【閑人閑話】恋人に悩みをシェアすべきかどうか?
先日レストランで、英語圏の知人と恋愛話をした時のことである。
知人には、数年前まで日本人の恋人がいた。
僕は別れた理由を聞いた時、その理由にしみじみとした。
確か、知人はこんなことを言っていた。
知人の元恋人は、何かあったか尋ねられても「なんでもないよ」とよく答えていたそうだ。しかし、実は何かしらの問題を抱えていてるということが時々あったらしい。
なぜ問題があるのに「なんでもない」と嘘をつくのか理解できなかった、と知人は話していた。
各々の問題はシェアし合って共に解決策を考えるべきだというのが、知人の主張だ。
日本人は「①僕らは、言葉にせず考えや気持ちを察するのがいいでしょ」と感じがちだが、英語圏の人は「②一人ひとり考えが違うのだから、言葉で表現するべきだ」という考えが馴染んでいるのだろう。
じゃあ日本人と英語圏の人が関係を継続するには、どうすればいいだろうか?互いに常識を変える努力が必要そうだけど・・・。(①と②をMixさせた考え方をする?)
問いが大きすぎたので、自分に紐づけて考えよう。僕の立場を明らかにしておく。
親密な関係を良好に継続するには、自身の常識を壊したり相手の常識を受け入れたりするエネルギーが必要。
人間同士ならそう。日本人と英語圏の人との関係に限らない。
各々の問題はシェアすべき。ただし互いの心・身体の健康が優先。シェアするなら相手に配慮し、シェアされたら自分が健康な時には喜んで受ける。
抱えている問題はシェアし合うべきだ。(②)
だって全く共有されないのはなんか寂しいから。
何に向き合ってるか・悩んでいるかを知ってくれる相手がいるだけで、勇気が湧くから。
抱えている問題の解決策まで一緒に考える必要はない。(①)
専門外の相手に議論を求めるのは違うと思うから。
自分の問題は自分にしか解決策をだせないから。他人にできるのは1%のヘルプだけ。
抱えている問題をシェアする上で、できれば相手のタイミングも考慮する。(①)
各々が同時に、別々の困りごとを抱えることがある。
こういう時こそ、お互いに自分のことしか見えなくなりがち。喧嘩のもと。
「聴いてくれてありがとう。心が軽くなったよ。+そっちは?何か困ってない?」
こちらが元気で相手に問題をシェアし始めた時、相手の体調・様子も気に掛ける。(①)
相手の目を見て話すことかな。途中もずっと目を合わせておく必要はないけど。自分が話している時、相手が辛そうだったら話をやめるというのも大事かも。
ここは「察し」の出番。
自分の体調が悪い時に相談されたら、ちゃんと伝える。(②)
今こういう状況。だから、ここまでなら聞けるよ。その先は今聞けないんだ。でも力になりたいと思ってるから。明日のこの時に聴かせてくれない?的な。
こういう時こそ、英語圏の人の言葉によるコミュニケーションが大事。
ちょっと書くつもりが、つい止まらなくなってしまった。
日本人的な価値観と英語圏の人の価値観を混ぜてより自由に考えられるようになりたいな。
親密でない人間関係なら、もうちょっとテキトーでいきましょ。
人間関係についての理解が深まるのは、英語をやっているモチベの1つだわ。
読んでくれてありがと。
ではまた。
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