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ただ誰にも理解できない事を
世界の真理かのように掴みたかった
星の光がすでにこの世にないものなら、
何をもって光とするのでしょう
見つけたものは抱きしめてしまえ
自分にないものをねだるのはやめた
このままにすればいい
進むこともできなくなる
いつからかドアノブを握ることも怖くなる
でも厄介なことに考える衝動は止まらない
この心臓も
不安定な世界を見ないようにして
痛いことも外に移して
誰が何を思うかなんて他人には分からない
予想にもしていなかった情熱として燃える
誰に見えるというのか
青い空に向かって過ちを投げた理由も
祈りを妨げた理由も
いつか忘れがたみとして
貴方の手の中に残るだろう
たとえ貴方に命よりも大切なものが贈られたって
それは消えないのだから
何者にでもなれたからこそ
私は感じたの
止めることがどれほど難しいか
手を握り返してもらうことが
どれほど奇跡に近いのか
誰も知ろうとしなかった
血を絶やすな
世界を飲みこめ
何者にも心を明かすな
見失った子よ
言い聞かされた時を捨てて
今自分の足で立つ時なの
鋭くガラスのように裂けた心を
放っておかないで
今見ているものは
貴方のまっすぐな頃をなくした弱い
寂しさを紛らわすための嘘
でもやっぱり貴方には分かる
その瞳が揺れているから
手を握ろうと抱きしめようと
その手を伸ばそうとしているから
何度でも呼んでいい
私の名前を覚えておいて