令和6年科目A問3 メモリアクセス時間(キャッシュメモリと主記憶装置)
今回は令和6年科目A問3ヒット率の問題をやっていきます。
問題は下記になります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162918362/picture_pc_601c3af68a11b1cc1b8bb410c2fa5cdb.png?width=1200)
引用元IPA 公開問題
https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/sg_fe/koukai/eid2eo0000007g1d-att/2024r06_fe_kamoku_a_qs.pdf
まず問題文を見ていきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162918664/picture_pc_63f0518bd1b6ecea5593d923169efdb3.png?width=1200)
CPU XとYがあり、それぞれ実行して、両者の処理時間が等しかった。とあります。
なので、「CPU Xを用いた処理時間 =CPU Yを用いた処理時間」が成り立ちます。
続いてヒット率の公式に当てはめてみます。
ヒット率の公式は、下記です。
・平均実効アクセス時間=キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率+主記憶のアクセス時間×(1ーヒッ卜率)
ヒット率がわからないため、ヒット率を「P」と仮定します。
「CPU Xを用いた処理時間 =CPU Yを用いた処理時間」に当てはめると下記になります。
40×P+400×(1-P)=20×P+580×(1-P)
40P+400-400P=20P+580-580P
580P-400P+40P-20P=580-400
180P+20P=180
200P=180
P=0.9
よってイの0.90が正解になります。