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星野リゾート“5ウェイポジショニング”に学ぶ会社員の人生戦略

5ウェイポジショニング(ファイブ・ウェイ・ポジショニング)というものをご存知でしょうか?

これは、星野リゾート代表の星野佳路さんが、星野リゾートのブランド戦略として応用していると紹介されていました。


5ウェイポジショニングとは

5ウェイポジショニングとは、
「商品」「サービス」「経験価値」「買いやすさ」「価格」と企業における大切な5要素にまず細分化します。
そして、それぞれの中で5段階評価をし、一つだけ市場を支配するような項目(評価5)を作り、そしてもう一つを業界水準の少し上を行くもの(評価4)を作り、それ以外は業界水準(評価3)とし、運営することで持続可能な企業形態となるということを表すものとされています。

例えば星野リゾート場合、「経験価値」は5を目指し、「買いやすさ」を4、それ以外を業界水準と同等のレベルにし運営しているとのこと。

5,4,3,3,3というバランスが重要で
すべてにおいての評価5を目指してはいけない。
それはなぜか?
5分野すべてに秀でた企業があったとしてもその企業は「提供できる価値」を消費者にうまく伝えられないからです。
例えば、ティファニーが突然、激安エメラルドの広告を始めたり、マクドナルドが放し飼いで育てたチキンや豆腐を提供しだしたら消費者は混乱してしまうだろう、と星野さんの書籍でも紹介されています。

無論、一つでも業界水準を下回る2以下の項目を作ってはいけないということも忘れてはならないことです。

5ウェイポジショニングの会社員への応用

私自身、この考え方に感銘を受けましたし、これは一会社員の個人レベルでも応用できると思ったので、ここで整理してみようと思います。

早速ChatGPTを使い、この5ウェイポジショニングを一会社員に置き変えて考えるとどういった項目に整理できるか聞いてみたら、下記のような回答を得られました。
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企業レベルでのファイブウェイポジショニングを個人のキャリア開発に適用する場合、同様の原則を個人のスキル、キャリアの成長、そして市場価値向上のために用いることができます。以下は、一会社員としての自己ポジショニングにおいて重要となる5つの項目です:

  1. スキルと専門知識(商品に相当): 個人の専門性やスキルセットは、市場での自身の「商品」と見なすことができます。これを磨き、独自性を持たせることで、価値を高めることができます。

  2. 対人関係とコミュニケーション能力(サービスに相当): チーム内外の人々と効果的に働く能力。優れたコミュニケーションは、職場でのサービス品質を向上させ、信頼と協力の構築に寄与します。

  3. 職場での体験と対応力(経験価値に相当): 職場でのポジティブな影響や、困難な状況での対応力が経験価値を形成します。これは、職場での信頼と評価を得るための重要な要素です。

  4. アクセシビリティとフレキシビリティ(買いやすさに相当): どれだけアクセスしやすく、柔軟に対応できるか。これには、新しいプロジェクトや異なる役割への適応能力が含まれます。

  5.  給与要求と価値提案(価格に相当): 自分のスキルや貢献を適切に評価してもらうことが重要です。自身の経済的価値を適切に認識し、それに基づいた給与交渉が可能です。(以上、ChatGPT回答)              

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どのフォーメーションで行くか?

この5項目も非常に興味深いと感じましたが、いかがでしょうか?
時代と共にこういった項目もブラッシュアップされていくかと思いますが、こういって整理してみると面白いですね。

人によって目指せそうなフォーメーションを考えてみると楽しそうですが、私自身は、スキルと専門知識で評価5を目指し、対人関係とコミュニケーション能力で評価4を目指したいと整理ができました。
スキルと専門知識の部分は、一会社員が著名人のMCをできることはそうそうないと思うので、この部分にもっと磨きをかけ、他を圧倒するような状態までもっていきたいですし、対人関係とコミュニケーション能力の部分は、この講演会エージェントという多方面とのコミュニケーションをとり調整を要する特殊な仕事であるからこそ、この部分も標準レベルよりは上の状態に持っていきたいと改めて整理ができました。

あとの3項目、職場での体験と対応力、アクセシビリティとフレキシビリティ、給与要求と価値提案の部分も軽視することなく、一般レベルは確保しておきたいところです。

是非、この5ウェイポジショニングの考え方を参考にしていただき、自身の会社員人生戦略の参考にしていただけると幸いです。

今後も「会社員にしかできない最高の働き方」の内容に付随した情報発信をしてまいりますので、参考になりそうだなと感じられた場合はスキやフォローいただけると幸いです。
(少なくとも月平均1記事は公開していきます)

マイプロフィール:土橋昇平




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