ローマ、劇的勝利! / 女子チャンピオンズリーグ GS Matchday2 ☆ ザンクトペルテン vs ローマ
アウェイの地で
チャンピオンズリーグの経験豊富な
チームに対峙。
GS第2戦、ザンクトテペルテンとの試合は
10月26日18:45(日本時間27日1:45)
キックオフ。
相手の強力なフィジカルと
徹底的に打てども入らずの決定機、
不可解な審判の判定に苦しみつつも
試合終盤に苦境を打開して
ドラマチックな逆転劇を披露。
貴重な勝点をもぎ取り、
チームの存在感を示す一戦となりました。
UEFAによるリザルトはこちら ↓
以下、詳細。
* * * * * * * * *
試合の日の朝、
少しリラックスした時間も
過ごせたようです。
両チームスタメン >>
ウォーミングアップの様子
キックオフから
目を見張るほどの推進力で、
ローマは激しく相手ゴールに迫ります。
スピードと技術ではローマが勝り、
フィジカルが強いザンクトペルテンの選手が
ローマのプレーに慣れる前に
ゴールを奪おうという意図に見えました。
しかし何回もあった決定機は
徹底的に相手GKに止められ、
あるいはわずかにゴールを反れて
なかなか得点に結びつきません。
そうこうしているうちに
自陣ペナルティエリア付近に
ドリブルで入ってきた相手選手が、
阻止しようとした
南選手の足につまづいて転倒。
これがペナルティエリア内の
ファウルと判定され、
PKを与えてしまいます。
決められて1点ビハインドに。
1-0で前半を終了。
そして後半開始早々の46分、
ゴール前で揺さぶりをかけてきた
相手のフィニッシュを
足元で止めようとした南選手でしたが、
わずかにタイミング合わず失点。
難しい状況になりました。
時間に余裕があったことも幸い、
ローマは動揺を見せず
徐々にボールを支配し、
後半終盤に差し掛かっても
集中は落ちませんでした。
75分、ゴール前のスクランブルから
リナリ選手がこぼれ球をひろって
突き刺すようにシュート。
これが決まるとローマは活気づきます。
77分、ハーヴィ選手が
ゴール前めがけて蹴ったクロスが
ザンクトペルテンの選手の手に当たり
ハンドの判定。
アンドレッサ選手が蹴ったPKは
相手GKが弾こうとした手で
わずかにコースが変わり、
ポストに当たって跳ね返りますが、
すかさず走り込んでいた
ジャチンティ選手がシュートし有効に。
2-2と追いつきました。
80分にはハーヴィ選手が
ドリブルで持ち上がり
中央へ送ったクロスを
相手DFがクリア、
それを拾ったジュリアーノ選手が
30mはあろうかという位置から
技ありミドルシュート。
見事にゴールへ吸い込まれて
2-3と逆転。
さらに87分、パロマ選手が
ゴール前があいているのを見て
ペナルティエリア外からシュート。
相手GKが反応しますが
絶妙の位置でバウンドしてゴールイン。
スコアは2-4に。
ローマはわずか10分で
2点ビハインドから2点リードへと
スコアをひっくり返しました。
終了間際の88分、
ザンクトペルテンが
ペナルティエリア外から
ゴール上隅に突き刺す
見事なゴールを決めますが
反撃もそこまで。
まさにローマ劇場という様相、
派手な逆転劇を繰り広げる形で
ローマ勝利。
どれだけ失敗しても諦めず
ゴールを狙い続けた執念と
それをプレーで体現した
選手たちの気力・体力は
称賛されるべきと思います。
スプーニャ監督インタビューによる
試合レビュー >>
『彼らはチームのキャラクターを
示しました。
このようなヨーロッパでの試合で
2失点を取り返した選手たちは
信じられないほど素晴らしかった。
決定的なチャンスがたくさんあり
2点差での負けに値する試合ではなく
明らかに私たちは勝つべきでした。
多くのポゼッションと
明確なチャンスがありました。
2点差で落胆する可能性、
多くの問題を引き起こす
可能性があります。
しかし、チームは
驚くべき反応を示しました。
おそらくこの 1 年半で見た中で
最大の反応でした。
それは本当のチャレンジであり、
素晴らしいゲームでした。
このような試合で逆転することは
ほとんど不可能に思えたので、
本当に嬉しいです。
それはチームがクォリティだけでなく、
本物のキャラクターを
持っていることを示しています。~』
試合ハイライト >>
*フルマッチ映像はこちら
なお、この試合のPOMに
ジュリアーノ選手が選ばれました。
ここでひとまず
女子チャンピオンズリーグは小休止。
週末29日にはアウェイ ミラノで
セリエAインテル戦。
そして11月6日には
スーペルコッパでの
ユベントスとの対戦が待っています。