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初めての高円寺・個展と古書(2023/02/11)

Twitterには一度に4枚までという制約があり、Instagramでは10枚まで載せられるけど縦長か横長のどちらかにしか出来ないというよく分からない制限があり、撮ったものをご紹介するのにはこういうブログ的な場が最適であるような気がしてきた。

ということで昨日リチャード君さんの個展にお邪魔しましたというお話です。

高円寺は行ったことがなかった!と思う。なんか、西の方にあるイメージで遠そうだったんだけど、簡単に行けました。意外。

着くと何やら警察が沢山いました。護送車も5台以上は見た。あんなに集まってるの見たことない。どれに乗ってるか分からないようにしてる?ってことは誰か大物が運ばれてたんだろうか。古着ギャングの元締めか。

駅の裏側では反戦集会をやっていたり、広場では魚肉ソーセージとか何かそういうものを地べたにいっぱい広げて安く売っている人など。

昨年は個展というものにいくつか行きましたが、いずれも開催場所は原宿で。あそこは駅前の交差点からもう人がごった返し、目的地までは歩道を少し歩いていくだけなんだけどその間も遥か向こうまで行列が見える。そんな街。なので高円寺は同じようにオシャレタウンでありながら結構これは毛色が違うなと実感した。

さて、個展に到着。時刻は18時前。ちょっと遅くなってしまいました。その理由は手前で足止めを食らっていたからなんだけど、それはのちほど。

CLOUDSというカフェとギャラリーが一体になったスペースです。そういった場所は初めてだったので少しオロオロしかけましたが、コーヒーを飲みながら絵を見ることに。

テイクフリーのポストカードに、購入したステッカーを添えて。

8番のコーヒーを注文。酸味は無い方がいいと言ったら2つ候補を挙げてくださいました。こちらはフルーティーな感じのものだということで。美味しかったです。

他にお客さんの居ないタイミングだったので1人でこの空間を堪能出来ました。

リチャード君さんの絵をどういう経緯で知ったのか覚えてないのですが、カメラロールに保存してあるものを見た感じでは、出会いは2020年の暮れ頃なのかな?という感じです。

その後イラストというもの全般に関心を持つようになったきっかけだと思っています。その上で1番好きなイラストレーターさんです。

そういえば昨年suzuriでTシャツも買いました。流石に2月に半袖を着て行くわけにはいかなかったけど。

東京での個展は2年ぶりとのことなので、自分が知ってからは初めてなのかもしれないです。去年秋に池袋パルコのイラスト全館ジャックという企画があった際にも絵を見ることが出来ました。

今回展示会という形でゆっくりと楽しむことが出来たので良かったです。


個展に行く道中で古書即売会なるものをやっていました。屋外に置いてあるものをざーっと見た感じそこまで惹かれない雰囲気だったのですが、何やら結構賑わっていたため、これは気兼ねなく物色できそうだなとぶらり進入。

買ったものがこちらです。

色々と興味のあるトピックに関するものをちらほらと選びました。この即売会、あまり広くないスペースで行われていたのですが、かなり沢山の本や資料を売っていました。戦前の雑誌とかもすごく多かった。
そういうものを前にして、古本を漁るのにもリテラシーのようなものが時には必要だなあということを思いました。
価値のあるものや、自分にとってかねてより気になっていたようなものが実は目の前にあったとしても、その大部分を見落としてしまう、見落としてしまっているのだろうなあというモヤり。
それはタイトルの旧字体だとか、本全体の色褪せなどのコンディション不良が当たり前みたいなところで、それらが目の前に広がった時に目が情報を拾いきれないというような。洋書コーナーの前に立った時と近いものがあるかもしれない。
実際は邦題を知ってる作品があるのに、目の前にアルファベットがずらーっと並んでいて、本の感じもペーパーバックっていうようにちょっと普段手に取るものとは見た目から違っていて、背表紙に書かれた題名も文字の書かれる方向が日本語と違うから読みにくくって脳が識字を雑に行ってしまう、みたいな。

リテラシーってのはまあ純粋に昔の雑誌の名前を知ってるとかそういう知識面もあるのだけど、こういう古書を視界にどれだけ入れたことがあるかという場馴れみたいなものも、いい本との出会いには必要かもしれないといった具合です。

そんな中、菊池寛のやつは僕のリテラシーでも拾うことが出来ました。でもこれ、KindleのUnlimitedに入ってた笑

あと面白いなと思ったのはこれです。

はくさん漫画。
はくさんは白山で、東洋大学の漫研が出してた部誌というか、まあ漫画雑誌です。僕が買ったのはvol.10で、確か相当な冊数が置いてありました。それに1冊150円と安かったんですが、これ結構な厚みで重さもあるので1つだけにしておきました。

目次を見てもらえば分かるように、参加人数もページ数も賑わってる感じです。まあ、漫研の部誌とか他に一切見たことないから相場を知らんのですが。
奥付には1984年という数字があります。いやこれよくこんな綺麗な状態で残してあったなあ。

あとこれは作者の自己紹介ページをいくつか。こういうの、昔のドラクエ四コマ漫画劇場とかに既視感ある〜。あれも半分素人の集まりみたいな感じだったし、同じ文化のフォーマットなんでしょうかね。
1963年生まれと書いてある箇所があって、自分の父親の10個上かあ〜、今60歳か〜と思うととても不思議な気分になります。まさかこんな全く縁もゆかりも無い2020年代の大学生のもとに渡るとは、これに携わった誰にも想像つかないですよね。

ちなみに数ある中からこの1冊にしたのは、なんかちょっと百合っぽいシーンがあったからです。


さてさてこのnote、ずっと下書きにありました。2023年の2月12日からずーっと。さっきGoogleフォトが「2年前の今日」と題して個展の写真を見せてきて、そんで思い出したわけです。なので本文中の過去を表す語句はその執筆時点でのものです。「昨日個展に行った」というのは2023年2月11日のことですよと。まあいいですね。
あっ、それからInstagramには10枚しか載せられないってのも今となっては誤りですよね。20枚まで行けます。縦横の縛りは変わってません。
こういう下書きホント大量にあるから今年は少しずつ放出していきたい…

この日、かえりに本屋に寄ってスラムダンクの最後の2巻を買って帰りました。当時ずっと実家に置いてあった父親の漫画をなんか今更のように読み出して(ほかには『北斗の拳』)、スラダンめっちゃおもろいやん!となったのに何故かウチには29巻までしか無く、続きは自分で買いました。なんて本屋かは覚えてないけど、Googleマップで調べて店内の写真とか見た感じだと、文禄堂ってとこかなあ。
そんでバスに乗って帰って、足元にレジ袋ごと置いて降りてしまった。降りた直後に気づいて、バスの番号とか、どこで乗ったどこ行きのやつなのかとか急いで把握してソッコーで営業所に電話して2時間か3時間後には無事戻ってきてくれました。この時の対応、我ながら超スムーズだったなあ。まあ焦ったけど。

そうそう、レジ袋には財布も入ってたんですね。遊びの帰りらしく見事に小銭ばかりだ。

結局、東京に下宿した4年ちょいで高円寺に行ったのは後にも先にもこの時きりだった。
ステッカーは今も、スマホケースを綺麗に飾ってくれています。

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