私、ついていたかも
骨折していた手の固定を外すことができて、現在テーピングのみの固定となりリハビリしている。当たり前なんだけど、身体って動かさないようにしていると、恐ろしいほど動かなくなるものだったんだ。
ところで今回通っている整形外科は昔から時々お世話になっていた病院だ。
コロナ禍の初め頃、院長先生が所謂“箱ごとお譲りもしくはお任せ”になったのだろうか、昨年足をやった時点ですでに私の知っている院長先生はおられなかった。どこかからヘルプに来られた数名の若いDr.で病院をまわされているようだった。
今回の骨折治療中にも計3名のDr.にお世話になった。なのだが、偶然折った日に診て下さったDr.が神だったそうだ。
まず骨折した日、診察直後にレントゲンを撮った。見た目にポッキリいってしまっていて、げんなりしている私にDr.は今後の治療の説明をしながら…
いきなり折れた手をとって患部をギュウギュウ引っ張ったり伸ばしたり絞ったりし始めたのだ。
その痛さに私は思わず悶絶状態で地団駄を踏んでしまった。ちなみに体は看護師さんにがっちり固定されていた。
結果それが整復だったそうで。
整復した後再びレントゲンを撮ったら見た目は真っ直ぐになっていた。数分前とは大違い。今後問題なら手術とのことだった。
会計の際、痛みとやや安心感でヨレヨレの私に、偶然友人でもあった受付の方が『先生神だから!大丈夫』といってくれた。
本当に神なのか?痛かったわ
と思ったが、次の週レントゲンを撮って診て下さった“神とは別の第2のDr.”が「さっすが〇〇先生」とつぶやいていた。
おや、やっぱり神なのか?
そして3月の最後の週、神Dr.の診察だった。
「私達は今月で退職、来週からは新しい院長先生が来ますから」と神は言った。
痛かったが、結局手術もせず良かった。先生に治してもらえてラッキーでしたとお礼を言ったら、私じゃなくても治しますよ。とにっこりとおっしゃった。
そして今週新しい院長先生に初めて診てもらった。
「おお、順調に治ってるね。でも壁に打ち付けただけでそこまでスパッと折れるのは問題だよ」
とのことで、来週骨密度検査をすることになった。
ということでここ数日慌ててヨーグルトにはちみつをかけて食べている私。完全に悪あがきなんだけど。