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なにかと液体をぶちまけるゲーマー

自己紹介、といってそれほど奇抜でもなく立派でも過激でもなく、人生として見ても最も心が揺さぶられた一瞬は某温泉地でタバコを吸ったときに「空気きれいだとタバコもうめえな」と感じたことくらいなので、好きなゲームを適当に紹介しようというコーナーをやって僕がどんなゲーマーか知ってもらえればこれ幸いということでやります。
ただあまり古すぎても僕の記憶がおぼろげなので、ハードでいうとPS4・XboxOne・Switch、PS5・XboxseriesX|Sあたりに限定しましょうかね。Steam他PCゲームに関しては、その世代に依拠することにします。
3DSもVitaもいれたかったけどな、すまんな。

順不同。ネタバレは避けてます。
ちなみにいまあたたかいコーヒーを飲んでいます。

※公開している画像のハード(サイズや解像度)はコロコロ変わるのでご注意。

Assassin's Creed Valhalla(アサシンクリードヴァルハラ)

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▼2020年11月20日発売、天下のUBISOFTから出たアクションアドベンチャーゲームです。いきなり昨年のものを出してきたのは、最も記憶が鮮明だったという理由です。初回プレイ時はPC版にて100%クリア、現在PS5パッケージ版を購入し中盤辺りです。
「PS5」と書かれた白いパッケージが欲しかったんです。。。

▼アサシンクリードシリーズはナンバリングだけは踏破して……いないのですが(肝心の1だけやったことがない!)、かなり好きなシリーズです。
何が良いかと言えば、時代や空間を超えて旅をできること・世界史で習ったあの人との交流があること――というのはアサクリに対してよくある評価で、個人的には「音楽」と「シナリオ」がこのヴァルハラで最も評価できるポイントだと思っています。

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▼テーマ曲、一回くらいは聞いたことがあると思います。とくに好きなテーマはオデッセイ「へ~やに~くりき~んと~ん~だ~れや~♪」っていうやつです。(ぐぐってくれ。)2とオリジンズのテーマがリンクしてるのも良いっすね。
ヴァルハラでのお気に入りは「The First Departure」「Leofirth’s Honor」「Kingdom of East Anglia」「Bifrost」「Fulke’s Destiny」「Trust the Currents」……これ以上いうとタイトルでネタバレしそうなんでやめときます。サントラお持ちの方は是非改めて聞いて下さい。

▼アサシンクリードシリーズ、毎度新作が出てプレイする度に「これは今年のTGAのGOTY、ベストスコア&ミュージック部門獲るやろなあ~」と思っているのですが、候補にもなってない。どうして……。(僕はTGAとはあまり感性があわないです。)
音楽の良さって子供好きでもないのにベビーカーに乗ってる赤ちゃんとめっちゃ目合う現象くらい説明するのが難しい。
一言でいうと、アサクリの曲(BGM)は、シナリオをギリギリ邪魔しない程度にプレイに絡んでくる、ですかね。

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▼最近でいうと『DEATH STRANDING』のBGM導入の方法を例にすると説明しやすい。新エリアに降り立つ際、どこからともなく流れてくるBGMは、拡がる開けた風景、徒歩、たった二人、という状況もあいまって、なにもない土地であってもBGMによって着実に進んでいるという実感がわき、かなり印象的な演出でした。あんなかんじです…いやいや、それデスストの説明やんけとか言わないで。

▼ヴァルハラの「邪魔しない」ってのは、シナリオを見せたいために、ど派手なBGMは選ばないというかんじですかね。逆にシナリオがない部分のBGM、つまりワールドを探索しているときにふと流れてくるBGMの方が、めちゃくちゃ印象に残っていたりする。
ふつう、シナリオの盛り上がる部分やボス戦ってものすごく壮大で印象的なBGMを使用すると思うんですが、ヴァルハラは逆なんじゃないかと邪推してしまうほど。

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▼システム周りと合わせて考えると、今作は前作までと打って変わって、デフォルトだと「サブ(サイド・ミニ)クエストの位置が示されない」「宝箱といった目標も示されない」「カラスがオブジェクトを見つけない」という、作業厨にとってはモニター揺らしながら問い詰めたいような仕様ですが(※設定にて変更可能、また拠点で地図の購入も可能)、換言するとエイヴォルにとっても未開の地であるイングランドを自力で探索しなければならないという、まさに「RPG」な体験を与えてくれます。
同時に、エイヴォルはイングランドの人々にとっても未開のヒトですからね。

▼といったかんじに、「自力での旅」に焦点を当てているのであれば、楽曲のこのような用い方……探索中にこそ印象的なBGMを使うこともアリだなと思わせるものでした。
『ゴーストオブツシマ』も、収集系については文字通り「風任せ」であったわけですが、ギリギリストレスを感じさせない程度に自力で探索させることは、作業感を出させないためにどうするかという課題と共にあり、両者ともに成功しているように思われます。

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▼シナリオに関しては、正直自分がプレイしたシリーズの中でも2番目(2番目かよ)に良い出来だなあと思います。ヴァルハラはそれぞれの街に色や政治的背景、個性を煮詰めて熟成して天日干しして七輪で焼いたみたいな強烈なキャラクターたちが多くいます。
これまで以上にオリジナルキャラ(史上人物ではない)の創作に際し個性を強く持たせているように思われ、その方法により「それぞれの土地の主人公であるキャラクターをプレイヤー(エイヴォル)が眺めにいく」ような感覚があります。これは今迄のアサクリでは無かった体験でした。

▼また、1点、僕の希望的観測に過ぎませんが、、、

▼イングランドが舞台ということで、地理的にあまり詳しくはないのですが「なだらかな丘だらけ」というイメージがありました。これは同時に「イーグルダイヴポイントなくねえ?!」という不安でもありました。前作のギリシアなんて古代遺跡はもちろんのこと、崖という崖、海これまた海、という地形がイーグルダイヴポイントを量産していた気がした為です。
その疑念も中盤辺りでその不安はぬぐいさられた。「北欧神話」という舞台を設けていたからです。

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▼これはもう高い場所を作りほうだい、実際にアースガルズ等の舞台はオデッセイばりのイーグルダイヴポイント観光地で、高所から飛び降りる楽しさを十分に体験させてくれました。本編での物足りなさを神話で補っているのかと推察されます。非常に賢いやりかたです。

▼……と、もう一つ、「ここ舞台にしてほしいけどイーグルダイヴポイントなくねえ?!」という有名な先進国がありましたね。日本です。

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▼近世までの日本を舞台にした場合、イーグルダイヴにふさわしい場所は多いとは言えない気がします。いや、高所はあるけど、中世ヨーロッパや古代ギリシア、エジプトのように馬鹿みたいに高い場所作るには、大きくリアリティを放り投げてしまうような気がしていました。
しかしヴァルハラのように、神話で補うことさえできれば、この問題は解決なのでは?――なーんて、ひとり考えながらまだ見ぬ「アサシンクリードYOSHINO&IZUMO」(ポケモンみたいになった)を思い浮かべてニヤついていました。
いつか忍者や冥人や武士としてではなく、〝アサシン〟として、歴史の舞台としての日本を歩いてみたいものです。
室町時代が良いなあ~。

▼最後に、アサシンクリードヴァルハラをプレイする前後にオススメの本を置いておきます。アフィじゃなく出版社にリンクが飛ぶのでご安心を。ゴッドオブウォー(2018)やシャドウオブウォーのプレイヤーにもオススメです。全部amazonにありますので、Amazonなどでタイトルをぶち込んで下さい。
『図説 北欧神話大全』(原書房)
『北欧神話と伝説』(講談社学術文庫)
『戦闘技術の歴史2 中世編』(創元社)

▼今後もゲームとともに読みたい本を紹介していきますが、一部を除き専門家ではないので、学説などの更新、立場的な偏りがありましたらお知らせいただけますと幸いです。

DARK SOULS Ⅲ(ダークソウル3)  THE FIRE FADES EDITION

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▼なんか1本目書きすぎた気もする。どのくらいの文字数が良いのかさっぱりわからないので、いま紹介2本目ですが、これ書いたら一旦終わります。本当はまだ20本くらい書きたいです。うそです。

▼2016年3月24日発売(?!)、「THE FIRE FADES EDITION」(DLC全部入り)は2017年4月20日発売。フロム・ソフトウェア開発のアクションRPGゲ……所謂死にゲーです。
発売日からPS4でプレイ、DLC全部入りが出てからパッケージ版も購入、周回はPS4・XboxOne、最近はSteam版を購入、実績各100%です。現在はSteam版にて4週目、PS4版(5)で10週目をプレイ中です。おそらくオンライン有りのアクションゲームに限ると、プレイ時間は最長です。2016年発売という事実を突き付けられるとおなかいたくなりますね。

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▼その割にスクショはかなり少ない……動画(チーターにぶっ×された死亡集)ならたくさん……noteって動画うpできるんですかね。

▼このゲームの面白さは、無論「強いボスを倒した瞬間」です。と、これだけだと他のアクションゲームでも体験できるのですが、この点に加え、他のゲームとの明らかな境界は、「強いボスを〝仲間と〟倒した瞬間」「強いプレイヤー(たち)を〝たった一人で〟崩した瞬間」が味わえる点にあります。プレイヤーの方の80%くらいは共感していただけるかと。いや70かな、、50かな…。

▼ホストとなるプレイヤーが一人、〝残り火〟状態のときに、その瞬間が訪れます。敵プレイヤー(闇霊)が侵入し、ホストはボス部屋にたどり着ければ勝ち、侵入側はホストを倒せば勝ち、という基本的にはシンプルなものです。
同時に、ホストは味方(白霊)を呼び出すことも可能。白霊はホストと共にボス部屋に入りボスを倒せば目標達成。そのほか青霊(闇霊を倒せば勝ち)紫霊(誰でも倒せば勝ち)誓約霊各種(ステージによる)といったふうに、ホスト周辺を生身のヒトが邪魔しにきたり助けにきてくれたりするわけです。ただでさえモブで死にかけているのになんちゅう……楽しいです。

▼僕は基本的には白霊(誓約なし)でホストをお助けに参るか、闇霊(誓約なし)でひたすら侵入する、といった遊びをしています。
よく輪の都にいるので、どこかでお会いした方も居るかも知れませんね!

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▼ホストって、大抵は白霊や太陽霊を召還しており、闇霊の立場からすると基本的には数的にも環境的にも不利です。ボス部屋直前で残り火を使用している(残り火有効でないと侵入できない)こともありますし、白霊はホストを衛る動きをする上に、白霊を倒しても元の世界に戻れない。長年プレイしていても闇霊での勝率は30~40%くらいです(僕が超絶下手な可能性!)。
それでも地形やモブ(モブは基本的には闇霊に攻撃しません)を最大限に生かし3(~4)名の守護の壁を崩してホストを倒した時といったら、割っちゃいけないワイングラスを割っちゃったあの時くらい爽快です。あれは故意じゃなかったんや! すまんかった!

▼むずかしいとはいえ、1度こういった体験をすると、やめられなくなるんですよね。(グラスは割りませんよ! 念のため!)素晴らしい設計だと思います。

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▼また、『ブラッドボーン』も含め野良限定で特徴的なのは、他プレイヤーとの交流が、主に「他人の死に様をみる」「定型文の組み合わせで誰かにヒント(あるいは罠)を与える」「エモート」といった、〝音がない〟行動を通して行われることです。そのほかアイテムの引き渡し、う◯こ投げる……といった交流(?)もあります。
そのためか、他のオンラインゲームにはない、不思議な雰囲気のなかで交流が行われます。

▼ゲーム内NPCはカボタンを除き、エモートに反応することはほぼないので、非常に孤独なわけですが、こういったシンプルな交流であっても生身のヒトを感じられる瞬間は、死にゲーをプレイするに際し大きな支えになります。
他人の倒れる姿を見るのはとにかく笑えるし(とくに呪死&落下死)、定型文ヒントを組み合わせた攻防(人をだますためのヒントを残すけしからん輩もいます)、何度やられても必ず同じメンツを召還してくれて共に喜ぶホストと白霊(エイエイオーのエモートがかわいい)……コトバがなくとも、本当に楽しい交流が体験可能です。

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▼プレイヤーがうっとうしい場合は、オフラインでもプレイ可能なので、まずはオフラインでモブに慣れて、いずれはオンラインで他のプレイヤーと交流することをおすすめします。但しマッチングレベルに注意!(好みのビルドに合わせ、カンスト、120、100、80辺りがオススメ。)

Far Cry 4(ファークライ4)と言いたいところだけど次の記事で。

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以上、好きなゲームを列挙しようと思って始めたのですが、たった2本しか挙げられず。
伝えたい気持ちや丁寧に説明したい気持ちが先行すると、無駄に言葉が多く長くなり、結果わかりにくくて面白みがなくなってしまうのがね。
だからといって一から書き直すのはめんどくせえ。

結局「自己紹介」にはなっていない気がするので、その他の好きなゲームについてタイトルだけ並べておくと、『メタルギアソリッド』『ゴーストオブツシマ』『ファークライ』『バトルフィールド』『ポケモン』『牧場物語』『龍が如く』などです。
いずれそれぞれの遍歴も書いてみたいですが、言っておくだけで実行するとは限りません。

とはいえ、好きなものについて書くのは楽しいですね。また、過去の「どうして撮った?」というようなスクショを見るのもまた一興です。あまりに気負わずに続けたいなと思います。


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