最高の答え合わせ
平素よりお世話になっております。
理学部第一部 応用物理学科 4年の菊野絢太郎です。
はじめに
まず初めに、日頃より多大なるご支援をいただいているスポンサーの皆様、社会人スタッフの安形さん・荒川さん、OB・OGの方々をはじめ、いままで理科大サッカー部を支え、応援してくださったすべての方々に、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
また、たとえどんなに遠い試合会場でも応援に駆けつけてくれ、これまでの私の挑戦を支え続けてきてくれた家族に感謝を伝えます。本当にありがとうございました。
そして、これまで一緒に闘ってきた最高の仲間。
明るくて楽しい4年生のみんな、かっこいい先輩方、かわいい後輩たち、信頼のおけるマネージャー、愛すべきキーパーファミリー。
みんなが大好きです。
出会えたことに感謝!本当にありがとう。
スケさん
さて、前回の佳佑のブログでは、彼のなかの葛藤や心情の変化などが熱い言葉で綴られていました。
入部して間もない1年生の頃からトップチームに関わっていた彼が、実はトップとしての公式戦出場は無かったという事実を今回初めて知り、大変驚きました。
とはいえ、サタデーリーグのトーナメントに勝ち進むという快挙は、間違いなく彼の活躍によるところが大きかったと私は思っています。
そんな佳佑ともう一試合、一緒に闘えるように勝ち進みたかったな…
ただただ悔しいです。
チームのみんなもそう思いながら闘っていたはずで、同学年からも、後輩からも、みんなにそういった思いを抱かせるような佳佑はすごいな、と尊敬をしています。
きっと、佳佑の人柄がみんなをそうさせたんだね。
今でも、食卓塩と黄色いTシャツを見かける度に、佳佑のことを思い出します。
引退ブログ
この度は引退に際し、ブログを書く機会をいただきました。
チームで唯一、20世紀の世を知る最年長ゴールキーパーの拙い文章ではありますが、最後までお読みいただけると幸いです。
「理科大サッカー部での4年間を一言で表すなら何ですか?」
引退を少しずつ意識し始めていた9月の頭に、マネージャーからモチベーションビデオ作成のためのアンケートがあった。
実にシンプルで、本質を突いている問いに、しばらく答えが出せずにいた。
「自分にとって、理科大サッカー部で過ごした時間とはどんなものだったのだろう」と改めて見つめ直すなかで、ふと”答え合わせ”の時間だったんじゃないかという考えが浮かんだ。
自分はこれまで数えきれないほど多くの選択をして、理科大サッカー部に所属をしてきた。
入学前に練習参加をするため、思い切って連絡をしてみたり、
練習時間が始発でも間に合わないことや、レベルの高い先輩方のプレーに驚きつつも入部することを決心したり、
楽しそうな誘いを断ってでも、本気のサッカーに自分なりに工夫をして向き合ったりと、数え始めたらきりがない。
そしてそれは、なにも大学時代の話だけではない。
周りに笑われながらも、勇気を出してサッカー部に入部した中学入学時の選択。
つらくて何度も辞めることを考えながらも、自分のサッカー愛を信じて最後まで部活を続けた高校時代の選択。
いま振り返ってみれば、これまで積み重ねてきたそれらすべての選択が大正解だったと思えるような、そんな最高の4年間だった。
そう思えてからは、3時50分に飛び起きて4時37分の始発に乗る生活も、うまくいったりいかなかったりするサッカーのプレーも、なんだかワチャワチャしながらみんなと話す時間も、より一層愛おしいものに感じられてきたのだ。
そうした思いが引退してからではなく、引退する前に、しっかりと噛み締めながら実感できたことを大変ありがたく思っている。
後輩たちへ
最後は引退ブログらしく、後輩のみんなへのエールを添えて終わりにしたいと思います。
日々、信じられないくらいの努力をし続けているみんなに言えることなんて俺からはないけど、2点だけ。
すでに実感しているひと、そうでないひと、いろいろいるかもしれませんが、実は今みなさんは理科大サッカー部という最高にすばらしい集団に所属しています。
これ本当です。保証します。
学生主体で様々なことをやって、学校の課題もこなしながら身体もつくって、早起きして…なんてことができるメンバーの集まりは、非常に貴重なものだと思います。しかも、そのみんなが同じ志をもっているなんてなおさら。
なので、理科大サッカー部として過ごす時間を、ステキな仲間たちを、いまよりもっと大切にしてみてください。
そしてもう1点、「いつも誰かが自分の行いを見ている」と意識して過ごすようにしてください。
自分の行いというのは、“善いこと”も“悪いこと”もです。
サッカーを本気でやっていれば、ときにはイライラして何かにあたりたくなることもあるかもしれません。その気持ち、とってもよくわかります。自分もそうなので。
しかし、そうした思いを抱けるのも、そこに有り難い環境があってのこと。
常に周りのひとや道具・グラウンド等に「ありがとうございます。」と感謝する気持ちを忘れないでいてください。そうした心持ちでいることが、何かラッキーなことにつながるはずだと私は信じています。
この先、何が起こるかなんて誰にも分りません。入部当初の自分に、トップチームで公式戦に出るチャンスがあるぞと伝えたら間違いなくびっくりすると思います。
それくらいラッキーな何かが、みんなにもきっと起きるはずです。
1部リーグの舞台、めいっぱい楽しんで、思う存分暴れてきてください!応援しています!!
次回は”あの男”…
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、みんなの”さのゆう”こと佐野湧哉くんです。
どんなことがあっても部に在籍し続け、おそらく理科大サッカー部史上最も多くの部員と同学年になった彼が引退を迎えて何を思うのか、
というか、そもそも彼は引退するのか?
あれ?これ4年のブログだよね??
とっても気になる彼の引退ブログにご期待ください。