漆黒の竜と亡国の王女 第26章
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#漆黒の竜と亡国の王女
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最終章のタイトルは表示されていますが、
wikiでも伏せられているので、それに準じます。
尚、本作は22章夜会話で選んだ相手により、エンドAとBに分岐します。
そしてエンドAの中でさらにキャラの個別エンドがあります。
エンドBでも同様となります。
エンドBの対象キャラは二人なので、大半はエンドAです。
私はエンドAの推しエンドです。
一周目なのでまずは楽しむことを優先しました。
開始と同時に表示されるセリフが特に印象的です。
このセリフについて、作者のもねこさんはこう仰っています。
>このセリフは「白銀」から続いたアインスにとっての呪いみたいな自分の運命に対して、せめて最後くらいメルムの力があってよかったと思わせてほしい…とそう願うセリフです
マップ攻略
思い通りにならないアルステラ達を消そうとする
ユースティティアの思惑を潰したのはアインスでした。
最終章はイベント戦で、ネタバレ防止のためマップのスクショもなしです。
まず負けることはないと思いますが、
手持ちにドレインつきの装備と、イグニアスがくれた装備があれば
持たせるとやりやすいです。
エンディングと全体的な感想
ところで、皇帝は最後まで素顔を見せませんでしたね。
(※ エンドBで分かります)
おそらくですが、邪竜メルムの「壊す力、奪う力」が
恐ろしい怪物を消し去ったのではないか、と私は解釈しています。
魔人の魂も消すことが可能なメルムの力ですから、
可能だと思うのです。
作中で何度かこのことが語られていたのは、
エンディングへの布石だったのかもしれませんね。
個人的な予測ですが
アストルム王国は帝国を倒し、終戦を迎えました。
が、決して100%のハッピーエンドではありません。
発端がそもそも理不尽で、倫理的に大問題です。
人の命を弄ぶに等しい行為など、許される訳はありません。
そして帝国もアストルムもお互いに兵士の命を奪っています。
決して綺麗事ではすみません。
親しい人が理不尽に命を奪われれば
誰だって悲しいですし、相手を憎みます。
そこに国の違いなどありはしません。
そのことをしっかりと描いたストーリーには
ご都合主義ではない真実味を感じました。
本作には可愛らしくて美しいオリジナルイラストが散りばめられています。
ステータス画面だけでなく、ステッカーやシロネコカフェ、
戦闘開始時にもアル&アインスのミニキャラが表示されます。
環境設定でさえ立ち絵が表示されている程で、
デザインにはこだわり抜いているのを感じます。
ですが、ストーリーはイラストの印象とは正反対。
甘い雰囲気どころかシリアス一直線です。
そのギャップがフリゲならではの面白さではないでしょうか。
そして、まさかのアイドル歌唱対決など演出の工夫も凝らされています。
ミーレスとの戦闘でセリフが表示されたり、
25章でアインスとレイちゃんの対話があったり。
悲しい物語でありながらも、気持ちが和んだり、
笑ったりすることが何度もありました。
常に心が動かされるような気持ちで、
先が見たいと思わせられる作りは素晴らしいですね。
また、音楽の使い方もセンスが良く、
宿敵レムとの対決シーンで感じた緊迫感、
アインスが主体になる後半での戦闘BGMの躍動感、
そして拠点が王都の時に流れる哀愁を含んだ歌もの
(オルゴールバージョンあり)、これらは特に心に残っています。
ゲーム難易度に関して、私はノーマルだけしかプレイしていませんが、
これが標準であるなら、十分に遊びやすかったと思います。
レベルアップが拠点なので敵を倒す順番にこだわったり、
稼ぎをする必要はありません。
いつでもセーブできるので、やりなおしや中断、吟味も楽々です。
チャレンジバトルに挑戦していれば衣装変更が可能になります。
でもこれはおまけで、むしろ自然なレベルアップで
レベル上げの程度を迷わないようにしていたのではないかと思います。
中盤に味方のレベルがカンストするので、
強くなってから長く楽しめるのも工夫されていますね。
大抵は、強くなった瞬間に終わりが来てしまうので、
自分たちの無双を長く楽しめるのも嬉しいです。
マップの背景が美しい一枚絵なのは前作からの踏襲ですが、
これを採用している作品はほぼないため、
今のところは本作独自といっていいでしょう。
作者のもねこさんはデザインのセンスが素晴らしく、
作品の至る所にそれが発揮されていますね。
以上、最終章レポという名目の雑感でした。
続いて、エンド回収目的で2周目を難易度イージーでプレイします。
引き続きレポートしていきます。