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他人に合わせるということ(僕の過去を大公開編③)

どうも!Takeyuです!
前回の記事では、僕の中学校時代について、共有しました。
今回は、「たけゆう高校生編」です!

まだ前回の記事を読んでいなければ、こちらからご覧いただいた方がきっと楽しんでいただけると思います!

🔶たけゆうの歴史(続き)

④高校生時代

2013年4月
僕は家から近い千葉の高校に入学します。
この高校、千葉御三家と言われる進学校だったのですが、
ちょっと?かなり?変わった学校でした。

校是は「自主自律」。
「私服OK」「髪色自由」「ピアスOK」など、
法律の範囲内ならある程度何をしてもOKの学校でした。
もちろん、先生からも何も注意されません。

入学する頃の偏差値は75くらいなのに、
学校生活や遊びが楽しすぎて、
高3になるまでには偏差値が20落ちる最高だけど悪魔のような学校です。笑

これまで、承認欲求に従って生きてきて、
規律通りに、周りの期待に応えること・褒められること
ばかりをしてきた僕にとって、この学校の存在は衝撃的でした。
そして、後の今の僕の大事な価値観の1つを、
作り上げることになります。

高校2年の時、僕の価値観が変わる、大きな事件が起きました。
めちゃめちゃ面白いやつと出逢ったんです。
名前は伏せたいので「A君」とします。
彼は一言で言うと、頭のねじが7本くらい外れた人間です。
どんな感じの人なのか、説明していきますね。


僕の高校には年に一度くらい、来賓の方がいらして、
全校生徒に向けて講演をしてくれる
イベントがあって、全校生徒が真夏の暑すぎる体育館に集められ、
座って2時間くらい話を聞くことになります。

高校2年の講演会にて、司会の方が言いました。
「何かXXさん(来賓の方)に質問のある方はいますか?」
ある程度登壇して下さった方が話し終えたので、
あとは質問パートで何人か質問すれば終わり、そんなタイミングでした。

なんですが、場は「しーん」。
そりゃそうですよね。だいたいこういう時って手は上がらないですよね。
このままどんよりしたムードで終わるのかな~と思っていたら、
静寂の中、1人の男が立ち上がって手を挙げました。A君です。

彼の発した一言に度肝を抜かれました。



「1曲歌ってもいいですか??」



理解出来ましたか?

「????」
「歌う?歌うって言った???」

間違いなく、多数派の思考ではないと思います。
少なくとも僕は、その時には全く理解できませんでした。

そんな感じで大きな衝撃を受けながらも、
そんなにゆっくり理解させてもらえる時間もなく、
彼は颯爽と、自分の十八番である、
ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」を歌い始めました。

もちろん音源なども用意されていないので、
イントロや間奏の楽器パートも含め、全て自分の口で歌い上げてました。

「おいおい、まだ俺と同じ2年だよな?上級生もいるよな?」
「こんな型破りなことをして、やばい状況になるんじゃないか???」

僕はそう思いました。

そんな中、予想は大きく外れました。

僕の予想とは裏腹に、会場は爆発的に大盛り上がり。
全校生徒から拍手と賞賛の声が飛びました。



「かっこいい。。。。。」


僕は、素直にそう思ってしまいました。
当時の自分は、
「ほめられることをする・怒られるリスクのあることをやらない」
が基本スタンスだったので、
「講演会でお礼に歌う」なんていう、
滑ったら黒歴史になるリスクしかないことを
やるという発想すらありませんでした。

はっきり言って、この行動は高校生の若気の至り的な部分もあるし、
やった内容に焦点をあてると、
大人目線では良いこととは言えないものかもしれません。
僕自身も「講演会の場で歌う」ということ自体に
感銘を受けたわけではなかったのですが、

僕が感銘を受けたのは

「恥ずかしい思いをするかもしれないリスクに抗って人と違うことをする勇気」

でした。

僕はこの時、直感で決めました。

「残りの高校生活は、こいつと過ごす」

こいつと過ごしたら、何か自分が書き換わる気がする。
そう思いました。

そんな予想は的中します。

僕はおそらく1000人に1人くらい素直な人間なので、
僕の頭の中の価値観は
「優秀で模範的であることが正義」
から、
「人と違っていること・常識に従い過ぎないのが正義」
を最優先とするよう、一瞬でフォーカスが移り変わりました。

長くなるのでそんなには書きませんが、
1分間スピーチで今までなら一人で淡々と話す場面に友人を集めて漫才をやってみたり(たしか滑った)

中学までは1回もおろそかにせず真剣に受けていた授業も、
高校では何度も抜け出して、遊びに繰り出していました。

そういった少数派の変わった行動ばかりを取っていると、
学校の特性もあるのか、変な目で見られるわけでもなく、
めちゃめちゃみんなに面白がってもらえます。

まだ当時の僕は、
賞賛や承認欲求が喜びのベースには存在したので、

「人と違うことをするって楽しい。」
「『異端児』『きちがい』という言葉は最高の誉め言葉だ」

といった「意識高い系ですか?」というような価値観を形成します。

高校を卒業する頃には、
気付けば追いかけていたA君からも
「この学校で一番ヤバイのは実はお前だ」
と言われるまでになっていました。
あくまで彼の主観で実際そんなことはなかったと思いますが…笑

そんな、
中学までの僕が見たらバケモノ級の変化を遂げた高校生活でしたが、

続く「大学生活」でも、まだまだ僕の価値観は変化していきます。

ということで、次回の投稿は「大学生編」に突入させていただきます。
お楽しみに!

今回も読んでいただきありがとうございました!!!!!!!





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