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強くあれ

事の発端は、
それは夕飯時
息子の空手の道着(下)がズボンがずり落ちるという話から、旦那が「じゃあゴムじゃなくて紐にするか?紐で結べば落ちないぞ」というところからはじまるのだが。

息子が紐が結べない!という話になり、
そこからそういや今時は紐のある靴を履かないねから紐結べる子供は少ないという話題になったのだ。

紐が結べない事に関しては私が教えてないというのもあるし、紐靴を子供に履かせる利点が見当たらないというのもあった。
紐靴は紐がほどけると踏んで危ないし、ほどけてなくても何か突起物に引っかかることもあり得る。履くのにも時間がかかる。とデメリットばかりである。ただ、指先を使うという利点はある。
何でもかんでも面倒くさがるのは良くないし…
ただ、私自身紐靴を履いて手先が器用になったためしはない。ので積極的に教えることをしなかった。

指先使うならあやとりでもいいんじゃない?みたいな話になって、息子が「あやとりできない…」と何だかなみたいな顔になり、まぁそこで私がいらんこと言ったのが悪かった。

「のび太は得意だぞ」

そう、ドラえもんののび太はあやとりと早撃ちが得意(すぐ寝るのも)。

そしたらさ、のび太より自分の方が劣ってると言われたと思い込んで

な…

泣きそうなんですけど(・∀・)

えー

え?そんなんで泣く?泣いちゃうの息子よ。
一応フォローしたのだが、時既に遅し。
本格的に泣きはじめてしまった。
いやさ、そんなんで泣くなんてとてもじゃないけど社会でやってけないよー、社会に出したら心壊されてしまうんだろうな…と心配しつつも、若干イラッとしてしまい、またいらん事を言ってしまった。

「あんたそこでのび太と比較されて泣くって事は、のび太を本当はバカにしてるってことだよ⁉︎」

だってそうじゃない。のび太より劣ってるで泣くという事は、そもそものび太の事を自分より下だと思ってるからそれが嫌で泣くわけで。それを自分で証明してしまってどーすんの。旦那に何とかせいと顔面指示を送ると旦那が、

「泣くんじゃなくて(あやとりができるなんて)のび太は凄いって思って欲しかったなぁ」

ナイスアドバイス。
ホントそう。のび太をバカにしていなければ、
のび太の特性に対して『凄い』と思うのが自然である。

しかし駄目だった。もうティッシュの山。
こんなんで大丈夫だろうか我が子は…。
こんな弱い心で。でもこれをどうにかするには私が強くならないとやっぱり駄目なんだろうなぁ。

というのも実は私もめっちゃ弱い。心身ともに弱い。今私は旦那の保護下にあると思ってるくらい、だからリアルでは誰とも基本話さない。家族以外話さない。外で働けないわけではないが外で働かないし、他の人と喋れないわけではないが人と関わらない。出かけることもあるし、公共の場に行く事もできるが心は完全に引きこもり♡
(´-ε-`)ウフ

でも旦那は強い。心身ともに強い。
怖い映像とか平気で見る。「怖くないの?」って聞くとビビってる自分が嫌なんだと。ウジウジしてる自分が嫌なんだと。だから怖い心霊映像とか見て睨み返すんだと(変なヤツ)
とにかく鬱とかメンヘラとかとは無縁の男である(ある意味頼もしい)

だから弱い自分でなくて強い旦那の背を見て育ってくれ…と願ってたのだが…駄目だった。

息子は私の弱い部分を見事に引き継いでしまっている。だから息子が強くなるにはどうしたって私が強くなるしかない、弱い私が証明するしかない…のだが。どうすりゃいいんだ⁇

とりあえず筋トレか…
とりあえず強くなれ自分
強くあれ自分

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