【散文詩】首の皮
夕方、一日の終わりに思うのは、今日も首の皮が繋がっているという事実。実感として当たり前だが首の皮が繋がっている。
それは今日も戦い抜いたというよりも、訳もわからず刀を振り回していたら何とか逃げ切れた様な感覚。
目的も無く、計画も無く、ただただ楽をしたい、ダラダラやりたいと、甘えん坊の精神を胸に、本気になることを知らず、腹も括らず、場違いの戦さ場に紛れ込んではわちゃわちゃと刀を振り回し、今日も漠然と首の皮が繋がっている事実を捉えて、特に思うところも無く、ありのままその事実だけを受け入れて眠る。