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10年越しのリベンジ
先日、3歳になる娘からあることを言われました。
「パパのお顔はボコボコだね」
実は私は20歳くらいのときに、酷いニキビに悩まされたことがありました。
大学進学で県外に出た折で、近くにそのことを相談できる人もおらず。
今だったら対処法などを調べて対策するのでしょうが、当時はスマホなどはまだ出端で、そこまでしませんでした。
ニキビ自体は徐々に治まりましたが、今度はニキビが痕になり…頬一面に残ってしまいました。
20代前半くらいまでは、やはり自分の顔が本当に嫌いで、何をするにも「人目」を気にしていました。
高校時代の友人と会うときには、誰からもツッコまれずだったんですが(気づかないわけないので、みんなの優しさでしょうね)
逆にそれが苦痛で。
教員になってからも、やはり人前にたつ仕事なので、当初は気にしていました。
別に誰も私の「顔」のことは言ってこない。
人がコンプレックスに思っているであろうところを、直接本人に言うことなんて、ないでしょうが
逆に、何も言われないからこそ
「この人は心の中で、私の顔のことをどう思っているだろう」
と不安に思うこともありました。
しかし、私は男だし。しかももうかれこれ10年この顔です。
嫁と結婚もできたし、娘を2人も授かることができました。
だから、もうこの顔のままでいいや。
そう思っていた矢先の、娘の言葉。
封印されていた、私のコンプレックスが解き放たれると同時に、新たな感覚を覚えました。
「娘が大きくなったとき、パパのことを恥ずかしいと思うのではないか?」
嫁にその話をすると、「考えすぎ」だと一蹴されました。
確かに、誰にでもコンプレックスはあるし、加齢とともにそれが増えていくのもわかっています。
もしかしたら今後、薄毛や体臭、体型で悩むかもしれない。そしてそれを、娘も嫌がるかもしれない。
ですが…一度気になり出すと止まらないのが人間の性です。
気がつけば、私のスマホの履歴は「美容外科」ばかりになりました。
そしてついに。「品川美容外科」へ行ってきました!!
私が気になっていたのは、「ダーマペン4」というやつ。
肌に細かい針で穴をあけ、肌がそれを修復しようとする際に、凹凸も一緒に修復していくという仕組みらしい。
YouTubeなどでも、実際に体験されたユーチューバーの方々がレビューしていたので、下調べもばっちり。
長くなるので、実際に行ってきた話はまた次にします。
ただ、今回の一件を振り返ると。
嫁とは出会ってから5年。ですので、嫁と出会った時にはすでに私はこの顔でした。
嫁は、私が顔のことを気にしていると話すと
「え?私は気にならんよ。でも、『自分』が気になるなら、治療したら」
確かにです。
別に、顔がボコボコだろうが友達はいるし、結婚もできたし。
生徒たちもついてきてくれました。
しかしです。他の誰でもない『私自身』が気になるのだから。
嫁が気づかせてくれました。
娘の一言は、確かにきっかけではありますが、決定打ではありません。
要は、私が納得したいから。治療を受けることにしました。