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【合格体験記】PL-300 Power BI Data Analyst Associate

1. はじめに


こんにちは。Turtleです。
少し前ですが、2023/06/22に「PL-300 Power BI Data Analyst Associate」を受験し、無事一発合格しました。(813/1000 点)

合格するとこのような証明書を取得できます

筆者は受験当時、顧客のデータ利活用を推進するSIerに勤務しており、BIツールについてはある程度馴染みがありました。
しかし、Power BIについては製品理解のために少し触ったことがある程度で実務経験が無く、体系的に学習し理解を深めるために本資格を取得することに決めました。

本記事では、Microsoft Power BI を用いてデータをモデル化、視覚化、分析するためのビジネス要件と技術要件に沿った方法とベストプラクティスを提示することを証明する「PL-300 Power BI Data Analyst Associate」の試験内容と、実際に行った学習内容について説明します。

2. 試験内容


2-1. 前提知識

Microsoftの試験公式サイトには、「受験者に求められること」と「Power BI データアナリストがどんな人材か」についてそれぞれ以下のように記載されています。

【受験者に求められること】
この認定資格の受験者には、利用可能なデータを操作し、特定分野の専門知識を応用して実用的な分析情報を導く能力が求められます。 次のことを行う必要があります。
・理解しやすいデータの可視化を利用して、意味のあるビジネス価値を提供します。
・他のユーザーがセルフサービスの分析を実行できるようにします。
・使用できるようにソリューションを展開して構成します。

【Power BI データアナリストってどんな人?】
Power BI データ アナリストは、ビジネスの利害関係者と密接に連携してビジネス要件を特定します。 エンタープライズ データ アナリストやデータ エンジニアと共同作業して、データの特定と取得を行います。 Power BI を使って、次のことを行います。
・データを変換する
・データ モデルを作成する
・データを視覚化する
・アセットを共有する
Power Query の使用と Data Analysis Expressions (DAX) を使用した式の作成に習熟している必要があります。またm データ品質を評価する方法を把握しています。 さらに、行レベルのセキュリティやデータの機密性など、データのセキュリティについて理解しています。

2-2. 試験概要

試験概要は以下に記載の通りです。

  • 受験料:21,102円(2024/6/25 現在)

  • 問題数:ランダム(受験時は70問くらいだった気がします)

  • 合格ライン:1,000点満点中700点以上

  • 試験時間:120分

  • 受験方法:オンライン

  • 受験資格:特になし

  • 難易度:中級

2-3. 出題内容

以下に記載の通りです。詳細は公式リファレンスをご確認ください。

  • データの準備 (25 - 30%)

  • データのモデル化 (25 - 30%)

  • データの視覚化と分析 (25 - 30%)

  • 項目のデプロイと保守 (15 - 20%)

3. 試験準備


A. Microsoft Learn|ラーニングパス
無料で学習できるラーニングパスが用意されています。
この内容を一通り学習することを強く推奨します。Microsoft Learn上の仮想環境で行う演習(45分)が多数含まれているので、実際に操作しながら学習を行うことができます。

B. Microsoft Learn|練習問題
無料で受験できる練習問題が用意されています。
ラーニングパスで学んだ知識が定着しているかを確認することができます。ランダムで50問出題されるので、繰り返し受験して安定的に8~9割取れるようにしておきましょう。

C. Passnexam
無料で受験できるWeb上の問題集です。
全部で364問ありますが、180問を超えたあたりで課金してくれとせがんできます。「課金せずに制限された機能で続ける」を選択してもその先の問題を見ることはできませんでした。
難易度的にはちょうど良いくらいかと思います。3-2でご紹介した練習問題よりは実際の試験に近いと感じました。

D. Udemy
資格試験対策で定番のUdemyにも練習問題がいくつか存在しています。
私は↓の問題がとんでもない安売りをしていたので試験当日に買って急いでやってみました。
難易度は実際の試験より高めです。 全4回ありますが、全ての回で50%くらいでした。試験当日に実施したので不安になりましたが、レビューを見ると実際の試験より難しいと言っている方が多数いたので安心しました。
こちらは正直買う必要が無いかなという感想です。とはいえ説明も詳しく、サンプルの.pbixも複数あるので、じっくり学習する時間がある方にはオススメです。

E. 書籍
「そもそもPower BIってなに?」という方はまずはじめに一度体系的にPower BIの基本を学んだ方がよいかもしれません。
私が持っている書籍を2冊紹介します。手元に持っておくとさっと開いてリファレンス代わりにできるのでオススメです。

F. Microsoft Learnの検索ワード整理
試験中にMicrosoft Learn(公式リファレンス)を検索して閲覧することができます。
ほしいリファレンスを瞬時に表示できるように、どのような検索ワードを入れたらよいかを事前に整理しておくとよいでしょう。私はここを怠ったので試験では苦労しました。
↓のページの「Microsoft Learn の検索」にワードを入れてほしい記事が出てくるかを確認してみてください。

4. おわりに


本試験の学習を通し、Power BIについて体系的に理解することができました。実務経験が無くても丁寧に学習すれば十分に合格が狙える試験となっています。

これから受験される方の背中を少しでも押すことができれば嬉しいです。

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