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休まん兎がザラに居る。亀の俺眠っててどうなる?

平素よりお世話になっております。
経営学部経営学科4年の松本遼です。

先日の引退ブログでは同期、栢野史也の大学4年間の振り返りが綴られており、身近でチームを支える彼の姿勢を見てきたからこそ、その苦労と想いが改めて伝わりました。

サッカーは少年を大人に、大人を紳士に。
という彼のブログの書き出しを見て、遡る事4年前の大学入試の待合室で不安そうな顔色を浮かべていた彼の姿を思い出し、4年越しの今、切磋琢磨してきた中でお互い成長できたことを感慨深く思います。


本題ですが今回のテーマは「引退ブログ」です。
19年間のサッカー人生の中でも、非常に濃い4年間を過ごせたという自負があります。
拙い文章ではありますが、時間の許す限り読み進めて頂けると幸いです。

2019年3月12日、高校を卒業して間もない時期に練習に参加する為に群馬県から2時間半電車に揺られて落合中央公園に向かってから3年半の月日が経過したと思うと時の流れが早く感じます。

3週間程前に東京都大学サッカーリーグ2部の最終節が終わり、4年間の公式戦に幕を閉じました。昨日、他会場の結果を受け、東京理科大学史上初の東京都大学サッカーリーグ1部への昇格が濃厚となり、一安心している最中です。

4年間を振り返ってみると、1年目から公式戦に出場させて貰い東京都大学サッカーリーグ3部優勝&昇格、年間最優秀選手賞受賞、東京都大学サッカー選抜を経験し、3.4年目にはゲームキャプテンを務め、2度目の年間優秀選手賞受賞、東京都大学選抜、そして最後に東京都大学サッカーリーグ1部昇格を経験することが出来ました。

19年間サッカーをしてきた中で、最も輝けたのが大学4年間と言っても過言ではありません。

3歳から現在に至るまで19年間継続してきたサッカーですが、最近ふと「自分からサッカーを取ったら何が残るのだろう」と考えます。

私が得意とする対人守備の技術や空中戦、ロングフィードが社会に出てから必要とされることは、プロサッカー選手の道を極める以外ではまずないと思います。

よく友人達に「遼はホント継続力があるな」と言われますが、これは19年間何不自由なくサッカーに打ち込める環境を作り続けてくれた両親や心から尊敬できる先輩方、共に切磋琢磨してきた同期、後輩たちの支えのおかげでしかありません。そして、私を取り巻く恵まれた環境の中でサッカーに没頭し続け「やめる」という選択肢を自分自身が作らなかっただけのことです。

しかし、これだけは自身を持って言えることは19年間のサッカー人生全ての時間に価値があり、今の私を形成している大部分が仲間と共にサッカーに没頭し続けた日々にあるということです。

「19年間のサッカー人生全ての時間」と上述させて頂きましたが、これは単純にサッカーボールに触れている時間だけではありません。

中学時代に柏レイソルJrユースからユースチームへの昇格を果たすことが出来ず悔しい想いをした経験。高校時代に2度の靭帯完全断裂を負い不完全燃焼に終わった経験。大学4年間を通して指導者不在の学生主体という組織の中でチーム作りをした経験。

挙げればきりがないですが、多くの挫折と僅かな成功体験を積み重ねてきた中で、目標に対して自分自身で行動を取捨選択し続けてきました。この中には、単純にサッカーをプレイしていない時間の方が確実多いです。

「ポジション争いに勝つ為に両親に撮影してもらった試合を繰り返し分析した時間」「怪我に苦しみ必死に身体作りをしてきた時間」「スパイクを磨いた時間」「練習後にスタミナをつける為に走り込みをした時間」

これらは一部に過ぎませんが、努力だと思ったことは一度もありません。

サッカーで成長する為
チームで掲げた目標に貢献する為
協力してくれる家族に恩返しする為

最終的に「こうなりたい」という姿に近づく為に自分は今何をするべきか? 3ヵ月後どの様な姿になっていることが理想なのか? を日々試行錯誤し、行ってきた「ごく当たり前の習慣」であり、それが全て19年間のサッカー人生に詰まっています。

しかし目標を設定し、ごく当たり前に行ってきたこの「習慣こそ」が私はすごい力を持っており、今の私を形成していると強く感じています。


「大学生は人生の夏休み」「大学生の時しか遊べない」という言葉を耳にしますが、この言葉の本質的な所は、学生最後の大学4年間は己の時間の使い方次第だと示唆している様に感じます。

様々な選択肢がある中でⅠ部体育会サッカー部を選択し、同士と共に4年間切磋琢磨し、目標に向かって本気でサッカーをできる環境は「大学生の時しか」ないです。

数ある選択肢の中から本気でサッカーをすると決意し、東京理科大学史上初の1部昇格を達成することが出来た同期、後輩達に心の底からありがとうと伝えたいです。

そして、最終学年として1部昇格という置き土産を残せたことを誇りに思います。
後輩達には来年度、さらに飛躍してもらいたいです。

私は来年から社会人として新たな門出を迎えますが、次の舞台でも輝けるように限られた時間の中で残り少ないサッカー人生に没頭し、また、社会人になる為の準備を始めていきたいと思います。

休まん兎がザラに居る。
亀の俺眠っててどうなる?

だから僕は今日も始発に揺られて朝練に向かいます。

次回の筆者は鷲崎将太です。4年間を通じて彼のゴールや気迫あるプレーには何度も助けられました。サッカーに対して情熱的で牙をむき続ける彼とはどこか似たような性格を感じます。ピッチ内で何度も衝突してきましたが、最終ラインを守る私と最前線で躍動する彼の闘志溢れるプレーが相乗効果となり、熱い試合を共に展開できたことにとても感謝しています。
そんな鷲崎将太の4年間を綴ったブログが楽しみです。乞うご期待ください。

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#東京理科大学

#東京理科大学サッカー部

#引退ブログ



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