嫌いになってしまう前に引くことが大事
という事を"fate/grand order"というアプリで再認識した。再認識というか「いくら欲しいものでもこれ以上追いかけちゃいけない」と言い聞かせたといったほうがいいかもしれない。
”fate/grand order " 通称fgoは過去の記事でも書いたのだが、私が遊んでいる唯一のスマートフォンゲームである。
今回のイベント「ぐだぐだ超五稜郭 殺しのサインはM51」で実装された上杉謙信と土方歳三(とその他サーヴァント)。歴史上の人物として両者とも大好きなので、「絶対に出したい!ちょっとやそっと課金額が張ろうともFGOだったら仕方ない!」と躍起になったはいいものの、ある一定の金額を超えてもどっちも出てこない。ぜんっぜん出てこない。
冠婚葬祭や車検などで既に大金を使って、お財布スッカラカンの私の心も流石にしんどくなってきたので、無課金で聖晶石を集める日々を送った。やっとこさ90個分の無料石を集めたはいいものの、すべて融かして爆死。(多分土方歳三だけでも300個くらい使ってる…。)
その後、「へんっ。いいさいいさ。君はそんな奴だったもんなFGO。それにしてもなんでこんなに出てこないんだろう。ガチャの確率バグってるんじゃないのか。運営はヤクザか」などひとしきり愚痴った。
しかし、怒りの感情なんてそんな長く続くものでもなく、ふと「そういえば、なんでこんなにムキになっているんだろう。」と冷静になった私はあることに気づいた。
「私の好きな上杉謙信も土方歳三も、歴史上の人物として好きなわけであって、ゲーム内のキャラクターとして欲しいという欲求は、別になくてもいいんじゃね」という事だ。
そして、「結局いくらお金をつぎ込もうと出てくるのはイラストカードじゃない。かわいい女の子とかかっこいい男とかの。それだけだよ」といった友人の言葉もセットで脳内再生された。
最初は楽しい気持ちで追い求めていたものも、手に入れるまでの代償が大きすぎたり、明らかに理不尽な気持ちに苛まれれば嫌いになってしまうもの。だから、嫌いになる前に引き返すことが大切だ。
私はFGOが好きだ。だけど、そこに5万だか10万だかつぎ込んでしまうのは違うのだ。言い方は悪いが、博打はあくまで、自分の給料や貯金をよく考慮したうえで楽しむものだ。
嫌いになってしまうのが嫌だから、自分の中でこれ以上は使いたくないという金額の上限を決めておく事はとても大切だ。
・・・・・・という、ガチャ爆死が悲しかったという話でした。以上。