5月5日はあんこフェスタ
お久しぶりです。
4月後半はなんだかうだつの上がらない鬱々とした日々を過ごしておりました。
何をやってもだめだめの日々。
気分が上がらない。
そして、退職してからパソコンやらアイフォンを使う場面が増えて目が逝っておりました。
noteもご無沙汰しておりました。
やはりわたしは机の上でどうこうするよりも身体を動かしてなにかをしている方が性に合ってるようです。
まあ、それはさておきGWが来て、あっという間に去って行きましたね。
5月5日は我が家にとって大切な恒例の行事があります。それは
「あんこフェスタ略してあんフェス。あんころフェスタとも言っています。」
きっかけは3年前。
亡き義母、義父が大切にしていた人形達を処分するにあたり、捨てるのを躊躇っていました。でもあまりにも数が多すぎるし、このまま残しておいても・・・どうしようか?と思っていたのです。精巧な作りの五月人形も多数ありそのまま捨てるのはなんだか怖い。
「それじゃあ、5月5日に勢揃い飾ってあげて、折角だからあんこ炊いてあんころ餅をみんなに食べてもらおう。」
その年から恒例の一大イベントとなりました。
総支配人はくまちゃんです。
くまちゃんはうちの人形界隈で責任者のようで、この日はふんどしを締めて気合いが入っています。
小豆は「ハレの日」によく食べられる事が多いと思います。
「陽の気」があるらしく、小豆の色は邪気を払い魔除けとして食べられていたそうです。
あんこを炊くのは大事な神事。
なんでもない日常でも意味を知ればなんか特別になりますね。
圧力鍋を使えばすぐにできてしまうのですが、今回はじっくりコトコト煮ていきました。
「あんこは長いよね〜でも気合い入れて!」
くまちゃんの喝が入ります。
ハイボール飲みながら気合を入れて鍋を見つつ、2〜3時間。
キラキラのあんこが炊き上がりました。
祭の総支配人のオッケーが出ました。
熱を取り、半日くらい休ませます。
餅米とうるち米を炊き、あんこを丸めておきます。
炊けたら「半殺し」にします。
お米を丸てめてあんこで包みます。
ちょっとでかいか、コメの量が多かったので修正(笑)
できました!かんせーい!
竈神の神様、仏様、神棚にミニサイズをお供え。
その日の夕食は「鯉のぼり巻き寿司」です。
中に海老天を入れて巻いています。エビフライでもいけるわよとぱんちゃん。
アンフェスもいよいよクライマックスに。
くまちゃん武将登場(笑)
この兜はいなくなった五月人形からいただきました。
アンフェスは私たちにとって故人や捨てた人形や物への想い、それに携わって感じたことを思い出し、自分たちの人生の振り返ってああでもないこうでもないとあんこを食べながら語らって一旦区切りをつける日。
我が家にとってそんなこどもの日である。
今日はあんこ効果で晴れやかな気分になったかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2021,5,6(THU) イヅツ