EVA/EVA電子 Sound StabilizerⅢ SSPH-HG2 30V Hi-Z
EVA/EVA電子 Sound StabilizerⅢ SSPH-HG2 30V Hi-Z
https://studio.youtube.com/video/gbO13JW1A7g/edit
話題のバッファーを試してみたよ。案件ではなく忖度のない素直な感想。コレは既存のバッファーと異質です。全く違う。既存のバッファーは基本的に色付けのない、ほぼ音が変わらないのが前提ですがこのSound Stabilizer(めんどいのでカロリーメイトとする)は、前向きな攻めたバッファーです。今まではコニシスのエレガントビーストを使用していました、これはこれでいいのですが、カロリーメイトはざっくりいうとある程度ゲインが上がります。使用するまでは、大まかな予想は、どうせゲイン稼いだだけだろう、音量あげてるだけじゃん。そう思っていましたが実際に使用すると、以下の効果があります。
特にラインでギターを弾く場合にVOLを絞ったり、ロングトーンや優しく弾いたりすると音がへなちょこになって線が細くなる傾向があります。これはPODくらいから言われていたけど、このカロリーメイトを通すと、VOLを絞ったときや優しく弾いたときの感触、音色が明らかに違います。
通常のKemperの全面と背面のTRSのハイインピーダンス接続の効果もあるのかもしれません。資料では情報量は倍に増えるとあります。情報量が倍とは何を指すのか具体的な指標が無いので、なんとも言えないです。
例えば、ラインで弾いてるとどうしても生アンプと比べると、スピーカーの鳴りや壁、床の反響音は無いわけで、1万円の実機アンプが優れてる要素はそこなんですが、カロリーメイトを通すと、トランジスタアンプから真空管に変えたような、ロングトーンでの減衰に対する、なり心地や減衰時の音の鳴り方が明らかに違います。
とはいえ気になる点もあります。明らかにもとの音よりもゲインは上がってるようなので、ゲインの量をVOLで調整できたらいいかもしれません。どちらかというと歪んだクランチなどにもってこいですが、全くのクリーンではちょっとまだ試せていません。ほか、例えば、マルチエフェクターなどに使用しても効果があると思います。
自分はME80ってマルチを持っていますが、あまり使用はしません。それは、実際のアンプに使用するセッション用としてあるので、録音にはなぁという思いがあるからです。もしかするとこういう機材で潜在能力が上がるかもしれません。
どちらにしても凄く変化の期待できる機材ですよね。使用する場所はシミュレータなどで無くても、エフェクターの前やラインでベースとかもしかすると電子楽器全般に効果があるのかも知れません。
この機材はハイインピーダンスで出力されるという事と、内部で30Vに昇圧してるのも反映されてるかも知れません。 このev電子さんの他の機材も気になるし、いっそkemperも改造してもらっても良いかもね。