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風が通る【うみまち交換日記 vol.16】

こあちゃん、こんにちは。
お返事とても嬉しいです。

今日私は電車を乗り継いで東京の荻窪に向かっています。
朝6時前に出発して、着くのは9時過ぎの予定です。


電車に揺られていたらなんだか、お返事を書きたくなって。

実は最近私は絶不調でした。
なんだか生きるための陰陽の陽が削がれてしまい、自分の中から生命力というか何かが欠けている様な気がしていました。
西洋医学的にいうと生理に対するホルモンバランスの乱れでそうなっていたのですが、なんだかもっと根本的なことの様な気がしたりもします。

私はもともと体質的にホルモンバランスが崩れやすいのですが今までは薬でバランスを取っていたので、久しぶりに来る崩れ方で思ったよりも長引きました。

ここ2、3日でようやく何かが戻ってきました。それで電車に揺られていたら、あー私は陰と陽が激しい個体だから戻してくれていたんだなと感じました。

私は元気な時、すごく元気なんです笑
弾けとんだボール見たくパンパンいろんなことをやって、たくさんご飯も食べるし、いろんな人に会いたいし、いろんなことをやりたくなる。
だから、その反動なんだなと。

うまくその間を通りたい気もするのですが、生きる楽しさだったり、もっとやらなくちゃという義務感だったり、上手くやってると人に思われたいというエゴだったり、良くも悪くもいろんな感情が渦巻いて生命力に溢れてしまい、詰め込んで、途中で失速します。


40代に入る前まで上手く中道を歩ける様になりたいと思いつつも、どうだろかと思っています。

この感覚何かに似ているなと思っていたら、富山で春が来る感覚ととても似ていました。
私は富山と大学時代は山形に暮らしいていたので、雪国で暮らす感覚になっています。

寒いなと思っているとチラチラと雪が降ってきて、気づいたら積もっている。一面白くて、閉ざされたのかと思うぐらい静かになる。

少しずつ春の気配がしてきて、ある日ブワっと春が来る。すごく生命力に溢れてて、そのまま真夏になる。閉ざされていた時間なんてなかった様にどんどん地面から植物が伸びて、虫や動物も出てくる。
そして、気がついたらまた寒くなって閉ざされる。

そんな感覚にとても近いなと。

こちらにきてびっくりしたことの一つにずっと開けてる感覚があって、私は今年うまく冬をやれていなかった気がします。
上手く表現できませんが、雪国とは違う流れ方をしている土地なんだと強く思います。

この前の馴染むという話、こあちゃんの馴染み合うという話を揺られながら思い出しています。
同じ様な言葉に適合するという言葉もあるけど私はこの土地に適合はできない気がします。
でも、この前こあちゃんが書いてくれた馴染み合うならなんだかできそうだなと。

前住んでいた場所に愛着がありすぎて、心も体も雪国のままなんだなと。
そして、無理に今はそれを外さなくても、重なり合っていくことで馴染んでいくのかなと。

書いていて、ふと馴染み合えたらなんだか体質も変わりそうだなと思ったりしました。

陰も陽も大切だから、あまり気にしないで、ここで毎日生活すればいいのかなと思っています。

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