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教員あるある…?

普通に生活を送ってて、同じ話を複数回することってなかなかないですよね?


「あれは面白かったわ〜」なんて話してたら
「何の話?」って来られる。
「いやさ、こないだこんなことあって〜」

こういったことはたまにはありますけどね。

ですが、本当に同じ話を同じトーンですることはそうそうないのでは。

教員は、同じ話を複数のクラスでします。

今年の私で言えば、現代文の授業を4クラスと古典の授業を3クラスもっているので


同じ話を3回、ないし4回はすることになります。


1つ目のクラスで、わかりやすいかなと思って話した「例え」がウケたら

2つ目、3つ目のクラスでも同じようにやります。
さも、初めて話すかのごとく。


思えば、お笑い芸人の方々もですね。

同じネタを何度も何度も。

ツッコミの方は何度も聞いたボケを、さも初めて聞いたかのごとくツッコむわけです。


本文の内容や、古典文法の説明を何度も繰り返すのは苦ではありません。

むしろ、繰り返すことによって練度が増していきますよね。


ですが、今日恥ずかしいことが起きました。

定番教材の「児のそら寝」


ご存じの方も多いでしょうが、

「児」が「ぼたもち」を食べたいのを我慢して、「僧たち」の呼びかけをスルーする。

この「児」の葛藤の部分が、このお話のメインですよね。


それを私は、「バレンタイン」でたとえました。


中学のころ、明らかに私にチョコを渡そうとする女子がいました。

モジモジする彼女に気付きましたが、飛び上がって喜ぶのを抑えて無視していた私。


このエピソードをすでに2クラスで披露し、なかなかのウケをもらいました。


そして3クラス目。

「中学のときさ、バレンタインで〜〜」


なかなか生徒たちの反応がよくない。


「でさ、その子がモジモジして〜〜」


あれ?手応えがないぞ。


「本当は『ひゃっほーー!!』って言いたいところを〜〜」


生徒の表情が曇る。え?笑うところなんだけど…


最前列の男子「先生、その話…まえ聞きました。」


そうです。まえ…してました。

それに気づかず、本気でやりきった私。
本当に恥ずかしくて、涼しい日でしたが滝のように汗をかきました。


「お、お前たちが忘れてないか確認したんよ」

なんて捨て台詞を吐いて、逃げるように教室をでました(笑)

というかさ…もっと早く言ってよ。

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