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推しの子 考察2(アイは自分の死を覚悟していた)


前回の記事

ではアイ自殺説を書いたが
今回は自分の死を「覚悟」していたものとしてもう一度考察して行きたいと思う

なぜ死を覚悟していたのか

アイに取って愛とは前回の記事でも書いた通り返報性である

小説45510より


嘘の愛には嘘の愛しかかえってこない
つまり嘘の自分がバレた場合は詐欺であり殺されてもしかたない
そしてをそれを当然と覚悟していると考えられる
しかしだからこそ、自分のことを応援してくれるファンには誠実でありたいと思っている
また、メンバー間の仲も素を出せなかった性でギクシャクしており嘘をつき続けるのが限界に来ていた。素の自分、妊娠出産という秘密をファンやメンバーに打ち明け、嘘のない自分を愛してもらうことでファンやメンバーを本当に愛せると思ったから死を覚悟してドキュメンタリー映画で素を暴露した

8話より

ドキュメンタリー映画が公開される時期がドーム公演後なので、撮ってもらった素の自分が公表された場合、自分は死ぬかもしれないと覚悟していた

なのでDVDを預けた時期が死の直前となる

とすると預けたDVDの子供に宛てた内容も嘘を付きすぎてはいけないというメッセージだとするとしっくり来る

112話より

当初ぴえヨン体操を一時間しっかりこなすほど嘘が嫌だったルビーが、復讐のため嘘を付きすぎたことで危うくなり、ルビーがアイと重なり始める描写だと考えると15歳あたりで嘘を付きすぎて失敗した自分と同じ失敗を繰り返して欲しくないという思いから15歳になった子供達に送った

子供に宛てたDVDでは

ドキュメンタリー映画の公開で妊娠出産の事実を暴露したので
ファンに殺されるかもしれない
しかしもう嘘をつくのが限界だったこと
本当の私を知ってほしかったこと
子供がいて幸せなこと
その上で愛してるって言って欲しいし、愛してると言いたかったこと
アクアには復讐して欲しくないこと、ルビーには嘘をついて欲しくないこと

等が語られていたと考えると
アイの秘密が暴露されたことで怒っているルビーに
「DVDの話聞いてないのか?」
と言ったのも納得がいく

セキュリティの高いマンションに引っ越す等、対策はしたが
アイの危なっかしさは作中何度も言及されているため
アイ自身は非常に気をつけていたが油断により殺されてしまったのだろう


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