現代社会を生きる人へ〜 IWC
こんにちは!
今回はビジネスパーソンに大きな支持を得ている時計ブランド「IWC」の歴史と代表モデルについて執筆いたしました!
数ある時計ブランドの中でも真面目なデザインの時計を作っているイメージがあるIWCですが、
ブランドとモデルの歴史を見ていくと、「なるほどなぁ〜」と思えるようなストーリーがあります!
さっそく見ていきましょう!
・アメリカからの挑戦者
IWC(インターナショナルウォッチカンパニー)は、アメリカ・ボストンに生まれて地元の時計メーカーで時計職人をしていた「フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ」氏が1868年に時計の本場スイスへ渡り、シャフハイゼン市で創業した時計ブランドです。
自分の時計ブランドを作る事を目標にスイスへと渡ったジョーンズ氏は当初、スイス時計の中心地だったジュネーブやその近郊のジュラ山脈で会社を作る事を目標にしていましたが、当時まだ新興国だったアメリカから来たよそ者だったジョーンズ氏は、それが理由でなかなか受け入れてもらえませんでした。
見知らぬ土地でうまくいかずに悩んだジョーンズ氏が、それでもあきらめずに他に時計作りを始められる場所はないかと探して目を付けたのがスイス北部の街シャフハイゼンでした。
ドイツとの国境付近にあるシャフハイゼンは、近くにスイスからオランダまで流れて大西洋へと抜けるライン川がある事で、水運業の拠点として栄えてきました。 また、川の流れを利用して水力発電が行える事で工業都市としても有名な街でした。
この特徴に将来性を感じたジョーンズ氏は、この街で夢だった自分の時計ブランドを創業して出来たのが「IWC」です!
・最先端と伝統、文化の融合
IWCは、アメリカ出身の時計職人とスイス・シャフハイゼンの街の特徴を合わせて時計作りを行なってきた時計ブランドです。
アメリカで行われていた工作機械を利用した時計作りと、ライン川を利用した水力発電は相性が良く効率的に製造を行うことができて、そこにスイスで行われてきた緻密で伝統的な時計作りの技術を合わせる事で、高い精度の時計が生み出されていくことになりました。
そして、シャフハイゼンはドイツに近いこともあって仕事を求めてドイツ人も集まってきていました。 そんな彼らと交わった事でドイツ的なシンプルで丈夫なモノづくりの考えも合わさった事で、IWCの作る時計はライン川からヨーロッパ、アメリカへと渡って、その性能の高さは世界から高い評価をされるようになっていきました!
高い精度と品質、堅牢さ、そしてシンプルなデザインのIWCは、気品や格式に重きを置いた他のスイス時計ブランドには無い、機能的で無骨さを感じさせるような真面目な時計ブランドとして認知されていきました。
・空と海の腕時計
IWCの腕時計は「機能美」や「質実剛健」と言った言葉で言い表されて、男性的なイメージがある事から、特にビジネスパーソンから高い支持を得ているのが特徴の1つです!
そんなIWCの腕時計の中から代表的なモデルを2つご紹介したいと思います♪
・パイロットウォッチ
1936年から作られはじめた「パイロットウォッチ」は、当時の社長「エルンスト・ヤコブ・ホームバーガー」氏の息子たちのアイデアを元に生まれた腕時計です。
飛行機パイロットだったエルンスト氏の息子たちは、時間などを正確に見られる精度と、上空の厳しい環境にも耐えられる丈夫な腕時計が求められると、これから飛行機が発展していく事を見越して父親へアイデアを出して、それを受けて時計開発が進められていく事になりました。
1940年には軍用時計の開発が行われて、ドイツ軍に納入した事で規格に厳しい軍隊から信頼を寄せられるようになります。
そして、1948年に現在まで続く「マークシリーズ」の「マークⅪ」が開発されました。 このモデルは、イギリス空軍に納入されて30年以上使われた名作ミリタリーウォッチになりました。
その後1993年に市販モデルとして「マークⅫ」をIWC創業125周年記念に発表されました。
ミリタリーウォッチながら端正な見た目と実用性の高さによって人気となり、マークシリーズはIWCの代表シリーズの1つとして現在でも愛されるモデルとなりました!
・ポルトギーズ
1939年にポルトガル人の船乗りから航海に使える高精度の腕時計を作って欲しいと注文を受けた事で新型腕時計の開発が行われました。
この当時波の揺れや、昼と夜の寒暖差などの影響を受ける海上で精度を保てる腕時計はまだ実現していませんでした。
そこでIWCは懐中時計用の大型のムーブメントを改良して腕時計に採用する事で海上でも精度を保つ事に成功しました!
また、大型のムーブメントによって腕時計のサイズも大きくなってしまう事を逆に利用して、大型の文字盤にする事で時間を見やすさも備えた実用性も兼ね備えたこの時計は、ポルトガル人からの注文を受けた事に因んで「ポルトギーズ」と名付けられました。
マークシリーズのようなミリタリーウォッチとはまた違い、上品なドレスウォッチに仕上げられたこのモデルは格式高い人たちからも支持されて
、まさしくIWCのフラグシップモデルとなりました。
マークⅫと同じく1993年の125周年記念に市販モデルとして発表された一般販売されて、上品さもさることながら「デカ厚」が90年代以降、時計業界でブームになって今でも愛されるモデルとなっています!
・まとめ
IWCの歴史いかがだったでしょうか?
上品で豪華なイメージもあるスイス時計の中で、
頑丈でシンプルな職人的なモノづくりの伝統と
時代を先読みして挑戦していったチャレンジ精神を持ったストーリーがあるのがIWCの魅力だと思います!
みなさんも日々のお仕事に対して努力して、様々な事に取り組んで働いていらっしゃると思います。
そんな我々現代人にとって指針となるような歴史を持っている事から、IWCの腕時計はビジネスパーソンから絶大な支持を受けているのだと執筆しながら感じさせられました!
これからも仕事頑張りましょう!!
ここまで見ていただきありがとうございました!
みなさんにとって時計選びの参考になりましたら、筆者としては嬉しい限りです!
他にも時計ブランドに関する執筆の投稿をしていますので、興味がある投稿がありましたら見ていただけると幸いです!
よろしくお願いいたします!
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