからね。』
つづく。
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![にんにん 潜在心理カウンセラー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44347108/profile_c974b07793d47f56b7e22dd7d42d7456.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)