初めてハマった二次元コンテンツ
例の新型肺炎で一変した日常。
就活生の私にとって、3月〜4月あたりの自粛期間は家で履歴書書いたり、ポートフォリオ作ったりしてたわけだけど、まあ、予定してたライブが全部無くなって虚無でした。虚無、虚無、虚無、
そんなキョムキョム生活の中で出会って、衝撃を受けて、最終的にはどハマりしてしまったコンテンツが
①ヒプノシスマイク
②韓国アイドル
この2つ。
今日9月2日は、ヒプマイの初の公式ガイドブック発売日であり、早速買って読破したところ感情が爆発したので、良い機会だし書き留めて自分をなだめる回です。
簡単に説明するとヒプノシスマイク、通称ヒプマイは「男性声優18人による音楽原作キャラクターラッププロジェクト」です。音楽原作。なんか難しい。
できるだけ言語化したいけど多分キモくなる。それでは元気よくいってみよーーーーーーーーーーーう!!!!!!
① きっかけ
そもそも生まれてこの方、二次元コンテンツに強烈にハマったことがなかったんですよね。
、、、、、、、、、、、、、まあ、無いと断言するのは嘘になるかもしれないから、一応線引きとしてはお金を落としたか、ずっとそのことを考えているか、というところで判断しよう。無いです!!!!!!!!!!!
まあそんなわけで、何をきっかけにヒプマイを知ったかというと、
どどん「Creepy Nuts」
わかる人にはわかる。お察しの通り、Creepy Nutsがオオサカに楽曲提供した楽曲「あゝオオサカdreamin'night」を聴いたのが全ての始まりでしたワ!!
オオサカのリーダー、白膠木簓のラップがR-指定の生き写しみたいに思えるほどの高い再現力で、最初聴いた時目見開いて驚いた。トラックに関しても、和風な三味線のリズムが心地いいし、何よりも重低音の感じがどタイプだった。「Creepy Nutsすっげえ、、」って思うのと同時に、漫画でもない、アニメでもない、急にとんでもない衝撃を受けた「何か」に好奇心が湧くのは必然的だったわけです。
もともと知らない文化、特に音楽に関することは広く触れてみたいと思う私にとって、他のヒプマイの楽曲も聴いてみようと思ったのはもう秒。純粋にヒプマイの楽曲に魅力を感じてハマっていったわけです。
② 完全におちた
サムネの写真は、私が諭吉飛ばして得た音源&書籍たち。
すっっっっっっごい少ないけど、やっぱりちゃんと聴きたいと思った結果、購入まで至ったことは個人の尺度だと結構ハマってる証拠なんですよね。
ただのキャラソンだったら多分買ってはいないんだけど、何で全くの未開の文化だったコンテンツを購入するまでハマったかというと、
「 キャラクターの人格の分厚さ 」
CUTで特集されてた言葉を少し拝借すると、
ヒップホップってそもそも生き様とか野望とか、ラッパー自身の経験から基づく感情とか想いを表現している、良い意味で「人間臭い音楽」であるのに対し、ヒプマイにおける、声優さんがキャラクターを演じてヒップホップを歌うっていうのは一見ミスマッチのように感じるかもしれないんですよね。キャラクター自身がひとりでに歌うわけないし、声優さんが歌うわけで、しかもそれを聴く私たちもキャラクターの全貌はわからない。更にプロのヒップホップユニットが楽曲提供するともっと話しが難しくなるというか。
ヒップホップ勉強中の学が足りない私が本当におこがましいけど、言いたいことを言語化するのが難しい。
そんな思慮の溝みたいなのを埋めて突破したのが「キャラクターの人格の分厚さ」です。だと思っておる。
詳しいことは長くなるから省くけど、壮大な世界観の中に存在するキャラクターそれぞれが、個々に複雑な境遇を抱えながら必死に生きてる姿が二次元のキャラクターとは思えないくらい濃い。
裏切りからくる仲違いとか、大切な人を亡くした過去があって現在の姿があるとか、自分の信念を強く持ってそれを訴えかけてくることとか、、、。
要はキャラクター設定が綿密で人間臭いと勝手に思ってます。キャラクターの生い立ちを知った上で、その人生観をラップで歌われると、どんどん引き込まれてしまう。ヒプマイは感情移入させる力が本当に強いと思います。
推しディビの話していいですか。
私、オオサカ、イケブクロが本当に大好きで!!!!!!!
頑張ってキャラクターの話を一部に絞ります。
オオサカはお笑いコンビだった白膠木簓と躑躅森盧笙が、順調(多分)に芸人街道を走っていると思いきや、盧笙が相方簓と才能の差を感じて劣等感から解散を告げて別々の道を歩むもディビジョンラップバトルをきっかけにチームとして再タッグを組みます。
なんだねこの胸アツストーリーは。ストーリーとして読むと「そこまでいうほどか?」と思うかもしれないけど、当事者である簓は急に相方に「解散しよう」って言われてどう思ったのか、その後ピン芸人として舞台に立って何を感じたのか。盧笙は教職員としてキャリアをスタートさせたのち、テレビに映る元相方の姿がどんな風に見えたのか、ディビジョンチームとして簓に「また組もう」と言われた時何を思ったのか。
想像してみよう♪人間くさすぎるよ♪
イケブクロは山田一郎、二郎、三郎の三兄弟で結成されたディビジョンで、彼らは施設育ちなんですよね。長男の一郎は色々あった末、弟たちを連れて施設を出て、現在では19歳にして萬屋を経営しながら一人で弟たちを養っているスーパーお兄ちゃんなんです。今では仲良しの三兄弟だけど、施設時代には一郎の素行の悪さから弟たちとは対立関係にあって、それでも弟たちを思ってギリギリ高校に通いながら借金取りみたいな粗悪な仕事で一生懸命お金を稼いでいた過去。時には小さい子供が隠し持っていた巾着袋の中からお金を出して借金取りの会社に渡さなければいけないことも、、。残酷だけど、高校生の一郎はこうするしかなくて本当に必死だったと思うと、ウン泣けてくる。ブクロ三兄弟にはお腹いっぱいご飯食べて、自分が楽しいと思うことに遠慮しないで元気に育って欲しいです。
♪オカン♪オカン♪私はオカン♪
こんな感じで、それぞれのキャラクターに濃すぎるほどの人格の厚みがあって色々と考えさせられてしまいます。そんなキャラクターたちが何を歌うのか気になりませんか??
③ 好きなヒプマイ曲
自粛期間に出会ったヒプマイ。就活が不安の中で気持ちが落ち込んでしまうときに励ましてくれた曲たちを書き留めます。まだ全ディビジョンのフル音源買えてないけど、現時点でフルで聴いたものから抜粋☆
※順位付けはしないできない
※テンションが上がるとかは該当曲が多すぎるからここでは考えない
1・「Hoodstar」
4ディビジョンが自分たちの強さを他ディビに向けて誇示するような曲です。ディビジョンラップバトルに関して歌っていることはもちろんなんだけど、所々のリリックがケツ叩きみたいに励ましてくれた印象が強い。特に「壁に書かれた嘘に唾を吐き 泣き喚いてちゃ置いてかれんぜ」は、まさにケツ叩きって感じだし、「てか何しに生まれ謳うかを その目その耳で確かめな」は、飛躍するけど自分のやりたいことを追いかけて就活を諦めないで続ける意味はなんだろうって考えさせられる、そんなところが好きです。
2・「おはようイケブクロ」
この曲は朝の挨拶から始まるので、朝に聞くと最高。シンプルに応援の言葉が多くて栄養ドリンクみたいな曲です。本当にメンタルがやられていた時に、「ヘイターたちなんて眼中ねえ」、「下向いてたって つまんない」、「振り向くよりただ前向け」などなどの言葉に本当に励まされた(泣)。しかも最後に一郎が「いってらっしゃい!」って言って曲が終わるんですけど、これがまた一歩踏み出る原動力になるんです。このたった一言で。すごいうただ。
3・「Break the wall」
もーーーーーーーーー壁を破るとか、自分の限界を超えるとかそういうのがテーマです。私はそう思っています。曲中の壁の本来の意味は話がそれるので伏せます。やっぱり何かを成し遂げるためには、まず挑戦して課題を乗り越える必要があると思うんですよね、それをほとんど全編に渡って歌い上げていて「私ならできる、大丈夫」と思わせてくれた心強い曲でした。モヤモヤを吹き飛ばしてくれる爽快さがあるサビも歌詞、メロディ共に最高です。
4・「Own Stage」
参考に貼れる動画がトレーラーしかない。二曲目に流れる曲です。
正直、ヒプマイの中で一番励まされた曲だと思います。まず、芸人という夢を諦めた躑躅森盧笙が夢を諦めたことについて歌っていて、当時の焦りとか別の道へ進んだことに対しこれで本当に良かったのかと葛藤しつつも、「今日も何かに挑戦して イコールの右側へと行こう」とポジティブに前に進む姿勢が感動の域です。そして、「おい おまえ 何諦めとんねん いいからその夢追えボケ」という最強最高のリリックの存在感。盧笙だから抜群の説得力がある言葉であり、このリリックだけでも夢を諦めた盧笙が何を思ったかが垣間見えるパワーワード。結局のところ、ひっぱたかれるような励ましが一番強いんですよね。本当にこの曲には何回も助けられました。盧笙先生ありがとう!
④ 余談
余談というか、あと残り言いたいことです。
本来だったらキャラクターの人格どうのこうの言ってるところに書くべきだったんだけど、ヒプマイには声優さんが欠かせないです。余談のくくりに書いてしまってごめんなさい。本当に愛はあるんです。
徐々に浮き彫りになってくるキャラクターたちの情報は決して多くはなかったと思うし、前例がないプロジェクトで参考がないのに、ここまで親身一体になってキャラクターを演じる、いや、憑依させてラップする能力の高さに脱帽しました。もはや声の演技とはなんだろうと。表情、仕草、キャラクターの思考まで読み解いて理解して、そこから生まれるパフォーマンスは私のイメージしていた声優さんから超越する表現のスペシャリスト的な存在。ストイックさなど本当にお手本にさせていただきたいです。間違いなくここまでハマったのは声優さんの表現力に魅了されたためです。すごいよう、、。
楽曲から入門して最初キャラクターのビジュアルを見たとき「足、なっっっっっっっっっが!?」って何頭身か数えたし、ブクロ以外のディビジョンのキャラ名全く読めなくて大笑いしました。
何はともあれ、いつか有人のライブが開催される時には是非行きたい。
その時までに全ディビジョンのCDを買い揃えて、もっと好きを深めて臨めるようにいっぱい曲聴こう。
最高に楽しいコンテンツに出会えて感謝です。
全ディビジョンに幸あれ!