インテル vs ASローマ / 女子セリエA 1stフェーズ第8節
1stフェーズ第8節 インテル戦は
10月29日 14:30(日本時間 21:30)
キックオフ。
今シーズン非常に勢いがあり
ローマなどと首位争いを
繰り広げている強豪と
アウェイで対戦。
ローマチームはオーストリアでの
女子チャンピオンズリーグ終了後、
そのままミラノ入りして臨みました。
キックオフしてみれば
ローマは疲れを見せずに
ハードワークし、
不運なオウンゴールでの失点は
ありましたが、
1-2で勝利し、しっかり首位を
守り切りました。
以下、詳細。
* * * * * * * * *
ローマスタメン >>
芝のコンディションを確認
ウォーミングアップ
3-5-2の布陣で
キックオフしたローマですが
これまでのように縦に速く
仕掛けていくというほどでもなく
比較的ゆっくりとした展開。
インテルも球際は厳しいものの、
様子をうかがっているような
前半でした。
44分、速攻で右サイドを駆け上がり
ペナルティエリアへ入ったところで
GKの位置を見て打った
ハーヴィ選手のシュートは
左ポストに当たった跳ね返ります。
そのこぼれを、絶妙な位置にいた
セルトリーニ選手がトラップして
ボレー気味にシュート。
相手GKが足で弾きますが
跳ね返ってきたボールを再びシュート。
これが決まってローマ先制。
後半もイーブンな展開でスタート、
60分、グレッジ選手の
中央からのロングフィードに反応し
右サイドをドリブルで駆け上がった
ハーヴィ選手がペナルティエリアへ
侵入したところでシュート。
今度は見事に決まり、スコアは0-2に。
少しずつ、インテルの攻勢が強まり
危険なシーンが増えてきた中、
66分、センターライン付近から
ローマ陣内のペナルティエリアに
ロングフィードが送られると
インテル、ファンデルフラフト選手が
ヘディングシュート。
GKチェザル選手の頭上を越え
バーのわずか下、チェザル選手は
手を伸ばしましたがクリアできず
ボールは下に落ち、
クリアしようとした南選手を
嘲笑うようにゴールの判定。
連盟公式サイトでは
南選手のオウンゴールとなっていますが、
チェザル選手の手を弾いて下に落ちたとき
すでにゴールラインを割っていました。
67分、インテルの選手交代で
三橋選手が中盤に入ると
明らかに試合の流れが変わり、
インテルの攻めはますます厳しく
ローマは防戦一方になります。
ハラハラする時間が続きましたが
しのぎ切ってローマ勝利。
明らかに女子チャンピオンズリーグでの
経験がもたらした部分も
大きかったように思えます。
結果、2位フィオレンティーナを
3ポイント引き離し
しっかりとセリエA首位に立ちました。
スプーニャ監督による試合レビュー >>
『最近は本当にハードでした。
すべての試合、すべての移動で、
次の試合に備えて
回復する時間を見つけるのは難しいですが、
私たちはここミラノに来て、
とても良いプレーをしました。
正しいメンタリティと成熟度を示し、
勝ち点3を残した。
この勝利が
何かを決めるわけではありませんが、
それは非常に重要です。
選手たちは大きなパフォーマンスを示し
称賛に値します。』
『中2日で試合することについては
少し心配でした。
回復が重要であり、
このような状況では
怪我は常に危険であるため、
準備する時間よりも
選手たちの健康について
より多くのことを考えました。
私たちはそれについて
知性を持たなければなりませんでしたが
水曜日にプレーした選手たちは
とても頭が良く慎重でした。』
『リーグはしばらく休止になりますが、
私たちにはスーペルコッパがあるので
休憩はありません。
今は休息を取り、肉体的にも精神的にも
充電する必要があります。
ユベントスとの大きなチャンスです。
ベストを尽くします。』
試合ハイライト >>
* * * * * * * * *
第8節各試合結果 >>
第8節終了後順位 >>
第8節ベストイレブン>>
ローマからはバルトリ選手、
グレッジ選手、ハーヴィ選手の
3名が選ばれています。
詳細はこちら ↓
セルトリーニ選手が
この試合のMVPに選ばれました。
また、バルトリ選手は
この試合でローマでの
100試合出場を達成しました。
女子セリエAはここから
国際Aマッチウィークを挟み
11月19日まで休止しますが、
ローマは11月6日にス
ーペルコッパ出場。
ユベントスとの一戦となります。
わずかな時間のオフですが
のんびり休息して
また新しいチャレンジを
してほしいものです。