オスカープロモーションの若手女優によるポジション争奪戦
毎年恒例のオスカープロモーション晴れ着撮影会が今年も無事に行われた。この晴れ着撮影会は、大手芸能事務所「オスカープロモーション」がイチ押しする若手女優が勢ぞろいする恒例行事で、立ち位置をめぐって事務所内で熾烈な争いを繰り広げている。
2007年
選抜メンバー
福田沙紀(17)
→センターポジション。ドラマ『拝啓、父上様』や『ライフ』などの作品に出演。林丹丹(18)
→2006年の第11回 全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞。高部あい(19)
→舞台『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』で初主演を務め、ドラマ・バラエティ・グラビアと幅広く活動。
2007年に初めて(?)オスカープロモーション晴れ着撮影会が行われ、マイナビニュースでは福田沙紀・林丹丹・高部あいが“オスカー三人娘”と紹介された。
2008年
選抜メンバー
福田沙紀(18)
→Wセンターポジション。所属事務所が制作に関わった映画『櫻の園』で初主演を務め、特別出演として米倉涼子・菊川怜・上戸彩が出演。他にもドラマ『だいすき!!』や舞台『フラガール』などに出演。林丹丹(19)
→ドラマ『交渉人 〜THE NEGOTIATOR〜』で女優デビュー。忽那汐里(15)
→初参加にして福田沙紀とWセンターポジション。江崎グリコ「ポッキー」のイメージキャラクターとしてCMに出演し、キレキレのダンスが話題となった。武井咲(14)
→初参加。映画『櫻の園』で女優デビュー。福田沙紀・忽那汐里と共にタカラトミー「Hi-kara」のCMに出演。専属モデルを務めるファッション誌「Seventeen」で初の単独表紙を飾った。
不選出となったメンバー
高部あい(20)
→ドラマ『コスプレ幽霊 紅蓮女』で初の連続ドラマ主演を務めた。
2009年
選抜メンバー
福田沙紀(19)
→Wセンターポジション。映画『ヤッターマン』でヒロイン役を演じ、ドラマ『ゴーストフレンズ』、『メイド刑事』でそれぞれ主演を務めるなど若手女優として活躍。林丹丹(20)
→ドラマ『ゴッドハンド輝』などに出演。忽那汐里(16)
→ドラマ『メイちゃんの執事』、『魔女裁判』などに出演。ドラマ『7万人探偵ニトベ』では初の連続ドラマ主演を務めた。武井咲(15)
→Wセンターポジション。この年に高校進学をきっかけに上京。ドラマ『オトメン(乙男)』に出演。ファッション誌「Seventeen」で3度の表紙を飾った。河北麻友子(18)
→初参加。2003年の第9回 全日本国民的美少女コンテストでグランプリおよびマルチメディア賞を受賞。工藤綾乃(13)
→初参加。この年の第12回 全日本国民的美少女コンテストでグランプリおよびモデル賞を受賞し、わずか数ヶ月後での参加となった。
2010年
選抜メンバー
福田沙紀(20)
→4年連続でセンターポジションを獲得。舞台『つばき、時跳び』で主演を務め、ドラマ『SPEC』などに出演。忽那汐里(17)
→映画『ちょんまげぷりん』や『BECK』などに出演。武井咲(16)
→ドラマ『GOLD』に出演。河北麻友子(19)
→ ミニドラマ『美向上計画 〜鈴木凛子、20歳〜』で主演を務めた。工藤綾乃(14)
→映画『劇場版 怪談レストラン』で初主演を務めた。剛力彩芽(18)
→初参加。2002年の第8回 全日本国民的美少女コンテストで落選し、ファッション誌「Seventeen」の専属モデルや女優として活動。宮﨑香蓮(17)
→初参加。2006年の第11回 全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞。この年に映画『育子からの手紙』で初主演を務めた。
不選出となったメンバー
林丹丹(21)
→ドラマ『10年先も君に恋して』や『秘密』に出演。
2011年
選抜メンバー
忽那汐里(18)
→最終回が40%を記録したドラマ『家政夫のミタ』に出演。武井咲(17)
→Wセンターポジション。ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』でブレイク。『アスコーマーチ! 〜県立明日香工業高校行進曲〜』で初の連続ドラマ主演を務めた。河北麻友子(20)
→『ヒルナンデス!』や『世界の果てまでイッテQ!』に出演するなどタレントとしてブレイク。剛力彩芽(19)
→Wセンターポジション。1月期ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』から4クール連続で出演し、「日経トレンディ」が選ぶ“今年の顔”に選出されるなどブレイク。宮﨑香蓮(18)
→ドラマ『家族法廷』に出演。小芝風花(14)
→初参加。イオン×オスカープロモーション ガールズオーディション2011でグランプリを受賞。
不選出となったメンバー
福田沙紀(21)
→4年連続で選出されていたが、事実上の勇退となった。工藤綾乃(15)
2011年は河北麻友子・武井咲・剛力彩芽がそれぞれ女優・タレントとしてブレイクし、武井・剛力・忽那によるオスカー三人娘が誕生した。
2012年
選抜メンバー
忽那汐里(19)
→第85回 キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞、第66回 毎日映画コンクール スポニチグランプリ 新人賞を受賞。武井咲(18)
→ Wセンターポジション。3クール連続でドラマの主演を務めた。ファッション誌「Seventeen」の専属モデルを卒業。河北麻友子(21)
→ファッション誌「ViVi」の専属モデルとして活動開始。宮﨑香蓮(19)
→ドラマ『GTO』に出演。剛力彩芽(20)
→ Wセンターポジション。バラエティ番組『奇跡体験!アンビリバボー』の4代目MCに就任。小芝風花(15)
吉本実憂(15)
→初参加。2012年の第13回 全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞。小澤奈々花(13)
→初参加。2012年の第13回 全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞。
2013年
選抜メンバー
忽那汐里(20)
→映画『許されざる者』での演技が高く評価され、翌年の第37回 日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。武井咲(19)
→センターポジション。タレントCM起用社数ランキングで首位を獲得。河北麻友子(22)
宮﨑香蓮(20)
→ドラマ『35歳の高校生』に出演。剛力彩芽(21)
→「友達より大事な人」で歌手デビュー。小芝風花(16)
吉本実憂(16)
→アイドルグループ「X21」としても活動開始。井頭愛海(12)
→初参加。2012年の第13回 全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。アイドルグループ「X21」としても活動開始。本田望結(9)
→初参加。この年にオスカープロモーションに移籍。
不選出となったメンバー
小澤奈々花(14)
2014年
選抜メンバー
忽那汐里(21)
武井咲(20)
→センターポジション。ドラマ『戦力外捜査官』で主演を務め、今作が俳優デビューとなったEXILE TAKAHIROと後に結婚。河北麻友子(23)
宮﨑香蓮(21)
→ドラマ『ゼロの真実 〜監察医・松本真央〜』に出演。剛力彩芽(22)
→映画『L♡DK』にヒロイン役で出演し、山﨑賢人の壁ドンが話題に。小芝風花(17)
→映画『魔女の宅急便』で初主演を務めた。ドラマ『GTO』に生徒役で出演。吉本実憂(17)
→ドラマ『獣医さん、事件ですよ』で女優デビュー。小澤奈々花(15)
本田望結(10)
髙橋ひかる(13)
→初参加。2014年の第14回 全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞。水沢エレナ(22)
→初参加。2013年にオスカープロモーションに移籍し、武井咲が主演を務めるドラマに立て続けに出演。
不選出となったメンバー
井頭愛海(13)
2015年
選抜メンバー
忽那汐里(22)
→日本とトルコの合作映画『海難1890』でヒロイン役を演じた。武井咲(21)
→センターポジション。河北麻友子(24)
→太田胃散のCMに出演。宮﨑香蓮(22)
→舞台『三匹のおっさん』で中村梅雀の娘役を演じた。剛力彩芽(23)
小芝風花(18)
吉本実憂(18)
→映画『罪の余白』でヒロイン役を演じた。小澤奈々花(16)
本田望結(11)
→映画『ポプラの秋』で初主演を務めた。髙橋ひかる(14)
→代々木ゼミナールなど3社のCMに出演。花岡なつみ(19)
→初参加。2014年の第14回 全日本国民的美少女コンテストで音楽部門賞を受賞し、2015年に鬼束ちひろ楽曲提供で歌手デビューを果たした。
不選出となったメンバー
水沢エレナ(23)
2016年
選抜メンバー
武井咲(22)
→Wセンターポジション。河北麻友子(25)
→バラエティ番組で活躍する一方でドラマ『白鳥麗子でございます!』で初主演を務めた。剛力彩芽(24)
→Wセンターポジション。小芝風花(19)
吉本実憂(19)
→EXILEメンバーが総出演する映画『HiGH&LOW 〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜』にヒロイン役として出演。本田望結(12)
髙橋ひかる(15)
→映画『人生の約束』で女優デビュー。藤田ニコル(18)
→初参加。バラエティ番組でブレイクを果たした。岡田結実(16)
→初参加。この年にオスカープロモーションに移籍。是永瞳(21)
→初参加。2016年の第1回 ミス美しい20代コンテストでグランプリを受賞。
不選出となったメンバー
忽那汐里(23)
→2008年から8年連続で選出されていたが、事実上の勇退となった。宮﨑香蓮(23)
小澤奈々花(17)
花岡なつみ(20)
2017年
選抜メンバー
剛力彩芽(25)
→センターポジション。小芝風花(20)
→ドラマ『マッサージ探偵ジョー』でのコミカルな演技が話題となり、ブレイクのきっかけとなった。吉本実憂(20)
→女優業と並行して行なっていたアイドルグループ「X21」を卒業。本田望結(13)
→単発ドラマ『探偵少女アリサの事件簿』で初主演を務めた。髙橋ひかる(16)
→人気女優の登竜門でしられている高校サッカーの応援マネージャーに就任。藤田ニコル(19)
→ファッション誌「Popteen」の専属モデルを卒業し、「ViVi」の専属モデルに。岡田結実(17)
→映画『傷だらけの悪魔』で女優デビュー。是永瞳(22)
→ドラマ『ドクターX 〜外科医・大門未知子』で女優デビュー。井頭愛海(16)
→2013年以来、4年ぶりに返り咲いた。NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に出演。井本彩花(14)
→初参加。2017年の第15回 全日本国民的美少女コンテストでグランプリを獲得。
不選出となったメンバー
武井咲(23)
→2008年から9年連続で選出されていたが、ドラマ『戦力外捜査官』での共演をきっかけにEXILEのTAKAHIROと結婚し、妊娠を発表したため事実上の勇退となった。河北麻友子(26)
→2009年から8年連続で選出されていたが、事実上の勇退となった。
2018年
選抜メンバー
小芝風花(21)
吉本実憂(21)
本田望結(14)
髙橋ひかる(17)
→初のセンターポジションを獲得。女優のみならずタレント・モデルとしても活動し、ファッション誌「Ray」では単独表紙を飾った。藤田ニコル(20)
岡田結実(18)
是永瞳(23)
→ドラマ『ハゲタカ』に出演。井本彩花(15)
玉田志織(16)
→初参加。2017年の第15回 全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。高校野球のセンバツ応援イメージキャラクターに就任。宮本茉由(23)
→初参加。2016年の第1回 ミス美しい20代コンテストで審査員特別賞を受賞。ドラマ『リーガルV 〜元弁護士・小島遊翔子〜』で女優デビュー。川瀬莉子(21)
→初参加。2018年の第2回 ミス美しい20代コンテストでグランプリを受賞。
不選出となったメンバー
剛力彩芽(26)
→2010年から8年連続で選出されていたが、事実上の勇退となった。この年は某実業家との交際で注目を浴びた。井頭愛海(17)
2019年
選抜メンバー
小芝風花(22)
→初のセンターポジションを獲得。『トクサツガガガ』で初の連続ドラマ主演を務め、以降はオスカープロモーションを代表する若手女優に。吉本実憂(22)
本田望結(15)
藤田ニコル(21)
岡田結実(19)
→バラエティ番組で活躍する一方で『私のおじさん 〜WATAOJI〜』で初めて連続ドラマ主演を務めた。是永瞳(24)
井本彩花(16)
→高校野球のセンバツ応援イメージキャラクターに就任。宮本茉由(24)
→ドラマ『監察医 朝顔』に出演。川瀬莉子(22)
→ドラマ『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』で女優デビュー。井頭愛海(18)
→2017年以来、2年ぶりに返り咲いた。尾碕真花(19)
→初参加。ドラマ『騎士流戦隊リュウソウジャー』でヒロイン役に抜擢された。
不選出となったメンバー
髙橋ひかる
→2014年から5年連続で選出されていたが、体調不良で休業していたため不選出となった。
2020年
選抜メンバー
小芝風花(23)
→2年連続でセンターポジションを獲得。ドラマ『妖怪シェアハウス』で民放の連続ドラマ初主演を務めた。吉本実憂(23)
→映画『透子のセカイ』で第9回 ニース国際映画祭 最優秀外国映画主演映画賞を受賞。本田望結(16)
→高校サッカーの応援マネージャーに就任。井本彩花(17)
宮本茉由(25)
井頭愛海(19)
尾碕真花(20)
髙橋ひかる(19)
→2018年以来、2年ぶりに返り咲いた。本田紗来(13)
→初参加。本田望結の妹。
不選出となったメンバー
藤田ニコル(22)
→2016年から4年連続で選出されていたが、事実上の勇退。岡田結実(20)
→2016年から4年連続で選出されていたが、この年にオスカープロモーションを退社した。是永瞳(25)
川瀬莉子(23)
選抜入り回数ランキング
1位 10回 小芝風花(※更新中)
2位 09回 武井咲、吉本実憂(※更新中)
3位 08回 忽那汐里、河北麻友子、剛力彩芽、本田望結(※更新中)
4位 06回 宮﨑香蓮、髙橋ひかる(※更新中)
5位 04回 福田沙紀、藤田ニコル、岡田結実
歴代センター回数ランキング
※Wセンターも含む
1位 7回 武井咲(2009年、2011年~2016年)
3位 4回 福田沙紀(2007年~2010年)
3位 4回 剛力彩芽(2011年、2012年、2016年、2017年)
4位 2回 小芝風花(2019年、2020年)
オスカープロモーションといえば、2019年12月の忽那汐里を皮切りに2020年1月に草刈民代、3月に米倉涼子・ヨンア・岡田結実、4月に長谷川潤、8月に剛力彩芽・堀田茜・福田沙紀・紫吹淳、10月に森泉と所属タレントが相次いで事務所を退社していった。そのため事務所を代表する女優が少なくなっているのが現状である。今後、若手女優がどのように伸びていくか注目していきたい。