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「21世紀の資本」を観たよ。

ピケティのあれね。世界は繰り返すっていうか、歴史から、不均衡と格差が起こした戦争・革命の歴史を世界的に丁寧に描いている。
その当時を映した映画を使って、クオリティーコントロールしていると思っていたのですが、、、

どちらかというと、"フード・インク"とかのドキュメンタリーと考えると全くクオリティー的に悪くないし、
音楽の使い方もベタだけどドキュメンタリーって考えると悪くない。
700ページちょっとの書籍なので、約100分程度でざっくり分かるのは時間価値という中では、お得なんだろうなぁ。

「21世紀の資本」を前提に考えたことなんだけど、格差を簡単にフラットにするなら、戦争ぐらい必要と感じるのもわかる。

確か07年ぐらいの「論座」で掲載された。"「丸山眞男」をひっぱたきたい--31歳、フリーター。希望は、戦争。"(著者:赤木智弘)のように、
ワンチャンしかないという形だと、この主張というのは、凄く荒々しいけど真理は凄くわかる。
最近だと、「保育園落ちた日本死ね」って感じですね。

ただ、今のルール設定で、できること有るでしょの提案パートは、書籍通りの話なので、グローバル企業に税金をかけて、すべての国で分けるやつとか。
この手の問題で、一番問題になるのが、すべての国で分けるっていうルールだよね。
分断を使って楽に政治をする輩たちには、この考え方に乗れにくいでしょ。
理想としては、やや低くそこまで魅力的ではないとおもうのよね。そして、現実性という意味では乏しいので、本当の折衷案を見守りたい。

僕の中で、どうしても、1人の大天才が100万人の雇用を作る。それが、2~30年ぐらいのターンできて、社会保障制度を拡充できれば、
この形の資本主義でも安定はできるのでは、、、と考えているタイプなので。。。
※とはいえ、この大天才が今の資本主義の形を変えていく前提ですがね。

観ることで何が変わるかというと、最初にも書いたとおり、700ページぐらいの書籍が100分程度で読めるってこと。
ピケティは、この映画を広めるために作ったのか?それとも、監督依頼があるビジネスとして作ったのかの真意が知りたい映画でした。



一番簡単な結論は、あの書籍を読む時間を100分程度で読めるなら、観なくてOK。

100分以上かかるなら観る価値あり。「時間価値」を高めるって味気ないことを言うのが正解の映画。

減計時間価値があるというべきかな?

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