QAエンジニアから色々あって萬屋に
おまえらこんばんは、1日ぶり2回目の鶴岡です。
テンションがあがっている今しかないと思い、例によってノリと勢いで飲みながら書いています。
今日はQAチームを立ち上げてから今日にいたるまでの話です。
はじまり
2015年に1人目のQAエンジニアとして今の会社に入社しました。
当時は社員が15名(内、開発エンジニアが5名くらい)だったと思います。
会社の規模も小さく、オフィスももちろん小さく、会議室なんてただの仕切りがある状態なので会議の内容がだだ漏れでした。
そんな状況でQAエンジニアとして目の前のチケットのテストをしつつ、OPメンバーの対応などを近くで聞きつつドタバタな毎日を過ごしていました。
まずびっくしりしたのは、バグを見つけたときに
「ナイスQA!ありがとー!」って言われたことがうれしすぎて、ちょっと泣きそうになってました←
開発エンジニアもQAがいることのメリットを感じてくれて、チームとして迎えてくれているのが本当にうれしかったです。
ある日、会議室で社長がこういうことをやりたいんだよねーってポエムを語っているのを聞いて、開発エンジニアとその場に突撃してそれを実現させるためにあーでもないこーでもないって話をしていたのを覚えています。
そこでは、QAエンジニアだからーという雰囲気を一切受けなかったことがうれしかったりしました。
みんな会社のビジョンに共感して入社しているので、役割関係なく、良いプロダクトをつくりたいって気持ちが強かったんだと思います。(もちろん今も)
みんなの想いや知見を共有しつつ、ものづくりができる現場は最高でした。
越境1(QAとディレクション)
そんなこんなで、まず社員のみんなが大好きになりました。
そこで気づいたことは、みんななんかめんどくさいことを何かしら抱えているということで。自分もめっちゃめんどくさがりなので、自分もみんなももっと楽になれないかなーという想いが強くなりました。
良いプロダクトを作るのはいいんですけど、ユーザーに幸せを届ける前に、OPや開発や営業など、社内の人が幸せにならないプロダクトは良いプロダクトって言えないんじゃないかなーって(ちょっとくさいね?)
社内で、開発やOPや営業やその他の誰かがすごく疲弊していたら、良いプロダクトを作るための活動はうまくまわらないのではないかなーって思ったですよ。
そこからディレクション的な仕事をし始めました。
周りのみんなの仕事を知って、そのみんなが楽になる、もしくは妥協点を見つけるということを考えて動き始めました。
もちろん自分の未熟さもあって、未だに完璧にはできませんが、周りのみんなに支えまくってもらっています。
越境2(ディレクターからスクラムマスターへ)
そんなこんなで2年半くらい仕事をしつつ、社外活動でJaSST Tokyoの実行委員などをさせてもらったりなんだり新しいことに挑戦してきました。
んで正式にディレクターという肩書きが追加され、いまの「QA兼ディレクター」という役割でお仕事をしています。
ディレクターとして仕事をしつつ、色んな勉強会にお邪魔してたんですけど、とあるところで「プロダクトマネージャー」という役割の方と知り合いまして、その方に勧められて「pmjp.slack.comオフ会」に参加したのが去年の7月です。
プロダクトマネージャーの方のLTを聞いて感じたのは
「やだ、私も同じこと考えてるぅぅうううう!!!」
ってことでした。
最高のプロダクトをユーザーに届けたいって気持ちは役割関係なく想っていることなんだと気づけました。
そこからの加速がすごくてですね、
XP祭りに参加して「アジャイル」を知り、その日の夜の飲み会でDevLOVEの越境ひろばでのLTが決まりwww
ノリと勢いとお酒のおかげで視野が一気に広がりました。
そんな良い体験をしつつ、社内ではちょうどとあるプロジェクトでチームのみんなから開発するならアジャイルが良さそうだよねーという話があがったわけですよ。
で、スクラムマスターはもちろん社内にいないので、私がやる!ということになりました。
そこからアジャイルを学びました。
「アジャイルをすることが目的にならないようにね」っていう弊社CTOのしつこいくらいの助言をもらいつつ、導入をすすめました。
大事にしていたことは、「チームのみんなで学びながら考えて選択する」ということで
たとえば、ふりかえりをするにしても、ふりかえりの仕方ってたくさんあるみたいだよーってことを私から情報提供しますが、その中でどれを選択するかはチームのみんなで決めました。
みんなで楽して楽しく開発を進めたかったからです。
私はみんなの気持ちがわからないので、押し付けないようにすることは意識していました。
越境3(スクラムマスターから萬屋へ)
えっ
えっ?
そうなんですよ、私いまスクラムマスターやってません!w
アジャイルを導入してからスクラムマスターの方にjoinしてもらって、今はその方たちにお仕事を引き継ぎ済みです。
私自身がスクラムチームにどっぷりハマれる状況じゃなくなったということが理由でして。(ちょっとさみしい)
もちろん会社の状況もありますけど、
大好きなみんなが最高のパフォーマンスを出せる環境をつくりたいって気持ちがつよくなったってことが一番です。(そうしたらきっと良いプロダクトがつくれるはず。)
なので最近は視座を上げつつ、
先に待ち構えている大規模開発のことを考える仕事だったり、DevとBizのつなぎ込みだったり、プロダクトのあるべき姿や提供価値を新規事業チームと描く仕事だったり、インナーブランディング活動をマーケチームと一緒にやったりしています。
もはや私は何をする人なんでしょう?(真顔)
まぁそんなこんなで楽しく仕事ができているわけです。
自分の役割関係なく目の前やその先の課題を解決するために活動してたら萬屋になりました、という話でした。
お酒もなくなったのでもう寝ます。
おしまい。