俺の心にドンズバな一曲 dodo-idee

※この記事は友人に送ったLINEを元に加筆修正を行い制作した。

今年一月にリリースされたdodoの3rdアルバム"again"は新鮮味が弱く感じられ少し惜しいアルバムという印象だった。

それから久しぶりにdodoから届いたニューシットは俺の心にドンズバな一曲となった。その名もidee(痛え)。読者の皆もお時間があれば、上のYouTubeのMVでも以下Spotifyリンクからでも聴いてくれると幸いである。そして更にこの記事にあなたの感想をを寄せてくれたら尚嬉しい。


変わらないようでいて着実に進化を続けるアーティストだと思う、dodoは。
まずはトラック。曇り空のようなギターの単音に最初は耳を奪われるが、今までこんなリズム刻むドラムパターンあったっけ?と驚かされる。

そして奇を衒わずに淡々と韻を踏み続けるライミング。
"again"から感じていたことだが、造作もなさそうにライムするものだから、リスナーである俺は初めは気が付かないが、よくもまあこんな簡単そうに韻を踏み続けることができるものだと感心してしまう。



「傷」というお題で曲を作るとしたらエモーショナルな曲調や歌唱になるアーティストは多そうだが、dodoのこの淡々ぶりときたら。
1stアルバム"inportance"を最後にエモーショナルな表現を排し、ネガティブを昇華するような曲が増えたのも、淡々と落ち着いてネガティブの原因が何なのかをはっきりと見つけ、どうすればそれを避けて、諦めずに続けるという選択肢を自発的に選ぶことができるかを考えての進化に思えてならない。
こう書いてみると自己啓発的で退屈な音楽のように思われてしまいそうだが、思わずフッとなるユーモアのあるリリックも忘れない。

言われる 「あっちいけ」 いや、一人でこっちに来た

dodo - idee

とりあえず、スポーツ刈りみたいになってもdodoちゃんはギャル。
これはマジだから。

最後にideeを聴いた友達のLINE返信を原文ママで載せてこの記事を締めくくる。

浅いところしか分からない俺としては同じスタイルを淡々と続けるストロングスタイルに見えるな。
ストロングスタイルってのは強情でなく「やり続ける」ということの難しさを乗り越え続けているという意味で。

ideeを聴いた友達の感想

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