見出し画像

プロフィール

音楽活動やアートの道への断念、精神的に落ち込む日々


幼少の頃より歌うことが好きで、高校卒業後ボーカルレッスンに通い始め、26歳の時に某ボーカルコンテストで最優秀賞を受賞、アメリカ留学の切符を手にする。
同年に渡米、ニューヨークにてヴォイストレーニングを受ける。
帰国後はさまざまなバンドのボーカルを務めるほか、地元のゴスペルグループの歌唱指導も行う。

そうして長年続けてきた音楽活動だが、年々情熱を感じられなくなり、惰性で続けていた現状に嫌気をさしていたころ、「点描曼荼羅」と出会う。

最初は趣味で描いていたが、だんだんとのめり込むようになり、講師活動のほか、個展開催や海外出展などで制作活動が多忙を極めるようになる。
悩んだ末に全ての音楽活動を休止し、点描曼荼羅で本格的にアートの道へ進もうと思っていた。

そんな矢先、原因不明の体調不良で制作活動が出来なくなる。
病院でさまざまな検査をしても異常はなく、「自律神経失調症」と言われる。

普段の生活を見直し、ストレスを減らすよう心がけてみても一向に体調は改善されず、だんだんと精神的にも落ち込むようになっていった。何もする気が起こらず、人と会うのも面倒になり、ただ一日を終えることだけで精一杯な日々が2年ほど続いた。

何もしたくない、何もする気がない状況の中で、「このままじゃいけない」という思いと「今はしっかり休むべきだ」という思いを行ったり来たりしながら、「自分は何の価値もない人間なんじゃないか」と思うようになる。


ワークにて「自己受容できていなかった自分」を知る


そんな時、知人から「モーニングページ」を勧められる。
モーニングページとは、作家/ディレクターのジュリア・キャメロンが、著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい』の中で提唱している「創造性を見つけるためのワーク」のひとつ。

毎朝、起きてすぐに何でもいいからノートを3ページ埋めるというワーク。(日本語は情報量が多いので1ページでも構わないとのこと)
これに何の意味があるのか?とも思ったが、知人はすごい変化があったと言うし、自己啓発や成功哲学の本などでも思いを紙に書き出すことを推奨しているので、とにかくやってみることにした。

書き始めて2ヶ月ほど経ったころ、自分の勝手な思い込みや卑屈な性格、弱い部分などを思い知り、すべては「自己受容できていなかった自分」が招いた結果だと気づく。

その後も様々な気づきがあり、その度に精神面が少しずつ安定していくのが分かった。
不思議なことに、気持ちが軽くなると体調も以前よりずいぶん改善されていった。


Webライターに転身したきっかけと現在


こうして、モーニングページを書き始めるようになってから、何もやる気のなかった自分に少しずつ変化が現れ、「何か新しいことを始めてみよう」という気持ちが芽生える。

これまで、ただただ自分の好きなこと、楽しいと思うことばかりをやってきたが、どれも中途半端に終わり、ふわふわとしていたので、しっかり地に足のついたことをやりたいと思うようになる。

そんな時、ふと「webライター」が頭に思い浮かんだ。
今思えば、あの思い付きは神様やご先祖様などの見えない力が後押ししてくれたのではないかと思う。
以前より良くなったとはいえ、まだ本調子ではないので、以前のようにあちこち飛び回って活動するのは正直難しい。そんな現状にwebライターはぴったりだと思った。

早速クラウドソーシングサイトで、未経験の私でも書けそうな案件を探し執筆を始めると、ありがたいことに、継続案件が決まるようになった。


「寄り添う言葉で発信」自分の使命と新しい未来へ


体調不良の原因は今でも分からないままだが、年齢的な不調に加え、これまでの疲れやストレスが一気に出たのだろうと思う。

おそらく私はHSS型HSPの要素があるのだろう。
好奇心旺盛で外交的だが、内向的な面もあり、人と会うとどっと疲れが出る。

そんな私が自分のキャパ以上の行動をしていたのだから、体調不良になるのも当然だ。しかし自分ではキャパオーバーと思っていなかったから、たちが悪い。気持ちと行動の溝が埋まらなくなった結果の体調不良だったんだと思う。

現在は、心や体の声に耳を傾けながら無理のないようにwebライターの仕事が出来ている。
執筆に煮詰まることもあるが、以前とは比べものにならないほど精神的に安定していることがとてもありがたい。


物質的には豊かになったが、心の不調を訴える人が増えた現代。
経験者の私だからこそ、そんな人に寄り添い、励ますことができるのではないかと思い、現在はメンタル心理カウンセラーの勉強も少しずつ始めている。

直接カウンセリングをすることは今は考えていないが、言葉で発信していけたらと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?