推しの子 考察 ツクヨミの正体についてざっくりと予想
※2023年11月29日時点の考察です
※小説一番星のスピカ、進撃の巨人、JIN−仁−、CROSS†CHANNELのネタバレあります
※かなり突拍子もない予想になります
※補足追加
※2023年11月30日 ちょっとだけ修正
※2023年12月31日 補足1追加
※2024年1月15日 画像追加
普通に考えればツクヨミ本人も言っている通り、神、もしくはその使いだと考えるのが正しいかもしれない
だが今回は転生者ではないかという視点から考察していきたいと思う
では誰なのか、個別に考え行きたいと思う
仮説1:星野アイ
一人目は星野アイ。これは誰しもが最初に思いついて「星野アイはこんなことしない」と捨てた説ではないだろうか
しかし彼女の本性は未だ開示されていない事を考えるとまだ可能性はあるだろう
彼女は死んだ後ですら名前が上がる伝説のアイドルとしてなおも健在し続けており、狂信者のような存在を生んでいる事が小説45510や132話にて明かされている
「誰もが信じ崇めてる」と、歌詞にもあるように、信仰心を集めすぎた結果から死後、神のような能力を持つ存在になってしまったのではないだろうか
小説一番星のスピカでは女性に憑依し、ゴローを救っていることから時系列的に存在できないため、ツクヨミ=アイ説は否定されている
しかし神のような能力があるならタイムリープして意識だけ憑依くらいはやってのけるだろう
そして未来をうっすらとわかっているような事をよく喋っていることからも良い未来にたどり着くために何度もループを繰り返していると考えれば一応辻褄は合う
なによりアイの本当の願いは映画を通して本当の自分を知ってもらう事にあるため映画がうまくいくように協力するのも筋が通る
なにせ星野アイ本人出演のDVDの「私は君を愛せない」というセリフをアクアが誤解釈してる可能性を監督が暗示しているコマがあり、各々が考える理想の「星野アイ」が多重に存在する状態になってしまっていて宗教戦争の様相を呈している
これに終止符を打つためには本人の降臨しかありえないだろう
バレないように指摘しつつ、本当のアイをブレさせない
愛がどのようなものかわかった死後、彼女の未練はもう映画しかないのだ
また、彼女がルビーにしたであろう事もまとめてみるとそれほど悪いことはしていないように思える
ルビーにゴローの死体の場所を教え、両目を黒星にして才能を開花させた後、壱護の場所を教えて芸能界で駆け上がる方法を伝授させている
アクアに悪手だよと言ったのも黒星目が解除されてしまうからだろう
アイを演じるには両目黒星状態のほうが適していたのではないだろうか
アイの両目白星は黒星を演技でオーバーライドした状態の可能性が高い
片目☆→★★→☆☆
進化の流れとしてはこうではないだろうか
あかねも自殺に追いやられるほど追い詰められた経験があったからこその両目白星の開眼だったとすれば、あの時ルビーをアクアが救わなければ両目白星になった可能性もあるのではないだろうか
129話でも何回もリテイクを繰り返し、監督の策により怒り、つまり負の感情が芽生えた結果OKがもらえている
両目白星の描写はされているが、負の感情が足りないため完全ではないのだ
彼女の本性とは人の心がわからない努力する天才そのものである
故にアクアが何故怒っているのかわからないし、自分ができたのだから自分の血を受け継いているのならできるはずと思いこんでいる
「アイドル星野アイ」という仮面を外せば人間こんなものである
偶像たる星野アイに読者含め全員騙されていたというオチではないだろうか
仮説2:さりなの腫瘍
さりなの病気は退形成性星細胞腫という脳腫瘍の病気である
しかし、わざわざなぜ退形成性星細胞腫という珍しい病気を採用したのか
それはこの腫瘍がキーポイントだからである
この腫瘍にも魂が宿っており、特殊な能力を持ち小説一番星のスピカでゴローを助けたのも彼女である可能性が高い
そして一巻でルビーが自称したのがアマテラスである
であるならば
アイとカミキをイザナミとイザナギだとすればアマテラス、ツクヨミ、スサノオが生まれてくるはずである
本来三つ子の予定が狂ったのか、ゴローの死が予定外だったのかはわからないが、ツクヨミのしたかったことは、小説でゴローを女性に憑依して救ったのがツクヨミならば、さりなを星野アイの子供して転生させて、アイドルになり、ゴローと結婚させ夢を叶えるつもりだったのかもしれない
なにせ自分が存在したせいでさりなと共に死んでしまったわけだから、負い目を感じるのは至極当然である
しかしゴローが事故で殺されてしまい、緊急避難先として自分が本来入ろうとしていた器にいれた
結果としてとんでもないことになるが消滅させるよりマシと判断したのでないだろうか
しかしこの時、憑依の能力をリョースケに使えばゴローの死は回避が可能だったはずである
可能性としてはおそらく能力にかなり制限があり魂だけの状態では一回限りの能力で肝心な時に役に立たないタイプだったのかもしれないし
もしくはタイムリープからのループをしており、母からの愛を受けられなかった子供が母の死を乗り越え、最も大成するルートがこのルートであるため、アクアに復讐のための映画を作らせるためあえて助けなかったということも考えられる
そして、自分が入れる器を用意、または発見するのに時間を要したか、もしくは、星野アイが死んでから小学生中学生時代の双子の低迷っぷりを見て焦ったかして転生し一人で行動が可能になる年齢に達した頃には双子は高校生になっていたのかもしれない
実体を得た現在の彼女の能力は、宮崎から東京への移動やバルコニーにいたのに急に消えた事から瞬間移動、ルビーをカラスで導いたことからカラス操作と視点共有くらいはやっていそうであり、惜しげもなく使用していることから制限はかなり緩和されていることが予想される
今後は是非フルスペックを出していただいて双子を幸せにしてあげて欲しい
仮説3:ゴロー母
母親というのは子供の幸せを願う存在であるからして、死してなお、できる限りゴローのことを助けようとしていたのではないだろうか
なにより死んだはずの母親が助けていたのと言うのはイイ話だし物語として鉄板だと思
・・・うーん、違うかも知れませんね
補足1:転生=IB能力
作者本人から転生システムはIBの魂の保存の魔法である事が示唆されている
しかし、IB能力を持った人が魂を保存していた場合、竹取物語から現代までの間、数百年の保存が必要となるため、寿命を迎えてしまうだろう
IB能力の正体はIBが打ち切られてしまったため、明かしたかったができなかったと書かれていた
となれば、やはり超常の存在は居て、IBの設定上世界を憎むほどの「悪意」があるとIB能力が発現するが、救われると能力は失われるかのような描写が作中でなされているため、世界をあまねく作った神のような超常の存在から同情され、能力を貸し出されてるいるのがIB能力の正体かもしれない
補足2:両親について
このように言っている事と映画に出演することから、戸籍も親も確認済みだろうから親がカミキヒカルの可能性はない・・・
と思っていたが星野アイの子供であるルビーとアクアと似たような状況だとすればどうだろうか?
つまり、カミキヒカルの子供ではあるが、母親が一人で世間に自分の子供である事を隠して育てて居たとすれば?それを事務所がフォローし戸籍を移すなどをしていたら、ルビーとアクアと同じようにバレることなく芸能活動が可能だろう
片寄ゆらとカミキヒカルの子供ではないだろうか?
であるならば、姫川大樹を生んだ姫川愛梨、ルビーとアクアを生んだ星野アイ、ツクヨミを生んだ片寄ゆら
カミキヒカルは自分の子供を産んだ女性を殺し続けているという共通性が生まれるのだ
雨宮五郎だけはおそらく事故だろう、リョースケを信用させるためにアイが妊娠してることを確認させるために病院に来ていたが、なかなかうまくいかず、痺れを切らしたリョースケが「あんた星野アイの担当医?」と聞いてしまったがゴローの返答が非常に不味く、それを確定させてしまった
なおかつ森の中まで追ってしまうのは悪手中の悪手だろう、さっさと警察に不審者が居たと110番し、星野アイや社長に伝えるべきだった
そして崖から落とされて殺されている リョースケがアイを殺しに来たとすればここで凶器を使うのが自然なため、まだ殺しに来たわけではなかったと見るのが※妥当だろう
※ただし、リョースケを見失い、「どこいった?」とゴローは言っているため、逃げ切れた可能性が高い
にもかかわらず突き落としているため殺意が高めにあったとも取れるので確定ではない
また、132話でニノがカミキヒカルに電話していたことからカミキ自身もどのような映画が作られているか認知している
にも関わらず、ニノが喋っていた内容はルビーが本物かどうか、である
果たして、彼は何を考え、何のために動いているのだろうか…
今後も注視していきたい