エモファンじゃないけれど、ハッとしたメロディとうた。

 The Promise Ring – 30 Degrees Everywhere
 
僕のここ最近のリスニング事情は、Ele-kingを手引きにテクノをサブスクからディグるか、イーグルス『ホテルカリフォルニア』をコンポから鳴らすかのどちらかです。
 
そんななか今日はエモにいきました。
具体的なきっかけでもないんだけど、最近YouTubeでビートクルセイダースの公式チャンネルがMVをアップしているからです。
ビークルがエモかどうかはさておき、サブスクでLast Days Of Aprilの『Angel Youth』を流す。
LDOA、たぶん唯一CDを持っているエモバンドです。
 
うん、悪くない。
というか、良い。
でも、もっと俺好みな泥臭い音を出すエモバンドいないかな。
そんなことを考えながらサブスクのプレイリストを漁っていたら見つけました。
そのバンドこそがThe Promise Ringだったわけです。
 

The Promise Ring – 30 Degrees Everywhere 
 
バンドやアルバムの詳しい解説は割愛。
俺よりももっと情報を語れる人がnoteにもWebにもいるだろうし。
だから俺はノーライナーノーツでこのバンドのこのアルバムを語りたいと思います。
 
ど真ん中ストレートでこころに入ってくるうたとメロディ。
それが、プロミスリングのすべてだと思う。
 
ズッズッズッズッ ズズズッズ ズズズッ♪ というイントロのパワーコード(たぶん)に引き込まれなかったのなら、貴方に用はない。
M-1 Everywhere In Denverは泥くさロックのリトマス試験紙だ。
このギター、このスネアの音色、そしてこのボーカルのうたごえじゃなきゃ届かない、こころというのは確かにあって、それが打たれることによって、僕らはエモい!って感動するんじゃないかな。
 
なにせこのボーカルだよ。
ヘタウマとか以前に、明らかに声量が小さい。
 
M-2 Red PaintやM-3 Heart Of A Broken Storyなどの曲ではギターが爆音で鳴るところで、このうたごえを振り絞って、ギターとともにメロディを歌う。
 
グッと来ないわけはないだろう。
不器用でもこころにまっすぐ飛び込んでくる、うたとメロディ。
それがエモいってことじゃないかな。
 
細かいジャンルこそ違えど、Weezerやナンバーガール、銀杏BOYZを初めて聴いたことを思い出しました。
 
目的地もなく炎天下走り出したくなるサウンドです。
The Promise Ring、今一番CDが欲しいバンドかもしれない。


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