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見えチヌの釣り方 ~基本中の基本~

見えチヌを釣る手順は、チヌに気付かれない様に近付き竿を振ってカニを着底させた後に、自然に動いている様に見せたカニをチヌに発見させて喰わす事が安定した数釣りを行う基本と考えています。
この一連のプロセスの中で、見えチヌを釣るために重要なカニを打った後のカニを誘って気付かせるまでの方法について解説します。

チヌがカニを発見した様に誘う

一般的な釣りの誘いは、エサを魚に気付かせるために、魚の視野にエサを近付ける方法ですが、チヌの場合は、この方法だと経験的に見切って逃げる確率が高くなります。
例えは、護岸壁やシモリなど、周囲に障害物がある場所の底に居るチヌ狙いでは、チヌの視野にカニを打って、沈むカニ気付いた場合は、自然界でも考えられる事なのでチヌは危険を察知せず近付いて喰います。しかし、周囲に障害物が無い砂地の底のチヌ狙いで、チヌの視野にカニを着水させて沈めてカニに気付くと、不自然な場所で沈むカニに警戒し、観察してから見切って逃げます。この様な不自然な動きをさせて何度も逃げられた経験があります。
そこで、チヌの動きを見ながら気付かれない様にカニを打って、チヌが気付きそうで気付き難いポイントにカニを着底させて、カニが自然に動くようになってからチヌに気付かせる事ができるようになって、喰わす確率が一気に高まっています。

チヌに気付かれない様にカニを近づけるシーン

チヌとカニの動きをとらえた映像

実際にどのように誘うか、チヌにカニを近付ける方法に成功して喰わしたシーンと、カニの近付けに失敗したシーンの2つをまとめた動画をYouTubeに投稿していますので紹介します。
1つ目の釣ったチヌは、移動するチヌの動きと、チヌに近付けるカニの動きを撮影できています。カニを移動して着底させたポイントを見れば分かりますが、チヌから見え易い場所に移動するのではなく、チヌからカニが見え難い場所に近付けて着底させている事です。
2つ目の逃げたチヌは、チヌが居る目の前にカニを落とした時に、チヌは何か物体が落ちて来てビックリして逃げたが、何か落ちたのか確認するためにUターンして近付くが不自然なカニの動きに見切って逃げたと思われます。

動画から分かる事

カニをチヌから見え易い場所に近付けると危険を察知して逃げるため、絶対やってはいけない事がわかります。
チヌは洞察力が高く、不自然に動くカニを発見すると危険を察知して逃げる確率が高いです。
チヌの目の前にカニを打って喰う場合もありますが、そのケースは大半捕食スイッチが入っていると考えています。

動画の紹介

誘うカニの動きとチヌがカニに気付き喰う両方の光景を初めて撮影できまして、カニをチヌの後方に近付けると、チヌが気付き振り返って近付いて喰う光景が見えます。

チヌにカニを発見させた打ち方で7連発

チヌがカニを発見した様に見せるカニ打ちを安定してできると、短時間に面白い様に数釣りを楽しめます。
一例として、瀬戸内では石積みの駆け上がりにアオサが生える1月~5月頃に、アオサが生えている層に居るチヌに、狙いチヌを絞って数釣りを楽しむ釣り方をYouTubeに投稿していますので紹介します。

狙うチヌ

満潮前後で、石積みに生えているアオサ層の水深が0.5から1m程度に移動せず、アオサなどを喰うため留まっているチヌが釣り易いです。水深が2m以上深い場所や、表層に浮いているチヌは釣る難易度が高くなりますので狙いません。

狙うチヌを絞り短時間い数釣りを楽しむ

チヌの警戒度とカニ打ちの関係

水深が浅い石積みの水際や護岸壁の表層などに居るチヌは警戒心が高く、水深が深くなると警戒心は薄くなるようです。
また、カニ打ちでチヌに気付かれない様にカニを着底させるためには、浅い方が早く着底できるため断然有利です。
この相反する課題について試行錯誤した結果、0.5から1m程度に居るチヌが釣り易いと考えています。

釣り方

チヌの後方からカニを近づけてチヌの横にカニを着底して数秒待つと、チヌがカニに気付き振り返って喰ってきます。

石積みに居るチヌにカニ発見させて喰わす方法

カニ打ちの注意点

カニをチヌから見え難いポイントに近付けるときに、光の屈折による錯覚によって、狙った着底ポイントより手前に着底してしま事が発生します。科学的な説明は割愛しますが、狙ったポイントにカニを着底できない場合は、遠目にカニを打ってカニを沈めながら竿操作で狙った着底ポイントに誘導します。

動画の紹介

真冬に河川の石積みで見えチヌを1時間で7連発したシーンを全て見せます。
これはまぐれで無く、釣行前のデータ分析による傾向や、竿を出す前の調査から想定内の釣果です。
どうやって釣るか、これだけ押さえれば喰う攻略法を最後に図解します。

まとめ

見えチヌ釣りにおいて、チヌがカニを発見した様に見せかける釣り方は、石積みに限らず砂地やゴロタ場など様々な場所で釣る基本中の基本になります。
この釣り方を安定して出来るようになると、見えないチヌ釣りより数倍の釣果を短時間に実現できるようになります。
 
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