オンライン世界旅行microツアー:アメリカのガイドさん紹介!
アメリカを案内してくれるのは奈良幸雄さんです。高校までを東京都杉並区で過ごし、アメリカの大学に進学したのちに、4年半、アメリカでエンジニアの仕事に従事し、現在は日本に暮らす奈良さん。これまでに合計13年間をアメリカで過ごした奈良さんですが、日本では、英語は嫌いな教科だったそうです。
日本の高校では3年間、競泳に打ち込んだ奈良さん。今でも高校時代の仲間とは親しい友達ですが、一方で、日本の上下関係の厳しさや、集団を重んじる文化には、本質的になかなか馴染めなかったといいます。そんな自覚も、アメリカ行きの後押しをしたのかもしれません。
まずはミズーリ州のセントルイスにある語学学校で集中的に英語を学んだ奈良さんの当時の勉強法をおしえてもらいました。
英語の歌を歌詞を見ながら歌う
アメリカ人のルームメイトと話す
英語の字幕付きで映画を観る
単語を覚えるときに複数ある意味を同時に覚える
4つ目は少し難しいですが、例えば「run」という単語の意味を覚えるときに、「走る」だけでなく、「選挙に出馬する」や「運営する」などの他の意味も同時に記憶してしまおう、ということです。映画は、同じものを何度も観て、回を重ねるごとに聞き取れる部分が増えているという実感を得ることがポイントだそうです。
もともと水質汚染や大気汚染などの環境問題に関心のあった奈良さんは、その後、アラバマ大学の土木環境工学部に入学しました。勉強やパーティー、フットボール観戦などを通じて、様々な国から来た学生と交流を持ち、刺激のある毎日だったといいます。「日本とは真逆の文化で、自由と個人の独立を強く感じました。また、あまり肩に力を入れず自分の人生を楽しむという考え方と、ハグをする文化はとても好きです。」
修士号も取得したのち、専門性を活かして、アメリカの地方自治体などを相手に、下水道や下水処理場の調査、設計などを手がけるエンジニアとして働きました。日本に帰国してからも、エンジニアや技術コンサルタントとして、ODA(政府開発援助)関連の仕事や、土木系、プラント系の仕事に従事してきた奈良さん。仕事の中でも英語力はあちこちで活かされているそうです。
日本での職場では、年配の方に初対面の挨拶として握手をしようと手を差し出すのは失礼にあたるかもしれない、ということや、自分のデスクと周りの人のデスクの間に仕切りがなく距離が近い、ということなどに逆カルチャーショックを受けることもあったそうです。一方でアメリカでは、食文化の違いや、アジア人の顔が実年齢より若く見られがちなことなどに困ったことがあるといいます。「肩肘張らずに気楽に生きよう」と思える奈良さんだからこそ、そんな苦労も経験値に変えてこられたのかもしれません。
今もときどき、友人たちに会いにアメリカを訪れている奈良さんに、アメリカでの生活や文化について、「使える英語」も交えながら語っていただきます。
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