AS ローマ フェミニレについて
南萌華選手が移籍した先は、言わずと知れた
イタリア セリエAの名門クラブ、AS ローマの女子部門である
AS ローマ フェミニレ。
イタリア語での正式名称は
Associazione Sportiva Roma Femminile であり
通称ローマと呼ばれています。
愛称は giallorossa (ジアロロッサ/黄&赤のイタリア語女性名詞)
*トップ画像はローマ公式ツイッターからいただいています
ローマ フェミニレとして発足したのは2018年とまだ新しく、
その前身は RES ローマという女子サッカークラブでした。
RES ローマは2003年に設立され、2013/14シーズンにセリエAに昇格。
2016/17シーズンにはリーグ5位の成績を収めました。
RES ローマとして2017/18年シーズンセリエA出場を最後に
ASローマの女子部門として移管され、翌2018/19シーズンから
AS ローマ フェミニレとしてスタートし、現在に至ります。
AS ローマ フェミニレ発足セレモニーの様子が残されています。
また、ローマ フェミニレとしての初めての試合、
2018/19シーズン開幕前の Trofeo Luisa Pertrucci の様子は
ハイライト映像などで見ることができます。
現在のフェメニレ監督はアレッサンドロ・スプーニャ氏。
女子チーム指導経験としては
2018年からユベントスU-19、エンポリなどで監督を務め、
昨シーズンからローマフェミニレへ。
即座にチームをリーグ2位に導いていることから、
力のある指導者なのでしょう。
2022/23シーズンのチーム体制は、まだ公式にアップされていませんが
他クラブへローン移籍の選手も含めて
25~27名程度の選手数になるようです。
有名どころではまず、イタリア代表DFであるエレナ・リナリ選手、
ブラジル代表で東京五輪にも参加したMFアンドレッサ・アウベス選手など。
他に各国代表歴を持つ選手も多く、選手たちの国籍も
ブラジル、スペイン、ノルウェー、スロベニア、ルーマニアなど
非常に国際色豊かなチームのようです。
キャプテンはローマ フェミニレ発足時から
アナ‐マリア・セルトリーニ選手が務めています。
新加入は南選手を含めて現在までで6名。
退団選手のポジションを埋める役割での獲得もありますが、
なんといっても目玉はイタリア代表のスター、
FWのヴァレンティナ・ジャシンティ選手獲得でしょう。
UEFA女子チャンピオンズリーグ出場に備え
万全の体制を整えたということと考えます。
完全な新シーズンチーム体制の公式発表が待たれます。