怒り…、もう沈黙はやめました。we can change
12/26に発売された文春の記事…年の瀬に衝撃が走りました。私たちのnoteの初投稿、今年最後の投稿…それぞれに重い気分で、でも最後は希望に繋がるように言葉を探しました。
◼︎蔵原 実花子
私はDAYSJAPANフォトジャーナリズム大賞の審査会を映像にのこす仕事などで何度か広河さんにお会いしています。
重い事実に、いまの考えをうまく話せそうにはありません。
謝罪と役職解任を早期に文書で発表。仮に社会が納得して収束に向かったとしても、広河さんご自身に問いたい。それでいいのでしょうかと。
危険を顧みず苦しい立場の人々の痛みをとらえたはずのその眼が、なぜ身近な人の痛みに盲目であったのか。
彼女たちが声を上げたのは同じ想いをしている人に寄り添い、これからそのような想いをする人をひとりでも減らす社会の実現を目指すため。
そして事実を社会に伝える者としての誇りを持ち続けるためではないでしょうか。
その苦しい葛藤、勇気に向き合うことなく、本質から目を背けることは、あまりにも悲しいことです。
◼︎城島 めぐみ
いつまで続くんだろう…こんなこと。
込み上げてくる怒りの後に考えてみた。
こうなってしまう原因を。例え話を。
例えば憧れの人や上司が女性だったら?
もしかしたらそんなこと起きないかもしれない。
だったら女性の上司が増えたらいい。
女性がもっと活躍出来る社会を作る!
だけど、もしかしてそれはそれでまた何かあるかもしれない。
結局、権力を持った人たちがそれを武器にした時
いろんな形で起こるハラスメント。
多分これはどんな所にも存在している。
きっと私の周りにもあなたの周りにも。
だから時に声をあげないといけない。
こんな風に。
同じような想いをしてるのは
自分だけじゃ、あなただけじゃ、ないかもしれない。
そこから変わる未来があるかもしれない。
必要なのはほんの少しの勇気と対話出来る場所。
だから一緒に考えてみませんか?
私たちと。
me too じゃなく we tooで。
◼︎HakuTomo
何回も傷つく。
「女だから」「男だから」っていう理由で行われる暴力を聞くたびに。
MeTooムーブメントの後はもちろん、その前からあった。
「もう昔の話だけど…こんなことがあったのよ」と親しい人から打ち明けられるとき、性暴力のサバイバーからのインタビューで、センセーショナルな記事で。
その度に自分のことのように痛かった。
たぶん、その度に泣いた。
それは自分の中の同じ経験を思い出すから。
それもこれもあのときの私。
「そんなもの」と受け流す術をもう誰にも渡さない。
<怒り><連帯>に続く何か…私たちならではの方法で。
◼︎ディアス実和子
私は怒っている。暴力が繰り返されることに。
それが見過ごされてきたことに。
私は怒っている。若い女性達の体だけでなく、
彼女達の夢や憧れや未来までもが踏みにじられたことに。
私は怒っている。被害を受けた人たちが、謂れのない中傷を受けたり、
憶測で語られてしまうことに。
私は怒っている。あまりにも多くの人たちが無関心なことに。
私は怒っている。
数えきれない被害者達の声にならない声が消されていった過去に。
誰かに怯えたり、誰かが傷つくのを見るのはもうウンザリ。
もし、あなたも同じように感じているのなら、一緒に考えてみませんか?
性暴力のない世界を作る方法を。
何が必要で、何を変えていかなくてはいけないのかを。
怒りを、アクションに変えていこう。
◼︎2019年、TWFFでは「"MeToo"のない世界プロジェクト」をはじめます。
<写真:蔵原実花子>
2018年12月28日