私の人生に色を塗ってくれた人の話。

私がその作品にであったのは偶然だった。でも確実に私の人生を彩るものとの出会いだった。
当時私は中学三年生、クラス替えをしたばかり、しかもクラスには2年間あまり関わったことのない人、しかもあまりよくない意味で賑やかなクラス、唯一安心できそうな友人がいたが友人は新学期初日は体調が悪く登校してこなかった。
私は心臓が出そうなくらい気持ちが悪かった、学校までの道のりが重かったのを今でも覚えているし、私はその1年間色々なことがあって休んだことがなかった学校を度々休むようになった

そんな不安やらで重い学校生活、国語の授業で図書室を訪れ、自由に本を見てもいいと言う時間に私は運命の一冊を手にした
当時の私は国語の教科書の物語を読むのは好きだが、長編となるとわりと飽きがきやすかったような気がする。某魔法学校のお話は一冊を時間をかけて読むくらい…決して読書が好きとは言えなかった。
その運命の一冊も最初は表紙の絵だった
優しそうな人が駄菓子屋の前で笑いかけている。そんな表紙だった
厚さもそんなになくこれなら読めるだろうと思い手に取ってみた

ゲゲゲのが大好きだった私はまず、妖怪がでてくる話に引かれ、やがてその人が書く人物に、水脈さんや彼方くん、キャラクターたちに惹かれていった
作品の登場人物たちはなにかに悩んだり、苦しんだりしていた、それを優しくひとつひとつ解決に導く姿に、読んでるわたしも救われていった
私は、当時友人関係やからだの事(なぜか左側だけ力が入りにくかったり手が震えたりした)で色々悩んでいたので自分に重ねたりしていたのを覚えている。そこからは『幽落町おばけ駄菓子屋』のシリーズを集めたり、新しいのがでていないか本屋にいき、ほかのシリーズを知り読み、はまって、「私この人の作品が好きだ!」と作者の蒼月先生に夢中だった

受験が終わったあとスマホを手に入れてすぐに行ったのは蒼月先生の情報収集(新刊の情報など)!そのためにTwitterを登録して…名前は都築というキャラクターの名を借り、鬼灯は某地獄の獄卒からだが、響きや字がすきだった
絵を描いて、まだ下手くそな絵を同じファンの人は褒めてくれたりした。先生にお手紙を送った。
お正月には先生から年賀状が届き、それがもうずっと続いている
この人の作品をもっと知ってもらいたいと中学の時から友達や好きな国語の先生に勧めたりして、本を買ったり、オフ会に参加したり…。コロナの影響でサイン会の代わりにズームでお話をしたり…(めちゃめちゃ楽しかった)

大学にはいってからも変わらなかった。
舞台化の話には驚きとエイプリルフールという日付から現実かわからなくなり、でも嬉しくて、親に電話して話をしてるときに涙がでた
先生の作品を今までとは別の層の人に届けられる、私を救った先生のすごい作品をみて!と強く願った

舞台初日どっきどきでパネルの前にいると俳優さんがすきな方に声をかけられた
「そのサインは原作者のですか?」
「はい!」
「かわいいですね~」

人見知りで話ベタな私はそうでしょうそうでしょう!とおもった

「原作者さんはほかにも色々書いてるんですか?」
「そうです!妖怪とか本とか深海とか…色々なテーマで書かれてます!色々な出版社で書かれてます!」
「そうなんですね!探してみますね」
「是非!!!」

キモくなりすぎないように必死にお口をすこしだけチャックしてしゃべったし舞台終わりに恐らく先生のファンの方が原作読んでかわいいからの言葉にめっちゃわかる~~~!って賛同した

改めてこの空間には蒼月先生を知らない方もいるそれでもこうやってわたしの好きなものが広がっていくのはとても感慨深いと感じる

終始お前何様だ?みたいな文章だが、許してほしいです…

私はこれからも蒼月先生の作品をおっていきたい
応援したい。そしていつかサイン会とかに参加して、蒼月先生に直接「あなたの作品が大好きです」と伝えたい。

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