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無地

気づけばここは何もない真白な場所になっていた。うぅ、頭がいたい。。。。。そういえばきのうは部長に無理やり飲み会に誘われて、美咲ちゃんの結婚した話とか、課長と受付の女の子が付き合っていた話で盛り上がってその勢いで、部長に日本酒を無理やり飲まされて・・・あぁ。もう何も思い出せないや。そんなことは置いといて一体ここはどこなんだ?床?の材質はよくわからないけどとにかくやわらかくてふわふわしてる。しかもこんなところに何も書いていない無地のメモ帳と黒い筆が落ちている。でもなんでこんなところに?きっと悪い夢でも見ているんだな。うん、きっとそうだそうに決まっている。そうじゃなきゃこんな場所がどこにあるってんだ。早く起きないと・・・・・。あれ?全然起きれない。どうしようこれはもしかして。。。いやそんな話はうそに決まっている。とにかくこのメモ帳と黒いペンでここから脱出しろってことかな?でもいくら歩けどすべて真っ白だな。もうどのくらい歩いたのだろう?足は全然痛くもかゆくもないし。疲れている気もしない。そういえばぼくは二日酔いしやすいのに全然しないや。まあ、暇だしメモ帳みたいなものに絵でも書くか。カキカキ、スラスラ、よしできた。少し病んでいるのか、人が別かれる絵を描いた。そのころ地上では多くの人が相手の悪いところしか見なくなり、疑心暗鬼になって人と関わらない人が多くなってきた。じゃあ次はカキカキ、スラスラ、次に書いたのは地球のようなものが紙くずになる絵を描いた。すると地上ではプラスチックが海岸に多く打ち上げられ少しでもそのプラスチックを飲みこんでしまった海の生き物たちは海上に浮かんで氏んでいた。しばらくして僕はまた絵を描いた、それは真っ黒な何かが揺れている絵だった。そして地球では多くの山が崩れ落ちて緑が少なくなっていた。もうこのページには書くところがないため次のページを僕はめくった。するとそこには僕がいるはずの地球が書かれていてそこには変わり果てた姿の地球があった。その時、僕はいきなり頭が痛くなった。それからどれだけたっただろう。僕が目を覚ますと、周りにはたくさんの海の生き物や山々の緑が僕の目には映っていた。やっと気が付いた、ぼくは泥酔したまま道路に出て車にOかれたことを、そうだ。僕はOんだんだな。あまりいい心地はしなかったが何となく納得できた。なぜならば昔このようなうわさを聞いたことがあったからだ。ある日なくなってしまった人が僕のおじいちゃんのところに現れてこう言ったそうだ。俺は今メモ帳と黒い筆を見つけたのだが、その者に触ろうとすると酔っぱらった人の声が聞こえて、それは本当の神ィでぇある私のものだ、しかしなぜか分身か消えてなくなり意識だけがここにいるのだ、本当の分身に近いO体をこちらへ転送させているのだがなかなかいなくて、そのメモ帳に何かを描けた者が私の分身だと友の神が言っているのだ。そういわれて何かを描こうとしたがうまくいかなかった。しかし神が協力してくれたお礼にもう一度息を吹き返させてくれた。という噂を。僕はふと気が付いたこのメモ帳のようなものに絵が描けたのなら僕はもしかして神の分身なのではないかと。しかし誰の声もしなかった。それもそのはず事故にあったときに予備として神が用意した肉体と神の分身である僕とが入れ替わってしまったからだ。             


うわー!ここわどこなんだ?この荒れ果てた世界私の分身と意識がそろえば戻せたかもしえないのに。なぜ民は誰一人として私と顔を合わせてくれないんだ?私は神だぞ?む?もしかして。。。 

2021/07/17                                               無地   No,1

続編あり。

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