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オンライン世界旅行microツアー:ブラジルのガイドさん紹介!

季節も時間も真逆のブラジルと日本。そのブラジルをサンパウロに住むアレックさんが紹介してくれます。

サンパウロはブラジル南東部に位置し、サンパウロ州だけで日本の本州と四国を合わせたくらいの広さがあります。地理的には遠い日本とブラジルですが、国同士でも関わり合いが深い両国。19世紀末に日本からブラジルへの移住が始まり、現在、全土で約200万人、サンパウロ市とその周辺都市に約40万人の日系人が住んでいます。

アレクサンダー バレタザールさん

アレックさんは、ちょっとはにかんだ感じの笑顔がチャーミングな大学院生。でもその笑顔からは想像できないほどタフで情熱的。現在、修士課程でバイオメディカルテクノロジー(生物医学工学)を専攻し、将来、その分野で世界をリードする日本で博士課程を取りたいとアレックさんは夢を語ります。バイオメディカルテクノロジーとは?生物学や医学、工学を統合してより良い医療を提供できるようにシステムや機器を開発すること。

サンパウロで自転車修理店を営むご両親の元にアレックさんは生まれました。子供の頃から直面した不公平や不平等から自分の夢を叶えるためには努力を重ねなければならないことを学び、常に勉強するなど最大限の努力をしてきたそうです。また、友達と遊びたい年頃の小学校から中学校の初めまでアレックさんは、放課後にお店のお手伝いをしていました。アレックさんの心の中心にはいつも家族があり、家族がアレックさんの強さの源です。

アレックさんとご家族

元々、アレックさんは医師になり経済と健康の両面で家族を支えたいと考えていました。でも医師になるには経済的壁がありました。また、心理的にも人々の死や苦しむ姿に直面し続けるのは難しいと考え医師になる道を諦めました。その後、高校2年生の時に専門学校のメカトロニクスコースに進み、テクノロジーやロボティクスの世界に魅了されます。子供の頃、自転車修理店でお手伝したことも影響したのかもしれません。

アレックさんの最終目標はバイオメディカル分野で技術的なソリューションを障害のある人たちに提供することです。今、修士課程で勉強に専念する一方、奨学金の他、機械設計、翻通訳、言語教師などの仕事で学費を賄っています。何と、アレックさんは既に母国語であるポルトガル語、英語、日本語、ドイツ語、スペイン語の5か国語でコミュニケーションが可能です。そして、今、中国語に挑戦中。

サンパウロの街並み

就職で必要だと考えアレックさんは英語の勉強を始めました。でも時間的にも経済的にも余裕がなく、自分で勉強方法を探しました。まず「ポリグロット」と「神経言語学」について調べました。ポリグロットは多言語話者を意味し、神経言語学は言語の理解などに係るヒトの脳のメカニズムに関する科学分野をいいます。ポリグロットがどのように言葉を学習しているのか。アレックさんはタフで内に秘めた強さで自らの道を切り開いていく人です。そんなアレックさんがダイナミックなブラジルをどのように紹介してくれるのか楽しみですね。

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